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日々坦々 様の資料ブログ
9月13日記事
石井紘基議員 刺殺事件の背後にある権力の闇より
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10647004492.html
(以下に一部転載)
石井紘基議員 刺殺事件の背後にある権力の闇より
『スキャンダル大戦争5』鹿砦社 のP36から貼り付け
(貼り付け)
石井紘基議員 刺殺事件の背後にある権力の闇
ある警察官僚の不祥事を追う!
高田欽一
事件と関係あるのか?
銀行による変額保険問題と石井事件
「どうしてこんな酷いことを許しておくんだ!」
民主党の石井紘基衆議院議員は、殺される2日前の昨年(2002年)10月23日、災害対策特別委員長室に呼びつけた金融庁の保健担当者を大声で怒鳴りつけたという。
石井は変額保険の問題について金融庁に説明を求め、銀行に対して弱腰だった担当者に苛立っていたのだ。
変額保険は投資信託付き生命保険だ。したがって株価が下がると損をする危険もある。本来その得失は、加入者の自己責任に帰すべきだろう。だが、日本での同種の保健の勧誘は、極めて特異なやり方で行われていた。それは銀行が優良顧客に相続税対策になると言って売っていたのだ。地価の高い都市部に住む顧客に、
「今のままでは相続税を払えずに家を手放さなくてはなりません」
と脅し、
「だからこの保険をお勧めします。保険料はご心配なく、当行が全額融資させていただきます。保健終了時(死亡時)には、相続税と融資分を返済し、なおこれだけ利益が出ます」
と用意した株価予想曲線などを見せて説得したのだ。
加入者たちは、お堅いイメージのある銀行から、「これはお世話になっているお客様に、当行が自信をもって勧める商品です」とまで言われれば、損をする結果になるとは思わないだろう。
ところが、ご存知のようにバブル崩壊後に株価が右肩下がりで下落すると、変額保険は元本割れになってしまった。ところがこの場合、銀行は損をしないのだ。いや、正確に言うと、保険を融資の担保にしている銀行は大損だが、不動産を担保にする銀行は、その家や土地を差し押さえてしまえばよいのだ。
だが、これは加入者にとってはたまったものではない。彼らの家や土地は銀行に借金して購入したのではない。それを銀行に相続税対策(つまり家屋敷の保全)になると勧められて加入した保険のせいで取られてしまうのでは、詐欺にあったも同然の気持ちになるだろう。
特にこの問題で悪質だったのは、東京三菱銀行だ。
変額保険を最も多く売ったのも同銀行なら、それにもまして裁判のやり方が陰険だった。神戸に住む人を相手に東京で裁判を起こしたりする嫌がらせをするのだ。さらに契約書に元利金は保健終了時(保険加入者の死亡時)の一括払いとあるのに、勝手に利息分を引き落としたりしている。加入者が気づいて告訴すると、契約書の誤記だと主張するのだ。
こんな主張はシェークスピアの喜劇『ベニスの商人』に登場する因業なユダヤ人の金貸しシャイロックも言わなかった。社会的に力のある側が、契約内容が都合が悪いからといって、契約書の誤記だと主張して通るのでは、被差別民族のユダヤ人は、安心して商売などできない。シャイロックは契約どおりに肉1ポンドの履行を求めただけだ。
ついでに述べると、中世ヨーロッパの都市国家ベニスが繁栄したのは、ユダヤ人でさえ法の下での平等を認めた法治主義が確立していたからだ。これは現在の日本の株式市場が低迷している原因にもつながるだろう。よく小泉や竹中が辞めたら株価が上がるとか言うが、これは経済を理解しない人の言葉だ。一時的なご祝儀相場ぐらいはあっても、1人の総理や大臣の進退で証券市場が活性化することはありえない。大切なのは総理の信用ではなく市場の信用だ。総理大臣が信用のない男でも市場に信用があれば投資は行われる。
