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2010年11月14日
最近、拙コラムの更新が飛び飛びになっている。色々心配してくださる方が多い中、「金タマ抜かれた左翼!戦況が悪くなって書けなくなっているようだな…W」と云うコメがあった。
時折、筆者を左翼だと勘違いする御仁がいるようだが、「あいば」はリベラルな思考を持つ民族派であり、真の日本の独立を思考する人間である。誤解のないよう申し上げておく。
ただ、他国との関係において常にニュートラルを模索する方向性を失わないと云うことに過ぎない。 情緒と論理は別次元に存在する事をモットーに生きているだけだ。その意味で、親中、親米、親露、親韓なのである。逆にみれば、すべてが「嫌○」だとも言える。(笑)
そもそも、別個の人間が集まって、自分達の好ましい状況をバラバラに主張する時、すべての思惑が一致する人間なんて、そうそう居るものではない。親子であろうと、夫婦であろうと、友人同士でも、すべてが合致する筈もない。すべてが一致すると思い込むのは恋愛の一瞬にして貰いたいものである。
政治とは、それらを無理やり最大公約的にまとめあげて、一定の方向を向く、向かせるもの。総論賛成、各論反対になるべき社会現象だと考えても良いのだろう。 ただ、ここで重要な事は、その夫々が持っている思惑が、事実に即した正確な情報の下の「思考の結果の思惑」かどうかが、非常に重要な決め手になるのだと思っている。
最近拙コラムが飛び飛びになっている一番の原因は、本業が多忙な事なのだが、毎日コラムを書かないと云う「書かない行為」の効用に気づいた部分も、実はある。沈思黙考してみたのだ。 だからと言って、拙コラムの質が向上するわけではない。
拙コラムの方向性も、たしかに親小沢と云う面で偏向している部分もある、それは認めよう。(笑) しかし、「思考の結果の思惑」として考えついた結果を披露することが
必要と判断したのは、日本のマスメディアの偏向が度を過ぎていることに気づいたからである。仕事柄もあるが、左右の考え、過激、穏健双方の意見を読み聞き、巷のツイッターにまで情報収集の手を広げると、時間は刻々となくなって行く。
このあまりにも考えない国民が大多数を占める日本において、考える為の公平性のある情報を発信する意味合いが有効だと思うからこそ、発信している意識もある。多少の思い込みが筆者に存在するであろうことは認めよう。しかし、日本のマスメディアや多くのジャーナリスト連中のように、これで飯を食わなければならない生存権がない分、相当偏向度は薄まると自認している。
「思考の結果の思惑」が前提で個人の思想信条は尊重されるのが理想だ。勿論、洗脳されていたとしても、一時の感情に左右されようと、個人の思想信条は認めざるを得ないが、出来たら正しい情報に裏打ちされた「思考の結果の思惑」であることが望ましいと考えるだけである。
筆者自身は、現状既得権益に保護されている立場だと思う。しかし、個人の権益以上に大切ではないのか?と思う正義もある。多少個人の権益が侵されても 思考の結果、既得状態が間違っていると思えば、その権益を捨てる勇気も必要なのではないか?
日本人の心身に蔓延してしまった、生活主義思想は、早目に力づくででも、自らの意思ではぎ取ってもらいたいと、常に思っている。
そこでだ、と云う程でもないが、今の菅民主党政権を俯瞰していると、批判すべきファクターが多過ぎ、日々「倒閣」となっても不思議ではないトンデモナイ出来ごとの連続で、何にスポットを当ててコラムを書けばいいのか、迷い出すのである。(笑)
APECの日米、日中、日露首脳会談に触れたいところだが、主催国への義理立て以内の会談で、内容が乏しく儀礼行事の類、コメントすべき素材はゼロ。気の毒なほど、菅直人政権の残り少ない時間が、世界に広まっているバロメーターと言っても良いだろう。
日本人である以上、恥ずかしくなるほど哀しい話だが、それが現実と云う事だ。
このような菅政権を選択したのは、直接間接に日本国民であり、民主党議員であることは間違いがない。 本来であれば、そろそろ閣僚である事を恥じ辞表を叩きつける議員とか、代表選での選択を間違えた、と告白する議員とかが出てきても不思議ではない状況だが、そんな議員もいない。(笑)
逆に、菅直人の次は前原だと云う風聞を聞きつけ、「凌雲会」への参加民主党新人議員が20人前後増えているそうである。小沢チルドレンといわれた議員も加わっているようだ。1メートル前は見えるが、10メートル先は見えない議員が多いのが民主党の特長であり、国民世論をソックリ反映しているといえば、その通りと云う事だ。たしかに、与党としての訓練は行き届いていなかった。菅、仙谷、前原、野田、岡田の訓練も不十分だったのだろう。(笑)
それならイッソ自公政権に戻してみたら如何だろう? 自民党内では、菅政権支持率
20%台、今なら追い落とせるぞ!と鼻息荒い議員も増えててきた。町村も正式議員で復活、狼煙を上げはじめた。先ずは馬渕国交相の不信任決議案を提出するようだが、勝算はないようだ。
どう考えても、今回の一連の不祥事を馬渕の所為にするのは酷だろう。漁船船長の逮捕起訴を指揮指導した前原誠司に矛先が向かわず、馬渕では筋が悪過ぎる、半分冤罪気味の不信任案である。せめて仙谷官房長官と云うなら理解はするがね。 自民党も前原誠司にはアンタッチャブルの姿勢を保っている。
やはり、前原の後ろ盾が米国ネオコン及び国際金融勢力であることが、矛先を鈍らせているのだろう。場合によると、菅、仙谷を葬り、前原民主党との大連立で与党復帰を目論んでいるのかもしれない。前原なら与し易しと自民党清和会なら、当然考えるシナリオだ。ただ、菅が向きになって、「解散」と叫ばれることは、組織もバラバラで金欠だけに、自民党の完全な崩壊もあるだけに、二の足を踏んでいるようだ。
小沢一郎が排除された民主党が「張り子の虎」と判明した以上、攻めるのが野党の矜持と云うものだ。攻めて攻め抜くのだ!統一地方選が始まってからでは倒閣運動に公明党は乗ってこないぞ!やるなら今しかない!頑張れ谷垣君!
次回は、「前原誠司と松下政経塾」、「日米安保の誤解」、「日本人は改革を本当に求めているのだろうか?」等などを、テーマにしてみようと思う。もう菅政権の枝葉末節事件簿につき合うのには飽きた。(笑) 興味は菅政権が何時消えてなくなり、誰が、何処が政権を握るかに興味は移っている。勿論、小沢一郎ウォッチングは継続する。
最近、もっと興味が出てきたのは、日本の昭和史(特に戦後史)だ。もしかすると、作り話と嘘と捏造と歪曲の宝庫かもしれない。筆者を含め多くの日本人が、そう云う歴史の中で育ったのかと思うと、何だったのか?今までの50年 とも思わないではない。(笑)
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