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『小沢と刺し違えても検察を守る!』
大林宏・東京高検検事長(現検事総長)は決断した。
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/11/post_48ff.html
検察は、どう転んでも損しないように、常に万全の策略を準備する組織だ。我国の俊秀が揃っているということでは疑う余地も無いが、ひとたび組織防衛に走れば・・・
高知白バイ事件など、多くの冤罪事件では検察審査会の「強制起訴」が必要です。今、検察トップ、大林宏検事総長の策略に気付いた国民から義憤の声が巻きあがっている。
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【大林宏検事総長の策略とは】
厚労省村木さんの事件で、最高検が前田・佐賀・大坪検事らを検挙したのは、既に三井環氏からの告発があり、此れを不起訴にしたところで、検察審査会による「強制起訴」が免れないからだ。
そうなれば検察は立ち直れない程のダメージを受け、一気に検察不要論が国民から湧きあがる可能性すら否定できない。。。と、最高検・大林宏検事総長が腹を括ったもの。
昨年5月の検審の権限強化、「強制起訴」権限の取得は、国民の大きな武器になったが、検察には目の上のたんこぶ。しかし、これを逆手に取って利用したのが大林宏検事総長だ。
三井氏曰く、「今の大林検事総長は、私と司法修習生の同期。裏金にどっぷり浸かってきた男ですよ。犯罪者が、身内の犯罪を裁けるか? できるわけがない」。。。
郵便料金不正事件関連の事案まで、最高検が直接検挙に動いたことはなかった。
同期・大林宏検事総長の心を見透かし、大阪地検特捜部長・大坪の起訴(つまり、)を視野に入れて最高検に告発状を提出した三井環氏の快挙と言える。
ところが、この告発を自ら受けて立った最高検の判断の速さは唸らせるものがあった。既に、今年1月頃から前田のフロッピー改ざんを知っていたふしのある、最高検首脳による周到な準備の存在が覗える。。。昨年5月の検察審会への強制起訴権限付与を踏まえ、ありとあらゆる対応シュミレーションを準備してきたと言うことであろう。
つまり、存続の危機に瀕している検察の最高幹部にとって、前田・佐賀・大坪ら大阪地検特捜部(西回り)検事の逮捕は「トカゲの尻尾切り」であり、最高検を頂点とし東京地検特捜部を心臓とする検察組織の死守に躍起になっていると窺い知れる。
それだけ、検察審査会が得た「強制起訴」という国民の権利が強大だということだ。
マスコミはあまりこの事情を取り上げない。。。検察のリーク情報で飯を食う既存マスコミの限界だ。
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【最高検・大林宏検事総長の罠に嵌まるな!】
諸氏既知のとおり、そもそもの事の始まりは、小沢一郎氏が検事総長の人事に関し国会承認制度の導入を考えていることを公表していたから・・・
検察は、歴代、法務省事務次官経験者が東京・大阪の高検検事長を務めて後に検事総長を拝命する人事を確保してきたが、法務省事務次官人事は一定法務大臣たる政治家の影響を受け入れざるを得ない。
これに加えて、検事総長人事に国会承認が必要となれば、かの日銀総裁人事のように政治の専横を許す事となりかねない。組織の命脈にかかわる大事である。
その小沢幹事長が支える鳩山政権が、今夏の参院選に勝利して本格化すれば、
『民主・小沢は必ず検察人事に手を突っ込んでくる。。。』
自民党政権下では阿吽の呼吸で測れた政権との距離が今や計測不能・・・ 当時の樋渡利秋・検事総長と、大林宏・東京高検検事長(現検事総長)は決断した。
『小沢と刺し違えても検察を守る!』
東京地検特捜部による、小沢氏の秘書を務めた石川知裕衆院議員らの政治資金規正法違反容疑での逮捕は、参院選の半年前!その後のニュース報道の熾烈さは容易に想像がつくところであって、政治への影響は計り知れない。
これまで、政治日程に配慮してきた検察首脳の焦りが手に取るように伝わる異例づくしの暴挙だった。
大林宏・東京高検検事長は、野党・自民党の焦りと、民主党内の反小沢グループ(現在の菅総理・仙石官房長官・岡田幹事長・前原外相・枝野福幹事長ら)の思惑を読み切っていた。
