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大阪 御堂筋デモ 市民が訴える「大阪宣言」の会のデモにご参加の皆様
三井環(元大阪高検公安部長)
法務・検察の原点が崩壊したのは平成13年10月末である。当時の原田検事総長が、当時の
加納駿亮大阪地検検事正に対する裏金作りの犯罪の刑事告発に対し「嫌疑なし」と裁定したうえ「けもの道」を選択したのだ。裏金作りは検察では公知の事実である。
「真っ黒」な事件を「真っ白」にしたのである。逆にいえば、検察が暴走すると「真っ白」
な事件を「真っ黒」にすることもできる。検察は、やろうと思えば何でもできる。
それを検察が自ら実証したのだ。「嫌疑なし」としたことは原田検事総長らに「犯人隠避罪」が成立する。村木事件で前田恒彦主任検事がフロッピーディスクを改ざんし、その犯人を隠避したとして佐賀副部長、大坪特捜部長が逮捕・起訴された。まさしくその土壌は原田検事総長が、裏金作りを「嫌疑なし」として「犯人隠避罪」を犯したのと同じである。
「けもの道」とは他界した後藤田正晴元大臣が名付けた。いわゆる原田検事総長と松尾邦弘事務次官、古田祐紀刑事局長が後藤田事務所を訪ね「加納人事が承認されないと裏金問題で検察がつぶれる」と泣きを入れたといわれる。
法務・検察が小泉政権に擦り寄って、貸し借りを作る。これは法務・検察が政権に対して取るべき道ではない。「人」が取る道ではなく、「けもの」が取る道、もしくは「邪道」である。法務・検察の組織的な年間6億円にも及ぶ裏金作りの犯罪が公表されるならば原田検事総長以下現職幹部検事約70人の懲戒免職、国民からの刑事告発、使った金の国の返還となったのである。それを恐れた原田検事総長は「嫌疑なし」として「けもの道」を選択した。
歴史に残る法務・検察の世紀最大の汚点なのだ。
原田検事総長と森山真弓法務大臣は「検察の裏金作り事実無根、そもそも存在しない」と記者会見で国民に大嘘をついた。
それが出発点になって、社民党保坂展人議員、鈴木宗男議員の法務委員会での追及でも「裏金は一切存在しない」と虚偽答弁をして現在に至るも裏金作りの犯罪をひた隠しにする。犯罪組織が犯罪をひた隠しにするのである。
政権はその弱みを利用する。その後の特捜検察は「けもの道」による影響が、ある事件では捜査を打ち切らざるを得なくなり、ある事件では政権与党が法務・検察を利用する。
小沢幹事長をめぐる政治資金規正法事件にも影響を与えている。
村木事件では、特捜部が虚構のストーリーを作り最後まで暴走する。あげくの果てに証拠隠滅、犯人隠避などの犯罪を犯して「真っ白」な事件を「真っ黒」とするために有罪立件へと突き進む。法務・検察が組織的な裏金作りの罪を犯し、ひた隠しにする、その構図は同じではないか。
法務・検察の隠ぺい体質の原点は、「けもの道」にあるといえよう。
法務・検察が本来の使命を果たすためには、組織的な裏金作りの犯罪を認め、国民に謝罪し、使った金を国に返還する以外にない。
そのためには、多くの国民が立ち上がらなければならない。大手マスコミが法務・検察と一体になって、裏金作りの巨額犯罪を報道しないため国民の多くはこれを知らない。
多くの国民に知ってもらうためにも、全国各地で抗議デモをするなどして国民に訴えよう
ではありませんか。
皆様の御力添えにより、大阪御堂筋デモが盛大に行われますよう御祈り申し上げます。
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