http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/607.html
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私の書く事に対し、よくも批判ばかり出来るものだ、器量が狭く卑しい
と言ってくる者がいる。
それらに対し私は決まってこう答える。私が批判するのは権力者の悪だ。不正義だ。
権力者を批判できなくてどうする、と。
その立場から言えばこれは弱者の戦場カメラマン渡部陽一に対する批判ではない。
渡部陽一を使い捨てにするメディアという権力に対する批判である。
戦場カメラマンにも色々あるがそれらは二つ大別できる。
一つは戦争の実態を報じ、戦争犯罪を告発して、戦争を止めさせようとする者たちだ。
もう一つは戦場に出かけて写真を取る事に血が騒ぎ、撮った写真で稼ぐ戦場
カメラマンだ。
どちらがいい、悪い、と言っているのではない。
かつてイラクで犠牲になった橋田信介という戦場カメラマンの妻が、講演の場で
主人の死を同情された時、我々は戦争でメシを食ってきたのだから同情はいらない、と言ったの聞いて妙に感心した事を覚えている。
このままでは渡部はそのどちらにもなれない。
戦場カメラマン渡部はメディアに弄ばれて潰される。
あのペルーの落盤事故の犠牲者が地中から生還するニュースを日本の各メディアが
報じた時、メディアが言っていた事は視聴率争いに勝てという事だった。
事故のニュースまでも視聴率争いのネタにする。
視聴率を上げるためには誰でも利用できるうちは利用する。
賞味期限が切れたらお払い箱だ。
そういうメディアの姿勢が番組を劣化させている。
人を潰している。
了
http://www.amakiblog.com/archives/2010/11/16/#001743
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