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事業仕分けのむなしさに皆が気づき始めたようだ。
何のための事業仕分けだったのか。
それはもちろん無駄をなくすためだ。
なぜ無駄をなくさなければいけないのか。
それは予算が足りないからだ。赤字財政だからだ。
しかし、その一方で景気回復が叫ばれる。景気をさせるためには
ケインズ流にいえば無駄使いが必要だ。
特に成熟した経済であればなおさらだ。
成熟した経済には無駄こそが内需拡大と成長の即効薬なのである。
それでは事業仕分けは景気回復の敵か。
いまのような事業仕分けでは景気回復には役立たない。
最大のポイントは「無駄」とは何か、という事である。
たとえば人の通らない場所に道路を作る。不必要に大きな公共施設をつくる。
それらは確かに無駄だ。
しかし、それらは有効需要を生み出すという意味では決して単なる無駄ではない。
公共事業によって請負業者は仕事にありつける。
談合といえども、それが業者間に公平に利益が分配されるのであれば一つの
知恵だ。
事業仕分けは有効需要につながらない無駄に集中せよ。
そしてそれは無駄というより権力者たちの犯罪的行為である。
そうなのだ。
根絶されなければならない本当の無駄は、官僚の税金横領もどきの無駄
であり、天下り事業をつくるための無駄である。官僚の財布代わりとなって
いる特別会計に集められたカネの無駄である。
これらは、無駄と呼ぶよりも、横領、不正流用、予算の私物化、といった
犯罪的行為なのである。
そのようなカネは、決して有効需要創出や経済活性化につながらない。
政治家や官僚に渡るカネのほとんどは蓄財や運用に使われ有効需要創出に
まわらない。
政治家や官僚をリストラし、彼らの利権を奪い、給与や特権をなくし、その
予算を減税や公共料金の値下げ、様々な形の医療、社会保障の拡充という形で
再配分する。
それこそが最善、最強の内需拡大策なのだ。
しかし、その事業仕分けは蓮舫議員にはできない。
ましてや民間人からリクルートした仕分け人にはできない。
菅首相の政治的決断が無くては出来ない究極の政治決定である。
その政治決定力が菅・仙谷にはない。
目の前で行なわれている事業仕分けがむなしく映る理由がそこにある 了
http://www.amakiblog.com/archives/2010/11/16/#001744
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