http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/710.html
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菅内閣では閣僚の失言など舌禍事件が後を絶たない。鳩山由紀夫前首相は自身のあまりに軽い言葉のツケで自滅したが、菅内閣ではスポークスマンであるはずの仙谷由人官房長官が率先して「実に珍妙な詭弁(きべん)をろうして」(公明党の東順治副代表)は謝罪や発言撤回を繰り返す。柳田稔法相の国会軽視発言も含め、たがが外れた閣僚の言動の数々は政権末期の様相だ。
「仙谷氏に厳重注意をするのは誰なのかとブーメランにならないことを願っている。閣内や党内で誰が厳重注意するんでしょう?」
新党日本の田中康夫代表は17日の記者会見で、仙谷氏が柳田氏に厳重注意したことについて皮肉った。
実際、仙谷氏は陳謝の常連だ。野党時代に自身も「新聞報道によると」と繰り返し質問していたにもかかわらず、野党議員から新聞報道に基づいて事実確認をされると「最も拙劣な質問方法だ」と反論をして謝罪に追い込まれた。
経産官僚が参考人として国会で答弁した際も「彼の将来に傷を付ける」と恫喝(どうかつ)し、これまた陳謝した。「盗撮発言」でも発言を撤回しており、柳田氏に注意できた立場ではない。
菅直人首相自身は、官僚がつくったペーパーを読み上げ安全運転を心がけているため失言は少ないが、仙谷氏がそれを補い余りある問題発言を続けている。
北沢俊美防衛相も負けてはいない。9、10両日の衆院予算委では、それぞれ永住外国人への地方参政権付与問題に関する過去答弁と、沖縄県知事選をめぐる公明党軽視発言で2日続けて陳謝した。
「検事は誰が任命するか聞いても分からなかった」(自民党の石破茂政調会長)とあきれられる柳田氏は論外だが、岡崎トミ子国家公安委員長の答弁もしどろもどろで心もとない。
「仙谷総理大臣!」
17日の参院予算委では、前田武志委員長もこう誤って指名する場面があった。それだけ内閣における存在感が大きい仙谷氏は平成3年8月の衆院予算委で、法律を恣意(しい)的に解釈して切り抜けようとした政府側を厳しく追及していた。
「こういうのをまさに法匪(ほうひ)というのだ。法律をもてあそぶことになるのだ」
それが今では、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件という国家の外交・安全保障問題で、刑事訴訟法の規定を持ち出し、あくまでその枠内で説明しようと躍起だ。政権の「言葉」が揺らぎ続けている。(阿比留瑠比)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101117/plc1011172357029-n1.htm
◇
自民・石破政調会長「柳田発言は言語道断」 :読売新聞
柳田法相が「国会軽視」ととれる発言をした問題が、菅政権の新たな火種になりつつある。
自民党は柳田氏ら複数の閣僚の問責決議案を参院に提出する構えを見せており、菅政権は苦境に立たされている。
17日の参院予算委員会では、自民党の衛藤晟一氏が柳田氏に「自ら出処進退を明らかにするよう勧める」と辞任を迫った。
柳田氏は「思慮の足りない発言を改めておわびする」と謝罪を繰り返した。
柳田氏の発言は、地元・広島市での会合で14日、「法相は二つ(国会答弁を)覚えておけばいい。『個別事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づき適切にやっている』だ」というものだ。
自民党の石破政調会長は17日の記者会見で、「発言は言語道断でお話にならない。職を辞していただくのが国家のためだ」と批判した。
自民党以外の野党からも「菅首相の任命責任も問われるべきだ」(みんなの党の渡辺代表)などの声が相次いだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101117-OYT1T01181.htm?from=main1
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