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(回答先: 「事業再仕分け」は政治責任を放棄した天下の愚策 @(岸 博幸のクリエイティブ国富論) 投稿者 gataro 日時 2010 年 11 月 14 日 08:06:12)
http://diamond.jp/articles/-/10056?page=2
「事業再仕分け」は政治責任を放棄した天下の愚策A
もしかしたら、事業によっては官僚が政務三役に予算要求の内容をごまかして説明しているものもあるかもしれません。そういう事業は、政治判断で予算要求を撤回すればいいのです。逆に、仕分けの結果にこだわらず政務三役が必要と政治判断した事業については、権限のある政務三役の判断も尊重して予算要求額を政治的に決めればいいのです。
そのように考えると、事業再仕分けについては、これまでの仕分け以上にやる意義がまったく見いだせません。政治的な決断だけが必要な事業について、なぜわざわざ公開の場で再度議論する必要があるのでしょうか。そんなヒマがあるならば、その他の事業や予算について仕分けを行なうべきではないでしょうか。国の事業や公益法人などでムダが潜んでいるものはまだ山ほどあります。
そして何より呆れるのは、なぜ政治判断すべきレベルの議論に民間人の仕分け人を入れる必要があるのでしょうか。政治家の仕分け人の皆さんは、本来政治判断すべき内容も決められないほど自信がないのでしょうか。
そして、もし各省庁の側の説明を官僚に行なわせたら、それはもう最悪です。予算内容は政務三役が了承しており、その可否を再度議論するなら政治家同士で議論すべきであることを考えると、説明も政務三役が行なうべきです。
要は、もし事業再仕分けでも、各省庁の側は官僚が説明してそれを民間人の力も借りて仕分け人が責め立てるという、今までの仕分けと同じ構図になったら、それは仕分け人と政務三役の双方について“政治家の責任放棄”に他ならないのです。
いずれにしても、今回の事業再仕分けで、民主党政権の売りである事業仕分けの本質が明らかになりました。官僚を悪者にして、それを懲らしめる政治家がメディアで目立って政権が評価されたいというだけの、志が低くて中身のない勧善懲悪の政治ショーです。
事業仕分けと尖閣問題の本質は同じ
そして、事業再仕分けの最大の問題点である“政治家の責任放棄”は、尖閣問題での中国人船長釈放に至る過程でも同様に起きていたことを看過すべきではありません。
読者の皆様もご記憶のように、尖閣問題で中国人船長を釈放する際は、那覇地検の判断という体裁が取られました。政治の側は判断に関与していないという形式にすることで、政治家が責任を負わないようにしたのです。
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- 「事業再仕分け」は政治責任を放棄した天下の愚策B(岸 博幸のクリエイティブ国富論) gataro 2010/11/14 08:10:41
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