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(回答先: 読売テレビが保安官の直筆メモ公開…尖閣ビデオ問題(スポーツ報知)これを契機に規制強化を図る官僚隠蔽政権 投稿者 近藤勇 日時 2010 年 11 月 14 日 09:50:40)
いよいよ表に出てきた仙谷長官「超危険思想」
2010年11月13日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-000130262/1.htm
仙谷官房長官が「危険な顔」を隠し切れなくなってきた。中国漁船衝突事件のビデオ映像流出を受け、機密漏洩の厳罰化を検討する考えを表明したが、衝突事件の場当たり対応や映像公開方針の迷走をタナに上げ、規制強化とは、お門違いも甚だしい。こんな危ない官房長官では、国民の「知る権利」はウヤムヤにされ、日本は“いつか来た道”にまっしぐらだ。
●アンシャンレジーム自民以上のファッショ気質
仙谷の危険な発言は、8日の衆院予算委で飛び出した。衝突映像の流出について、唐突に「国家公務員法の守秘義務規定に関する罰則」を引き合いに出し、「現在の罰則では、抑止力が必ずしも十分ではない。秘密保全に関する法制のあり方について早急に検討を進めたい」と、罰則強化に意欲を示す方針をツラツラと語り出したのだ。
立教大教授の服部孝章氏(メディア法)は「今は映像を非公開にしてよかったのか、公開すべきだったのではないか、と仙谷長官本人の政治判断の是非が問われている時期です。自らの責任に頬かむりし、いきなり機密漏洩の罰則強化を打ち出すなんて、ナンセンス極まりない」と批判する。
仙谷の秘密保護法を強調する姿勢は、1972年の西山事件を思い出させる。当時、毎日新聞の西山太吉記者が、沖縄返還時の米側経費の日本側の肩代わりをめぐる密約をスッパ抜いたが、政府主導で「セックス醜聞」と「機密漏洩事件」にスリ替えられた。西山氏と情報提供者の女性公務員は国家公務員法違反で逮捕され、民主党政権の情報開示まで、密約は闇に封じ込まれたまま。国民の「知る権利」は大きく損なわれてしまった。
「仙谷長官の発言を許せば、国民の知る権利が制限され、社会の損失につながりかねません。たとえ手段は内部告発であっても、国民に有益な情報は知らせるべき。政府に都合の悪い情報が漏れないことを優先するのは、本末転倒です。徹底した情報公開を打ち出した民主党のマニフェストにも逆行しています。仙谷長官は自民党の古い政治以上に隠蔽体質で、ファッショ思想すら感じます」(服部孝章氏=前出)
●都合の悪い写真掲載に「盗撮だ!」と逆ギレ
9日の衆院予算委の最中、仙谷は菅首相に衝突事件の映像を一般公開する可否を検討するための資料を示した。「厳秘」と記された資料には、「映像流出の犯人の量刑が下がる」「犯罪者を追認するに等しく、悪しき前例になる」と一般公開のデメリットが書き連ねてあった。菅に映像公開を踏みとどまらせるための資料にしか見えず、そうまでして自分が主導した非公開の判断を誤ったものにしたくない、仙谷の必死さがうかがえる。
その後、この写真が一般紙に報じられると、「盗撮だ」と言い放ったのである。フザケるのも、いい加減にしろ! この男は国民の利益よりも自分の保身しか考えていないことがハッキリした。秘密保護法にしたって保身に過ぎないのだ。仙谷の地位を守るため、国民の知る権利がないがしろにされたら、たまらない。
最近、仙谷は疲労困憊(こんぱい)のためか、夜回り記者の質問にも「アー、ウー」としか答えられないという。
トップがダメな上に、こんな男がナンバー2に居座っていたら、この国はオシマイだ。国民のためにも、サッサと静養すべきだ。
(日刊ゲンダイ2010年11月10日掲載)
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