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2010年11月07日(日)
尖閣ビデオ流出 新たなリーク作戦の開始
http://ameblo.jp/bjcpsbj
尖閣ビデオが流出した。
米国の一部政治勢力(およびその出先機関である検察などの機関)が、世論誘導のために記者クラブを通じたリーク作戦を行っているが、その拡大としてリーク先にインターネットを利用し始めたようだ。警察の極秘書類の流出もこれに含まれると考えられる。
海上保安庁は領海内で継続的に危険な任務を遂行しており、一般国民が知らないだけで今回と同様な事件はこれまでも起こっていたと考えられる。今回、これだけ大きく報道され問題化されたこと自体に、政治的意図の存在が推察される。
http://www.youtube.com/watch?v=JjnhsAKQg9c
この動画を見てもわかるように、海保はこれまで継続して体を張った任務をこなしている。今回のビデオを見ても、ルーティンとまではいかないにしても決して特殊な任務を遂行している様子はない。衝突に関しても、頭を押さえようとした巡視艇に中国船がぶつかったというだけのことで、中国漁船にとって巡視艇を傷つけまいとする繊細な操船をすることが優先順位として高いはずもなく、またそれだけのレベルの操船技術があるわけではないことを考えると、海保としても想定内の出来事であったと考えられる。
尖閣諸島の領有権に関して、現状(事件前)で明らかに日本が中国に対して有利な立場であったことを考えれば、これまで通り漁船を拿捕するのではなく追いかえすことが日本の国益にとって最上策であったはずだ。にもかかわらず、このように外交上の問題を引き起こす経過となった理由は、拿捕の瞬間の映像も流出しておらず不明のままである。この事件の結果だけ羅列すると、日本の国益という観点からはマイナスであり(ありもしなかった領有権が問題とされるようになった)、また日中間の緊張を高めたということになる。
日中の離間、国際社会における中国の孤立、あわよくば軍事的衝突という目的をもった作戦が底流にあるとすればある程度の成功を収めたと考えられる。今回の流出に関しては、事件が鎮静化に向かっているさなかというタイミングから、この事件を再利用、再活性化し、本来の目的を増強するという意味合いがまず考えられる。具体的には日中国民に火をつけることである。これはこれまでも継続して行われていた世論の誘導と同じ手法であり、記者クラブメディアではなくインターネットを手段とした点で異なる。
何が正義で何が悪であるのかという極端な論点で繊細な問題を論じるべきではない。しかしあえて人類として共感し得るものを模索するとすれば、「人の気持ちを利用することで災禍をなし自らは利を得る」というものはやはり悪ではないかと考える。体を張った活動の現状を一般国民に知ってもらいたいという海保内部の人間の気持ち、日本を愛する人の気持ちを利用し、自らの利を得ようとするもの(獅子身中の虫を含め)が存在することが徐々に我々一般国民にも明らかになりつつある。
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