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2010年11月10日
どうにも止まらない菅民主党政権の酩酊運転、どこまで“石に齧りつく”のか知らないが、早々に前歯が欠けることを祈るしかなくなってきた。
尖閣ビデオの漏洩事件を単なる一犯罪者の犯罪行為に落とし込もうと懸命だが、警視庁の国際テロ機密情報漏洩事件同様、菅民主党政権への揺さぶりであることは明白だろう。「誰が味方で、誰が敵か」それさえも判別が困難な政治状況が日本を覆っている。
昨年3月3日の小沢一郎政治資金団体・陸山会の西松建設献金問題以降、日本の政治は奇妙な出来ごとの連続だ。鳩山が外務省・防衛省の隷米官僚のサボタージュに遭い、普天間移設であっさり頓挫。代打で出てきた参議院選用内閣は菅直人の「消費税」不用意発言で選挙に大惨敗。責任を感じて退陣するかと思いきや、「まだ3カ月しか総理をしていない、もっとやらせて!」 「首相をころころ変えるのは如何か?」のマスコミ論調の雰囲気に乗ったのか、不正をしたのか判らないが、9月の代表選では勝てるはずのない小沢一郎を破り、堂々の当選である。
臨時国会が始まり「補正予算」の審議の真っ最中に、小沢一郎への最後通牒のつもりか、検察審査会の「強制起訴議決」が発表された。この東京第五検察審査会の実態に不明の点が多いにも関わらず、裁判所は粛々と法に則り、起訴手続きに着手しようとしている。
国会では、小沢一郎への証人喚問、政倫審への出席でワイワイガヤガヤ、岡田幹事長は虎のような猫に鈴をつける蛮勇を奮うものの、小沢に「意味のないこと」と言下に退けられ、二進も三進も行かな状況に陥っている。
そんな折、不幸が度重なるとでも云うか、警視庁機密情報漏洩、尖閣ビデオ漏洩、ここぞとばかり菅民主党政権に揺さぶりがかかっている。
しかし、気の毒と云うよりは、このような状況になる素地がこの政権中枢には、スタート前から潜在的に存在していたと云うだけのことのようだ。策を弄し、常識を逸脱した結果を捏造したツケがいっぺんに顔を出した按配だ。
沖縄知事選では民主党候補も推薦を出す事も出来ず、指を咥えて見るだけの政権与党と云う体たらくになっている。特に「国外移設」を強固に打ち出す、絶対辺野古NOの伊波氏に対する民主党議員の応援まかりならぬ、と云う議員の政治信条を奪わんばかりの暴挙に出ている。「変節の知事」なら可能性が残るとばかり、暗に仲井真氏を応援する、クリーンとはかけ離れた政権運営がなされている。
この幹事長は唐突に企業団体の政治献金自粛もあっさりと党内コンセンサスなしに、解除した。 菅・仙谷・前原ラインは、尖閣問題で「強行路線」でアドバルーンを上げ、「国賊外交」で尻拭いをする体たらく外交に終始、ロシアのメドジェーエフ大統領北方四島訪問でも、前原は強硬に抗議し、何もせず、駐露大使を呼び戻したと思いきや、数日で帰任させると云うヘタレな姿勢を示した。
何も、筆者は強硬路線外交が国益に適うと主張するつもりはない。しかし、他国との間に波風を思いっ切り立て、その後の処理が尻切れトンボなのが「国賊外交」だと言っているのだ。 筋が一本も見えてこない。菅・仙谷・前原らの外交は米国にさえついていれば、何をしても怖くはない、と云う短絡的思考に陥っているとしか思えない。米国政権においても、国務省は尖閣は日米安保の範囲と認めたが、国防省は範囲外だと言っている。
おそらく、米国も本音では、悪女の深情け風に振る舞いだした前原誠司を持て余し始めたきらいもあるようだ。だいたいが、この前原誠司は訪中していない。訪露もしていない。行くのは米国ばかりだ、こんな外務大臣見たことないね。
八ッ場ダムも、粛々と中止だと言い放っただけ、JALも投げ出し、高速無料化も投げ出し、尖閣で火を放ち、そのすべてを他人に押し付け平気の平左だ。信じられない無責任男である。それを不思議とも思わない菅直人、思っていても言えなくなっている菅直人と云うことか?
