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G20サミット：ブヌコフ駐韓ロシア大使に聞く
「ロシア経済の近代化には韓国の成功モデルが何としても必要」
記事入力 : 2010/11/11 10:49:0
http://www.chosunonline.com/news/20101111000036
「韓国はアジア太平洋地域で、ロシアにとって最適な経済パートナーというレベルではなく、“経済同盟”を築かなければならない」
コンスタンティン・ブヌコフ駐韓ロシア大使（59）は8日、本紙とのインタビューで、「今回の主要20カ国・地域（G20）首脳会議では、世界経済の発展という流れの中で参加国が一致した見解を見出さなければならない」「首脳会議に先立って慶州で開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では、新興経済国による国際通貨基（IMF）出資比率の割合を拡大する問題で、韓国と積極的な協力を図ることができた。これは大きな成果だった」などと述べた。ブヌコフ大使は韓ロ修好20周年となる今年、「李明博（イ・ミョンバク）大統領とメドベージェフ大統領の相互訪問で、両国関係はさらに発展する」との期待感を示した。
−ロシアが主導権を握って取り組むことのできるテーマは何か。
「ここ数年にわたる国際金融の危機は、米国が発端となって世界経済に影響を及ぼした。一極体制のリスクが現れたということだ。そのためロシアは、世界経済の多極化を主張してきた。ロシアはメキシコ湾で発生した原油流出事故のような海上事故の再発防止に向けて、海底の資源開発を制限する案を提起する予定だ」
−中国の成長で、米国と中国はG2と呼ばれている。冷戦時代に一方の軸だったロシアとしては、決して喜ばしいことではないだろう。
「ロシアにとって、中国の経済成長は決して悪いことではない。わたしは中国通だ。中国の成長により、米国をけん制できる一つの極ができたわけだ。二極体制を超えて、多極化へと向かう流れの一つだと思う。帆を張った船は、風が吹けばどちらか一方に傾くようになっている」
−G20首脳会議で最も期待することは。
「ロシアは2013年のG20首脳会議を誘致することに力を入れている。12年のアジア太平洋経済協力会議（APEC）と14年のソチ冬季五輪開催に続き、ロシアがG20首脳会議のホスト国を務めるようになれば、国家のイメージ向上と経済力を誇示するに当たって大きなプラスとなるだろう」
−G20首脳会議を前にメドベージェフ大統領が北方領土・国後島を訪問したが、これによって日本との外交紛争が深刻化するのではないか。
「メドベージェフ大統領の国後島訪問は国際的なニュースではなく、あくまでもロシアの国内問題だ。自国の領土を大統領が訪問することが、何のニュースになるのか。日本の菅首相が北海道を訪問したらニュースになるのか」
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