(回答先: 「控訴をすすめたい」。死刑判決あと、裁判長異例の発言（ぶれた意味は?） 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 11 月 17 日 01:08:38)

　裁判を市民にわかりやすくするはずだったこの制度。いつのまにか、目的がいわれていたものとすりかわっているのに気がついた人はどれくらいいるだろう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~（引用ここから）
　
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101116/trl1011162206020-n1.htm
　
【初の死刑判決】「一つのハードル超えた」元東京高裁判事の川上拓一早大法科大学院教授（刑事訴訟法）
2010.11.16 22:05

　元東京高裁判事の川上拓一・早大法科大学院教授（刑事訴訟法）の話「法定刑で死刑が定められている罪名がある以上、裁判員裁判でも死刑判決が出る可能性はあり、裁判員裁判の直面せざるを得ないハードルを一つ乗り越えたといえる。検察官は永山基準を引き合いに求刑し、裁判員はそれを前提にして従来の裁判と変わらない判決を出した。裁判員が冷静に判断した結果といえる。裁判員の方々には、お疲れさまと言いたい」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~（引用ここまで）
　

コメント

01. 無段活用 2010年11月17日 16:51:59: 2iUYbJALJ4TtU : PG1nqWSNAg > 検察官は永山基準を引き合いに求刑し、裁判員はそれを前提にして従来の裁判と > 変わらない判決を出した。 ならば、裁判員がいなくとも、裁判官が永山基準と被告の改悛の情とを天秤にかけ て判決を出せばいい。わざわざ裁判員が仕事を休んで裁判所に出向く必要はない。 この学者はどこかで勘違いをしているのかもしれない。法律は知っていても世間を 知らない裁判官が、そのためにゆがんだ判決を出さないようにチェックするのが、 裁判員の存在意義だったはず。 ただ、このために裁判員制度の目的はすり替わったとはいえないと思う。 外国人弁護士参入拡大、法科大学院制度の導入による法曹の大量生産とセットで、 日本に米国のような「事後調整」型の訴訟社会を持ち込み、日本人が古来から尊重 してきた「和」の精神を壊すのが、裁判員制度の当初の目的だ。「年次改革報告 書」で要求されてきたことの一つであり、つまりは、米国による日本潰しの一環で ある。 裁判員は市民目線で裁判に参加するので、国民が裁判に親しみ、訴訟を起こすこと に対する心理的なハードルが下がることが期待される。 ただ、近年の司法界の状況を見ていると、この目論見がうまくいっているようには とても見えない。 まず、法曹の資格に値する人材がいない。そのため、司法試験の合格率が当初の予 測をかなり下回っているが、司法当局には、人材の質を落としてまで、法曹を大量 生産する考えはないようだ。また、現時点ではまだ断言できないが、裁判員裁判の 報道を見ても、国民にとって裁判が身近になってきているとは思えない。 そして、何よりも、検察の不祥事や、冤罪を容易に作り出せる裁判のあり方などが 明るみ出て、司法そのものへの不信が高まっている。 一連の司法改革は、目論見通りの結果を得られないように思える。もちろん、一国 民として、それは歓迎できることではあるが。

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