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http://www.news-postseven.com/archives/20101106_5246.html
2010.11.06 10:00
米誌発表の「最も信頼できる新車47種」にトヨタが17車種入る
米国消費者専門誌「コンシューマー・リポート」が先月26日に発表した2010年の自動車信頼性調査で、「最も信頼できる新車47車種」のうちトヨタ車およびレクサス車が17車種を占める結果となった。カテゴリー別では5つのカテゴリーでトップを獲得、メーカー別でもトヨタ自動車がトップになっている。
「コンシューマー・リポート」とは、非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオン(Consumers Union)が1936年から発行している雑誌(およびWEB)で、公平を期するため広告はとらず、製品やサービスなどについて独自の調査結果を掲載している。
その評価はあくまで消費者の見地に立ったもので、米国の購買行動に多大な影響力を持つ。今年7月にもアップル社の『iPhone4』の電波受信感度が悪化する不具合に関して、バンパーの無償提供という対策が取られたが、それだけでは不十分とみなし「ユーザーが購入するのを推奨せず」との声明を発表したことでも知られる。
トヨタも昨年来のリコール騒ぎの中、今年レクサスのSUVの横滑り防止装置に問題があるとして、同車を「推奨せず」と評価されたことがある。しかし、トヨタはその後、迅速な対策を取り、のちに同誌は「推奨せずとした判断を撤回する」と公表。また、このタイミングで、これまでリコールで一旦差し止め状態となっていたトヨタの以下の8モデルが“ Recommendation(推奨モデル)”に復活している。
アバロン、カムリ、カローラ、ハイランダー、マトリクス、RAV4、セコイア、タンドラ
カテゴリー別でトップになったトヨタ車およびレクサス車は以下の5車種
・スモールカー:ヤリス(日本名ヴィッツ)
・ミッドサイズSUV:FJクルーザー(日本国内では11月発売予定)
・ラグジュアリーSUV:レクサスLX(日本未発売)
・ミニバン:シエナ(V6、FWD 日本未発売)
・フルサイズピックアップ:タンドラ(V6 日本未発売)
他にもラグジュアリーカー分野で「レクサス IS250セダン(RWD)」、「レクサスES」 。スモールSUV分野で「RAV4 V6」、「RAV4 4-cyl.」。ラージSUV分野で「セコイア」 など17車種が選ばれている。
トヨタにはアメリカでも信頼性において高く評価されてきた歴史がある。今回の素早い“カイゼン”への取り組みは、リコール騒ぎに沸いたアメリカの“Justice”マインドを呼び覚まし、見事に信頼回復を勝ち得たというわけだ。
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