なりふり構わぬ大勝負ではあったが、勝算はあった。「風を吹かす」(マスコミへの情報リークを武器に世論を操作すること)は、検察のお家芸でもあったからだ。
大林宏・東京高検検事長は、賭けに勝った。検察の人事権を政治家に奪われないようにするため、小沢氏を政権与党の権力者から引きずりおろして、2010年6月17日検事総長の椅子に座った。。。
検察がその気になれば何でもできるとは思っていたが、まさかここまであからさまな政治介入をするとは・・・
このように、今の菅政権は、小沢一郎氏と検察首脳との雌雄を決する対決の、まさに「漁夫の利政権」であるから、グループとしての政治的成熟度を欠いている。ここの政治家が右往左往するだけで、政権としての体をなさない。
かつて、自社さ政権のときに見られたような、幅広く厚い人間模様が感じられない。あまりにも「軽く薄っぺらい」のだ。
その漁夫の利を得たゆえに、経験・成熟度において軽薄な政権が、今、中国漁船の体当たりによって権威失墜している様は、「因果は巡る糸車」というフレーズを想起せずにはおれないものである。
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【背景にある司法の闇】
この背景にあるのは、高知白バイ事件でも顕著になった司法の暗闇に潜む「身勝手な組織防衛論」だ。
高知白バイ事件で検察・裁判所は、高知県警のあからさまな証拠ねつ造を黙認した。その訳を簡単に言えば「めんどくさい」から・・・
ひとたび刑事裁判で警察の証拠ねつ造を疑う前例が出来れば、今後、全ての裁判で検察官の立証作業が膨れ上がり、それを判断する裁判官も大量の判決書を自ら書かなければならなくなる。。。
此れを嫌ったから、高知白バイ事件の片岡晴彦氏に対して「面倒なので刑務所に1年ちょっと入ってね」と、起訴し、判決を下した。
これが判検交流で培われた「馴れ合い裁判」の偉大な成果だ。
高い生涯賃金を得るための人生のレースに勝ち続けることを目標とする法曹界では、高給を貰っているからといって、それに見合う重労働は嫌う傾向にある。
判検交流は司法エリートが処世術(いかにリスクを回避して高給を得るか)を勉強する場だ。
要するに、検事・裁判官は、給料は上限が決まっており、労働の軽重によって異動しないから、仕事である裁判で苦労するより楽する方が良いのである。。。
こうした検察・裁判所の利己的思考傾向によって生みだされた、高知白バイ事件、小沢氏問題に国民は驚き、ようやく目を覚ましつつある。
検察のやったことは組織犯罪・・・冤罪の意図的作出と言うべき酷いもの。わたしは、別段、小沢氏を支持しているわけではないが、この検察の横暴だけは、白バイ事件と共に許せない。司法(検察・裁判所)がしかっりしていれば、白バイ事件でも警察は暴走できなかったのだ。
注視したいのは、最近、国民の怒りの声のうちから「検察審査会制度」そのものを否定する内容に突出したもの(ウェブ上の書き込み)が見られることだ。かなりの数に上るが、これには検察内部の関係者も相当数含まれているだろうと考えられる。小沢氏の支援者は、総じて非常にしっかりした考えを持っている。しかし、最近気になる「検察審査会そのものをなくしてしまえ」などという意見には、どこかで嗅いだような利己的な特殊な「匂い」がするのである・・・
高知白バイ事件など、多くの冤罪事件では検察審査会の「強制起訴」が必要である。此れらを混同して、検審制度そのものを否定すれば、
「検察がほくそ笑むだけ。」
「検察の罠にはまっている。」
と言わざるを得ない。
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コーヒーブレイク 〜 ゴッホから届いたメッセージ
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/06/post_cd8c.htm
アーモンドの花 その甘く哀しい香り… 近々紹介
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高知白バイ事件と小沢氏 〜「伝家の宝刀」は国民が抜く!国民審査で最高裁に民意を示せ
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