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2010-11-10 21:52:16
日本は、法治国家ではない。
かって、一度も法治国家であった事は無かったらしい。
やっと、その<真実>が浮き彫りにされ始めた。
フランス革命で、『人権宣言』を採択した事は、世界的に知られているところである。
「支配階級(=王侯貴族)はやりたい放題」
法律も警察権も裁判権も<支配階級>が握っている『三位一体の体制』である以上、何をやろうと、彼等が重く処罰される事など無きに等しかった。
「被支配階級(=一般大衆)はガンジガラメ」
少しでも「法を犯す」と、直ちに<逮捕><投獄><処罰>が、待ち受けていた。
時には<拷問>すら。
「これは、おかしいのでは無いか」
啓蒙思想を生み出して来た人々は考えた。
『人間は、(身分を問わず)生まれながらに<法の下に>平等である』
これが、名高き『人権宣言』の冒頭の句である。
パリの、メトロ『コンコルド駅』12番線のホームは、壁と天井との全てにブルーでアルファベット一字ずつ書いた「10センチ四方の白いタイル」を張り巡らして、句読点を抜いて「人権宣言」の全文が表してある。
一見意味不明な「アルファベットだらけ」の壁の様に見えるが、頭文字を見つければ、全文を辿って行けるのだ。
そして、その『コンコルド駅』の上、地上がまさに『ルイ16世』を処刑したコンコルド広場なのである。
同じ様な犯罪を犯したとすれば、身分で「処分が異なる」事が有るとすれば、それは正義では無い。
身分の如何を問わず、同じ様に厳正に裁かれ、同じ程度の刑罰を受ける事が、真の平等と言うものだろう。
ところが、時代により、民族により、国に依っては、同じ様な事をしでかしても、「罪に問われない」場合と、「罪に問われる」場合とが出て来る事が有る。
罪に問われても、結局「無罪」に成る場合と、「有罪」に成る場合とがある。
有罪に成っても、「軽微な刑」で済む場合と、「重い刑」に服さねば成らない場合とがある。
裁きの途中で「うやむやに」なってしまう事も有りそうだ。
この理論は、何も「犯罪行為」にのみ当てはまる訳では無い。
同じ様な「素晴らしい仕事」をした場合、「認められて評価される人」と「無視されて評価されない人」が出ては、正義がなされているとは、言えない。
『不正』が『正義』を弾圧する事も、この思想に反している。
『人は、法の下に平等である』
そして、「不正な現象を許している社会」は、残念ながら『近代社会』とは呼ばれない。
勿論『民主的社会』とも、呼ばれない筈である。
歴史に点在する、「独裁国家」が、その範疇に含まれる事が多い。
往々にして<軍事独裁国家>やら、<共産党独裁国家>等の形をとる。
ところで、21世紀の今日、地球の片隅に『日本』という国が有るそうな。
狭い島々に、1億2千万余の人間がひしめき合い、「一流先進国」だとか、「経済大国」だとか、ほざいていたらしい。
狭い国土で、限られた資源しかもたない以上、協力しあう事は「生き延びる為の」必要にして最低限の条件であるはずなのに、彼等はお互いに足を引っ張りあっているのだとか。
聞くところによると、その日本と言う国には、『民主党』と言う政党が、存在している。
しかも、その民主党が現在の<政権政党>であるそうな。
その名の通り「民主的な国家を運営している」と、誰しもが思うであろう。
あに図らんや。
この党名は、残念ながら『詐欺』である。
何故なら、「民主的な社会」を、否定している政府なのだ。
なぜなら、そこでは多くの有為な人々が「無実の罪」で弾劾され続けて居る。
国の不正を暴こうとした人達である。
そして別の人々は、罪を不問に付されて、のうのうと生きているらしい。
国の影の主であるある超大国に、魂を売り渡した人達であるらしい。
最近、この政府の「土台を揺るがす」ほどの出来事が、立て続けに起こった。
それらの事件のお陰で、事もあろうに「民主主義国家で有れば非常識」である筈の<警察>と<裁判所>とが癒着していた事が、判明したのだ。
そして、それら官僚組織を束ねるべき<政府>が、その不正を長い年月を通じて「見て見ぬ振り」をして来たのであった。
かってこの国の政府は、『自由民主党』と言う政党に依って65年ほども占められて来た結果、二進も三進も行かなくなった挙げ句に、一年ほど前から『民主党』という政党に、交代した。
「じゆうみんしゅ」と「みんしゅ」である。
そして、悲劇的な事に、そのどちらの政権下においても、その国の国民は「自由でもなければ民主的でもない」社会のシステムを押し付けられて来たらしいのだ。
更に喜劇的である事は、国民の大多数が「自分達は世界でも有数の」自由な国民だ、と信じ込んで来たらしい事である。
散々矛盾をはらんだ時を経て、国民が「何だかおかしいぞ」と気がつき始めて、その国に<自由と民主主義>とを取り戻そうと動いた政治家が、上に記した「政権交代」を成し遂げたのであったらしいのだ。
ところが、権力の座を追われかかった「旧政権」下で、「真実の法の下の平等」とは無関係の特権階級が、あらゆる闇の力を総動員して、その政治家の失脚を画策したそうだ。
そして、又また「喜劇的な事」に、その「みんしゅとう」の議員達は、あろう事か「敵勢力に協力」して、かの政治家の失脚に手を貸したらしい。
面白い話だ。
結局、かの政治家は「骨抜きにされた状態」に置かれてしまう。
その後のその国は『魑魅魍魎が跋扈』する、最悪の国家に変容して行ったとか。
ソーリダイジンが魑魅で、カンボーチョーカンが魍魎?
