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http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20261164.html
「新ベンチャー革命2010年11月9日 No.230 タイトル:国民最大の関心事:尖閣列島を在日米軍は守ってくれるのか」
から、下記を転載投稿します。
=転載開始=
1.尖閣列島を中国軍が攻めてきたら在日米軍が応戦するのか
尖閣列島問題に関して、ネットでは尖閣列島に米軍基地を置いて、米軍に守ってもらえばよいではないかという意見が多数寄せられています。日本には日米同盟があって、在日米軍が日米同盟に基づいて、日本を守ってくれるとナィーブに信じている国民が多いようですが、こういう人たちから、上記のような発言が飛び出しているのだと思います。在日米軍のため思いやり予算が毎年、数千億円単位で計上されているので、一部の国民は、思いやり予算は、イザというときに米軍に日本を守ってもらうための用心棒代くらいに認識しています。
ところが、2010年5月14日に行われた岡田外務大臣(当時)の定例記者会見にて、フリー・ジャーナリスト岩上氏が、岡田外相に“中国軍が尖閣列島に侵略してきたとき、米軍が最初に動くことはないのですね”と念を押す質問したところ、岡田外相は“第一義的に戦うのは自衛隊である”と答えたようです(注1)。
日米同盟に関する日本政府と米国政府と取り決めと、日米同盟に関する国民の認識が乖離していることが、今回の尖閣列島事件(注2)で露呈しています。
現在の日米同盟は、2005年、小泉政権時代に署名されており、いかに問題の多い同盟であるかは、元外務省官僚で元防衛大教授・孫崎享氏の『日米同盟の正体』(2009年、講談社現代新書)に詳しく述べられています(注3)。
難しい法解釈は別にして、現在の日米同盟に従えば、上記、岡田外相の回答が正解なのでしょう。
2.在日米軍は、日本を守るためではなく、米国本土を守るために存在する
筆者の日米安保に関する基本認識はすでに、著書にて公表しています(注4)。
筆者の認識する日米安保の基本思想は、(1)中国やロシアや北朝鮮などの仮想敵国からの対米攻撃に備えて、米国の本土防衛のための前線基地を日本に置くための条約であり、日米同盟の下、米国本土の防衛が、結果的に日本の防衛になる(日本は米国の核の傘に入るという意味)。
ところが、筆者の見方では、日米安保には、日本国民に内緒のウラの目的があって、それは(2)米軍を日本に駐留させることによって、日本の軍事力が米国の脅威にならないよう監視し、彼らの許容範囲に日本の軍事力を抑制すること。すなわち、米国の脅威になるほどの日本独自の軍事力(核武装を含む)を絶対に、日本に持たせないことです。
この認識は、上記、孫崎氏著作から、ほぼ裏付けられました(注3)。
3.尖閣列島を米軍に守ってもらおうという発想は大きな間違い
もし、日本国民が、正しく、日米安保を認識していれば、尖閣列島を米軍に守ってもらおうという発想は絶対に浮かばないはずです。戦後65年、外務省、および、長年、政権の座にいた自民党が、巧妙に国民を欺いてきたのです。
繰り返します、在日米軍が日本を守ってくれるという信仰は、まったくの幻想です。ただし、在日米軍基地を仮想敵国が攻撃してきた場合に限って、彼らは応戦します、ただそれだけです。日本国民を守るのは自衛隊です。上記、岡田外相の言うとおりです。
それでは、沖縄に米軍基地がなかったら、中国は尖閣列島に攻めてくるのかどうか、中国は尖閣列島が中国領土であると主張していますので、攻めてくる可能性はあります。そこで、日本は、尖閣列島を防衛するため、必要なら自衛隊が沖縄あるいは尖閣列島に基地を置くべきなのです。
日本が独立国なら、在日米軍には撤退してもらい、日本の防衛は自衛隊が務めるべきなのです。これが独立国としての日本の正常な姿です。先の小沢・鳩山政権は日米安保を解消して、自主防衛国家を目指していました(対米自立)。
4.日本が自主防衛国家を目指すのを妨害しているのが米国戦争屋
自主防衛国家を目指した小沢・鳩山政権をもたらしたのは、日本国民ですが、それを崩壊に導いたのも日本国民です。日本国民にもいろいろいますが、問題なのが、大手マスコミ情報を信じる一部の国民(世論調査国民)です。
現在の日本の大手マスコミは、日本国民のためのマスコミではなく、米国戦争屋の代弁機関です。そのため、日本の大手マスコミを、本ブログでは悪徳ペンタゴンと呼んでいます。彼らにだまされた国民が過半数を占めたため、小沢・鳩山政権は崩壊しました。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
5.大手マスコミが尖閣列島問題で米戦争屋を話題にすることは絶対にない
小沢・鳩山政権が潰れて、今の日本は、米戦争屋ジャパンハンドラーとそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の天下に逆戻りです。
戦後日本に駐留する在日米軍を支配しているのが米戦争屋です。在日米軍の主力は沖縄にありますが、上記、岡田外相(元)の発言通り、尖閣列島を防衛するのは自衛隊であって、沖縄の在日米軍ではないのです。
在日米軍は日本を監視するために存在しても、日本を守るために存在しているのではないのです。小沢・鳩山政権崩壊に加担した一部の国民よ、この真実に早く目覚めてください。
大手マスコミ情報を信じる一部の国民のみなさん、大手マスコミは、国民の関心の高い尖閣列島問題に関して、在日米軍を支配する米戦争屋との関連で、尖閣列島問題を議論することは絶対にありません。
日本の重大危機である尖閣列島問題に関して、一番、肝心の米戦争屋との関連性にまったく言及しない議論はナンセンスの極みです。
注1:本のセンセのブログ、2010年5月14日『5月14日岡田外相会見にて・米軍は尖閣諸島を守らないことを再度確認〜岩上安身つぶやき編集』
http://honnosense.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/514-35d5.html
注2:本ブログNo.193『尖閣列島での日中衝突:米国戦争屋による小沢氏の入亜脱米妨害か』2010年9月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18564238.html
注3:ベンチャー革命No.297『元防衛大教授:戦争屋系米国覇権主義者の正体暴露』2009年5月10日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr297.htm
注4:拙著[2008]『情報と技術を管理され続ける日本』ビジネス社
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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