バブル期には、銀行が大型フリーローンや提案型融資と称して、町の小金持ちの資産家に、年収の何倍もの大金を融資して株式投資を勧めたのだ。「絶対に損はさせません」と。ところが実際これらは、政治家や高級官僚、総会屋、ヤクザの仕手銘柄を売り抜けさせるためのもので、身ぐるみ剥がされた資産家が「話が違うじゃないか」と文句を言えば、「株式投資なんて麻薬みたいなものです。借りたものは返さなければ」と開き直る。これでは一般投資家が証券市場から逃げ出すのも当然だ。
さらに政府が市場の信用回復のために行なった対策も不十分だった。株価PKOなども続けてきた。銀行からノーパンしゃぶしゃぶ、女体盛りで接待された役人がインサイダー取引をやらないという保証はない。自分がやらなくても情報を流せば謝礼がもらえるのだ。政府が株式市場に介入したのは、江戸幕府が米価の安定を図ったのと同様、どだい無理な話なのだ。
話が脱線したが、今の日本では証券市場の信用だけでなく裁判所の信用すら失われつつある。そもそも銀行が生命保険を勧誘するのは銀行法違反だったのだ。違法行為によって結ばれた契約なら本来は無効になるはずだ。ところが、裁判ではことごとくと言っていいほど銀行側の勝訴に終わっている。
それどころか、裁判所は訴訟審理において、銀行側が稟議書や業務日誌の提出の拒否を承認しているという。これは医療ミスの訴訟で、病院側にカルテや看護記録の提出を求めないようなものだ。これでは個人が勝訴する可能性はなきに等しい。
銀行から研修と称して接待を受ける裁判官や、退官後に顧問に天下ったり、有利な条件で融資を受けて家を建てた判事もいるという。筆者は直接確認したわけではないが、そうした噂が銀行との訴訟に敗訴した人々の間に急速に広まったのも無理もない。裁判所が銀行寄りなのをいいことに、銀行側は極めて強気で横柄だという。その一方で、銀行が稲川会や住吉連合、山口組などの広域暴力団の舎弟企業を相手に強気な債権回収を行なったという話は聞かない。一般に名も知られていない不動産会社の債権を何千億円も放棄しているのだ。
石井議員が「どうしてこんな酷いことを……」と怒ったのは、住居を差し押さえられそうになった老人(変額保険の加入者の多くは老人だ)が、「これからどこに寝ろというのか」と抗議したのに対して、銀行の担当者が、「車で寝ればいい」などと答えたからだという。金融庁の役人を呼んだその前日には、東京三菱銀行に電話をかけて、「(三木繁光)頭取に衆議院議員の石井紘基まで必ず電話するように伝えてください」と伝言している。
さらに「変額保険・被害者の会」の人たちに「頭取から連絡がこないのなら、一緒に抗議に行きましょう。私も街宣車(選挙カー)を出すから皆さんもできるだけ多くの人を集めてください」と言っている。また週刊誌の記者に特ダネを提供したこともほのめかしていたようだが、残念ながらその詳細は不明だ。
同銀行本店前での抗議の日程は未定だったが、10月25に主要銀行の頭取たちが記者会見を行なう予定だった。だが、周知のようにその日の朝、石井は自宅前で殺されてしまうのだ。
もっとも、銀行員に国会議員の暗殺を計画する度胸はないだろう。だが、筆者は東京三菱銀行の役職者の名簿を見るうちに、「おや?」と思わせる名前を見つけたのだ。
東京三菱銀行の役職名簿にある城内(きうち)康光という男
その名は城内康光――第15代警視庁長官だ。かつて“警察のヒトラー”あるいは“暴君ネロ”などの異名で呼ばれた男だ。
(続きは上記URLにて直接御確認下さい。)
参考:上記記事の前記事
「石井紘基氏の遺志とは」
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10647098743.html#main
上記記事の後記事
「構造改革のための25のプログラム 石井紘基議員」
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10646998844.html#main
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