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菅直人(64)内閣が負のスパイラルに陥っている。衆院で「影の宰相」こと仙谷由人官房長官(64)と馬淵澄夫国土交通相(50)への不信任案に公明党が賛成し、参院では問責決議案が可決する公算が大きくなったのだ。こうした中、金看板の「事業仕分け」についても身内から閉幕論が飛び出す始末。中露両国との首脳会談も失敗に終わり、内閣支持率は27%(朝日新聞調べ)に急落、政権運営に赤信号が点灯した。
「菅首相には横綱相撲をしていただきたいね」
自民党の石原伸晃幹事長(53)は15日夜、菅首相を横綱白鵬の連勝記録がストップしたことに引っかけ、こうおちょくってみせた。
相次ぐ外交失態などを受け、当初2010年度補正予算案に賛成するとみられていた公明党も反対に転換。勢いに乗った自民党は15日、仙谷、馬淵両氏に対する不信任案を提出し、衆院予算委員会での補正採決は深夜11時過ぎにずれ込んだ。
まさに与野党大激突となったが、肝心の菅首相は閣僚席でこっくり居眠りするありさま。
結局、与党は16日未明の衆院通過を目指していたが、野党側の意向を受け同日午後への先延ばしを余儀なくされた。菅民主党は幕下力士のように手玉に取られたわけだ。
一方、公明党が仙谷、馬淵両氏の不信任案に賛成した意味は大きい。自民党は参院で両氏の問責決議案を提出する方針だが、これで問責が可決される公算が大きくなったからだ。
「問責が可決されれば参院では両氏を閣僚として認めないということになり、野党は辞任するまで審議拒否も辞さない。2011年度予算の審議も年明けから空転するだろう」(自民党幹部)
民主党の岡田克也幹事長は15日夕の記者会見で「これ以上国会運営に丁寧なやり方はあるか」と不満をぶちまけたが、審議では外交の体たらくを追及されただけで、身から出たサビの始末に追われた格好だ。
実際、朝日新聞が13、14両日に実施した世論調査の内閣支持率は、前月比18ポイント減の27%に急落。不支持は52%と過半数に達した。特に、外交への取り組みを「評価しない」が77%にのぼっており、菅首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の成功に執心し、中露に頭を下げ続けて首脳会談を実現させたが、政権浮揚には逆効果となったようだ。
15日から始まった過去の事業仕分けを再検証する「再仕分け」でも、身内の政府側民主党議員から「(予算の)優先順位を決め得るのはあくまで首相や閣議決定」(小泉俊明国土交通政務官)「予算編成は与党で一括して議論すべきで、仕分けは今回で役割を終えるべきだ」(篠原孝農林水産副大臣)などと、公然と「閉幕論」が飛び出した。
党内でも「昨年の事業仕分けは自民党政権が組んだ予算が対象。しかし今年は民主党政権が編成したもの。自分たちの予算を自ら仕分けするなんて本末転倒で、パフォーマンス」(民主党中堅)という声が大きくなっている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101116/plt1011161140000-n1.htm
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