柳の下のドジョウ宜しく、何度となく嘘つきレンホー姉さんが事業仕分けを、しれっとしてもっもらしく行っているが、廃止の事業は名前を変えゾンビ状態、科白まで官僚の手ほどきを受けているようにしか思えない。これでは、小沢一郎が主張する「政治主導政治」とはかくも酷いものである、と喧伝されている怖ろしき事実にぶち当たる。
真の民主主義の確立、国民主権の政治、政治主導の政治、コンクリートから人へ、対等の日米関係の深化、東アジア共同体構想等など「政権交代」時に民主党が国民に約束した何が実現しているのだろうか? 自民党官僚政治と何か変わったのだろうか? 打ち出の小槌と言われる官房機密費の公開はどうなった? クリーンとオープンとは高級料理を毎晩自分たちで食べることだったのか? 3年間は選挙がないからやりたい放題で良いじゃないか、その後の日本がどうなろうと知ったことではない、と菅民主党政権は言っているようにさえ思える。
自民党同様、外交は隷米に徹し、内政は隷官に徹していれば、なんとか3年は持つだろう。そもそも政権を取り、何をしたいか心が定まらない菅直人に望むべきものはない。 政権としての統治能力が欠落した分、自民党政権以上に官僚主導と云うか、官僚の手当たり次第政治が行われようとしている。族議員の対峙もないから、クリーンがやりたい放題と同義語になる。クリーンは単なる小沢一郎への「あてつけ」に過ぎないのだろう。議員への公平さが、何でも一律と云う共産主義思考があるかと思いきや、選挙支援では稚拙の一文字を露呈する。何もかもが、その場主義で、理念は欠片も見えてこない。
この政権の「粛々」は「有耶無耶」と同義語である。策を弄して策におぼれ、まさに崩壊の端緒についたと言っても過言ではない。 何でもかんでも悪いことは「小沢の所為」で生き延びた菅直人であり仙谷由人だ。しかし、警視庁漏洩、海保DVD漏洩を小沢の所為には幾らなんでも出来ないだろう。この菅直人、仙谷由人、前原誠司、岡田克也、枝野幸夫らの政権は自分達が何をしているかさえ判らずに、その日暮らしの政権運営をしているだけだろう。
小沢一郎が勝ちえた308の議席の上で胡坐をかき、小沢を貶めて栄華を極め酒池肉林状態と云う事だ。そのような正体がバレない訳はない。あまりにも何もかもが、グチャグチャになって来たが、これ以上グチャグチャになると、誰が政権を引き取っても修復不可能になってしまう。与党で居たいのなら、恥を忍んで小沢一郎に頭を下げるんだ、菅直人よ! それ以外に道は残っていないぞ!
菅直人・仙谷由人一味は、愚かな国民と愚かな民主党議員を騙し、そして腹黒い官僚とマスメディアに踊らされて、裸踊りをしている。宗主国・米国としても、このような政権が自分達にとって良いのか悪いのか、決めかねている按配だと思われる。
このような酩酊運営政権は、いつ何時泥酔運営政権にチェンジするか判断がつかないのである。 米国も少しは利巧になったらよかろうに。馬鹿とゴロツキに政権を委ね、安定した財布として今後も利用するつもりなら、嫌いでも小沢一郎の方が米国の利益と合致する筈だ。
そろそろ米国も国力が落ちたのだから、強欲を捨て、適正な用心棒代を課金する腹を決めるべきだろう。適切な無心であれば、小沢一郎は何らかの心付けを渡す用意はあるのだ。(笑)まぁ、しかるべき時に、バサッと袈裟がけってこともあるだろうが、それまで甘い汁は吸えると云う事だ。
民主党議員が与党議員で居たいのなら、即刻両院議員総会を招集し、菅を代表から降ろす事だ。そして、小沢にすべてを委ねるしか道は残っていない。君らには国会議員が早過ぎた、市議会議員からやり直すのも方法だ。民主党を崩壊させるのも選択としては残っている。だからと言って、自民党主体の政権に戻る心配もないだろう。
今なら、まだ引き返せる。民主党内部における浄化作用が機能するかどうか、それは民主党議員の一人ひとりの腹一つである。前原を次期総理にする悪だくみの芽は9分9厘頓挫している。仙谷、前原、岡田すべて無理だ。もう君らには小沢一郎しか残っていないよ。
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