その他の閣僚達は、それらの眷属。
先ほど触れた、「国の土台を揺るがす」ほどの大事件とは。
聞くところに依ると、二つあったらしい。
「検察に依る冤罪事件の証拠の改竄」と
「政府機密の流失」
なのだそうな。
詳しい事は、聞く限りにおいてあまりにも幼稚で、驚くほどくだらない事なので、ここでは触れないでおく。
しかし、<法と正義>を司る『検察』が、事も有ろうに「証拠を改竄して」冤罪を繰り返す、等と言う事は、先に記した「独裁国家」以外では、俄に信じられない出来事の様に思える。
それに引き続いて、国家公務員が「国家の機密文書」(動画らしいが)を、インターネットを通じて「故意に流出させた」。
この手の話は、他の国でもない事は無い、かも知れない。
政府が、「国民に取って必要な」情報を、なぜか隠し続けた結果、らしいのも、うなずけない事も無い。
しかし、いずれのケースでも、「国家公務員」が、自らが仕える国家に重大な不利益を与える可能性が有る事、を引き起こした反逆行為である事は言うに待たない。
その国では、流出させた当の公務員に「理解を示す」国民の声も多いと聞いている。
さすがに、「証拠改竄」の方は、支持する声は無いそうだが、政府はうやむやな幕引きを謀っているらしい。
つまり、政府も、公務員も、国民も、言い換えると「国家を形成する基本要素」が、ともに自分達の国家に対して、少しも敬意の念を抱いていない、と判断せざるを得ない事がいみじくも露呈してしまった訳だ。
▶仙谷長官「改ざん事件に匹敵するゆゆしき事案」(読売見出し)
>仙谷官房長官は10日の記者会見で、神戸海上保安部の主任航海士が尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像を流出させたと明かしたことについて、「強制力を持った執行部門は、政治からの相対的な独立性を持って権限を行使する。一般論としては強い権限の代わりに重い責任(がある)ということになる」と述べ、海上保安庁の鈴木久泰長官の責任は免れないとの考えを示した。
>今回の映像流出については、「治安職員が情報を故意に流出させたということになれば、大阪地検特捜部の(証拠品改ざん・犯人隠避)事件に匹敵する、ゆゆしき事案だ」と語った。
【読売新聞/11月10日(水)21時12分配信】
▶<尖閣映像流出>海保長官辞任は不可避の見方…政府・与党(毎日見出し)
>菅直人首相も10日の衆院予算委員会で「流出させたのが公務員だった場合は、最終的責任は私にも当然あろうと思う。直接的には、監督する立場にあるそれぞれの部局にそれなりの責任がある」と述べ、自身の最終責任に触れつつ、鈴木長官の責任問題に言及した。
【毎日新聞/11月10日(水)20時41分配信】
おいおい、待っておくれでないかィ。
それでは、検事による証拠改竄事件での『検事総長』の責任は不問、と言うのは一体何なんだ!?
今回の流出事件が、証拠改竄事件と「同じ由々しき事件」なのであれば、検事総長が<無罪放免>だと言うのは、片手落ちと言う物だ。
社会の不正義、ここに極まれり。
もしや、「検事総長の責任を問う」と言う事にでもなれば、『あの冤罪の政治家』の捜査のやり方に、国民が不信の目を向け始まると、困るからでは無いのかィ?
政権の中枢にある「カンボーチョーカン」自ら、不正義を身を以て示す様では、
先進国だの、文明国だの、とてもとても呼べたものでは有りません。
法を役人が決め、捜査を役人がやり、裁判も役人がやる。
その挙げ句に。
役人が「自分達の都合に合わせて」決めた通りの捜査結果が出なければ、拷問まがいで調書をでっち上げ、検察と言う役人の起訴を受ける裁判所判事と言う役人は、有罪率90%超と言う「世界にも希なる」協力ぶりで、自分達の体制を守り続けて来た。
政府は、その役人達に「盲ら判」を捺すのみ。
喜色満面の笑みで、唯々諾々と。
そうやって、自民党政権下での政治家達は、箱庭の楽園の中で延命を謀って来た。
それに取って代わった民主党政権下では、その風潮が、さらに輪をかけて露骨になった。
「法の下の平等」など、金輪際存在しないニッポン。
夜明けは来るのか。。。。
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