http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/245.html
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http://31634308.at.webry.info/201011/article_10.html
何回か前原氏について特集して書いたので、今日は仙谷氏について述べてみたい。その前に、昨日は東京に行く機会があり、久しぶりにマスコミ紙で唯一小沢氏を支持してくれる日刊ゲンダイ紙を買った。日刊ゲンダイ紙もWEB版に記事を掲載するが、一番の目玉記事はWEBには掲載しないでお金を払って読なければならない。このメインの記事に仙谷氏についていろいろ書いていたのでその一部分を紹介する。
******「判断ミスを連発している「陰の総理」」のタイトルを付けて
『「なぜ、こんなヒドイ状況になっているのか、菅内閣が混乱し、シッチャカメッチャカになっている理由はハッキリしている。ヤル気のない菅首相が何もかも「陰の内閣」の仙谷官房長官に丸投げしてきたツケだ。最近の首相は「俺は疲れたよ」を連発し、官邸スタッフが執務室に報告に行くと、「なんでもかんでも俺のとことに持ってくるな!」と怒鳴り、「俺に判断しろというのか!」とキレるらしい。総理が判断しないで誰が判断するのか疑問だが、結局、官僚も閣僚も民主党議員も仙谷大臣に相談し、頼るようになる。内政から外交まで、すべて仙谷大臣が決定しているという。「仙谷内閣」と呼ばれるのはそのためだ。
ところが、仙谷大臣はことごとく判断を間違えているというのだ。「答弁はもちろん、国会運営から人事まで、仙谷長官が一手に引き受けている感じです。自信家の本人もうれしそうに政権を仕切っている。しかし、しょせんは当選6回の中堅議員。与党経験は1年しかない。ギリギリの判断でいつも判断を間違えている。例えば尖閣問題です。外務省の頭越しに知り合いの民間コンサルタントを中国に派遣し、ビデオを公開しないことを約束してしまった。結果をみれば仙谷長官のミスは明らかです。国会運営でも、公明党と対立している矢野絢也・元公明党委員長への叙勲を認めたことで、公明党の協力を得られなくなってしまった。「陰の総理」などと持ちあ上げられているが、仙谷長官の判断ミスが足を引っ張っているのは間違いない」(民主党関係者)。「反小沢一派」は支持率下落の原因を「政治とカネ」の問題だと言いはじめているが、見当違いもはなはだしい。なでもかんでも小沢一郎の責任にするのはやめるべきだ。』******
以上に続いて、結論は、菅首相は小沢グループを排除した仙谷長官を切って、「小沢一郎に協力を求め、政権を安定させよ」ということある。正論である。大手マスコミの偉そうな論説委員などより余程、正確な分析と提言を行っている。今回、仙谷氏を取り上げようと思ったのは、偶々上記の記事もあったが以下の記事を読んだからだ。
*****仙谷氏「日本人の精神は鎖国状態」 TPP参加で開国をと
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101109/plc1011091800019-n1.htm
仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、政府が環太平洋経済連携協定(TPP=トランス・パシフィック・パートナーシップ)の対外交渉参加を見合わせたことに関連し、「日本人の精神のありようが鎖国状態になっている」と強調し、改めてTPP参加を目指すべきだとの考えを示した。仙谷氏は、「あと何年かは親の世代が作ったストックで国民全体は何とか食っていけるかも分からないが、(鎖国)傾向が産業界も農業もむしばんでいる」と指摘。その上で「開国を受け入れ、競争力を持った産業を興すことで生き抜く術を身に付けなければならない」と持論を展開した******
上記でカチンと来たのはTPP参加のことではない。「日本人の精神は鎖国状態」という部分だ。自分は何様かと言いたい。日刊ゲンダイ紙の記事を紹介したように、自分は一国の総理もしくはそれ以上と思っている。下々のものは目先しか考えていない、鎖国状態と言いたいと述べている。仙谷長官に言われなくても、日本の生きる道は貿易しかないことは分かっている。
仙谷氏がいらいらして、ついこのような日本人全体を下に見るようなことを言ったが、国民はバカではない。つまり、今の政府のやることを信用していなく不信の目で見るから仙谷氏がいらいらするのである。日本国民が悪いのではない。今までの実績を見て信用していないからだ。
小沢氏さんが言っているようにセーフティネットを張らない内に、これを唐突にやられると農業を含めて壊滅的なダメージを受けると本能的に感じているのだ。特に、前原大臣が貿易額の高々数パーセントの農産物のためにTPP条約を結ばない事はあり得ないと言っているが、これは米国の手先として胡散臭さを感じているのだ。小沢さんは農産物の自給率を国家戦略上からももっと上げるべきだし、今のいろいろな規制排除すればそれが出来ると言っている。そのためには今の官僚機構を替えなければならない。
つい先日、菅首相が「石にかじりついても」政権を続けると言ったが、この表現に国民は違和感をもって聞いたことは本人自身は全く気づいていないようだ。国民は間違った政策をやられ国がおかしくなるようだったら、別に民主党は関係ない。よりベターな政党を選ぶ。この基本原則を理解出来なくなったようだ。この「石にかじりついても」と言った言葉は、国民に発したものではなく、代表選挙で「菅氏を支持したグループ」に発したものと受け止められてしまった。
つまり、菅氏が代表選挙で若手議員などに公約した任期いっぱい総選挙はしないということを言っていることと等価であることを気づいていない。仙谷氏も、菅氏ももう目先の政策を何とか通すことしか頭が回らないようだ。それは小沢さんのように明確な国家ビジョンを持っていないからだ。これ以上深みにはいらないように交代すべき時期がきた。
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