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民主党の看板施策である事業仕分けの成果がいまひとつ上がらず、かつての勢いが失速しつつある。3日目を終えた「再仕分け」では、仕分け人の判定に府省側が激しく反発。財源掘り起こしの期待は薄く、一般の関心にも陰りが見え、「仕分けも賞味期限切れ」と指摘する声も。内閣支持率が急落する中、「切り札」の事業仕分けも不発に終われば、菅直人首相は一段と難しい政権運営を迫られかねない。
「われわれの指摘だけでは限界がある。結果の実現には首相が政権の命運を懸けるつもりで取り組まなければ駄目だ」−。17日の作業終了後、府省側の抵抗に遭遇した民間仕分け人の一人はこう語り、肩を落とした。
これまでの仕分けは主に自公政権でつくられた予算や制度が対象。しかし政権交代から1年たった今回は「民主党政権でも税金の浪費はあってはならない」(蓮舫行政刷新担当相)として、菅内閣の新成長戦略に沿ってまとめた2011年度予算の概算要求に切り込んだ。
政府の一員である行政刷新会議が、他省の要求を公然と批判する構図となり、仕分け人である民主党の枝野幸男幹事長代理は「民主主義の前進だ」と言い切る。しかし、各府省の政務三役は「難癖以外の何物でもない」(篠原孝農林水産副大臣)などと抵抗。これを切り崩すには首相の強い指導力が欠かせないが、首相が仕分けをめぐり強い指示を出す場面は見られない。
一方、再仕分けは16日までに53事業を精査したが、判定をすべて実施しても削減可能な予算額は300億円程度。政府の一部で期待された1兆円規模の財源ねん出は望めそうにない。一般来場者も前半2日間で計1400人に届かず、4日間で5000人超を集めた前回の特別会計の仕分けから大きく減少した。
「結果が実現する保障もない。再仕分けこそ税金の無駄だ」(江田憲司みんなの党幹事長)とも批判される中、仕分けの結果をどう役所側に実現させていくか。蓮舫担当相や仕分け人らは最終日の18日、今後の仕分けのあり方を議論する。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010111700930
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