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2010/11/09 07:32
あー、やだやだ
生きてるといいことも悪いこともたくさんあるわけだが、オレは毎日毎日、一瞬一瞬が楽しいと思ってるし、できることなら命ってヤツが続く限り享受したいと思っている。
それに、まだ読んでない本、観ていない映画や舞台、聴いてない音楽、乗ってない車、行ってない場所、食ってない料理、飲んでない酒、出会ってない女、完成してない創作物…などなど、いちいち挙げてたらキリがないくらいやり残していることがあるわけだ。
よって、誰かの言いなりになって生きるなんてのはゴメンだ。
誰かの都合によって、行動が制限されるのもイヤだ。
もちろん、社会ってヤツの調和ってのも必要不可欠なので、全部自分の思い通りになるなんてことはないわけだが、そうだとしても、できる限り自分にとって都合のいい方向に持っていく努力はする。
でかい声で叫ぶのもそうだし、他人に縛られないための自衛や武装(暴力って意味じゃなくてな)ってのもそうだ。
そんなことを考えている自分がエライとも賢いとも思わない。
おいらはほかの人よりも自分勝手で自己愛主義でなおかつ乱暴で声がでかいだけのことだ。
まあ、日本社会でプカプカ浮いちまうのも、我ながら納得するしかねえな…。
友達も少ねえし(笑)。
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さて、このブログをかたっぱしから読んでいる人だったら知っているかもしれないが、おいらがこのように偏屈に成長したのは、いまから9年ほど前から始まった個人的な事情によるところが大きい。
簡単に説明するなら、実家の会社の倒産、父親の自殺、身内も含めた法廷闘争という、まあ、どこにでもあるような些細な話だ。
所詮、悪いことなんてのも、喉元過ぎればエンタテイメントってのがおいらの持論なので、いまとなってはとくに悲しいとも不幸だとも思わない。
ただ、そのときに理解したのは、マンガの「カイジ」でも有名なセリフになっているが「カネは命より重い」ってことだ。
もちろん、世間体だのプライドだのってことも絡んでいるのだろうが、それを維持するのがカネであるのなら、同じことだろう。
その当時は、それがおかしなことだと思っていたが、残念なことに現実は現実。
しかし、いかなる事象も現実に変わるまでには、数々の原因の積み重ねがあるわけだ。
こういっちゃなんだが、そんな事件が起こるまで27年間(歳がバレるな(笑))、まったくやったことのない勉強というか研究ってやつを無我夢中でやった。
それが経済学だったわけなんだがね。
正確に言うなら「経済学というインチキ学問」についての研究だけどな(笑)。
まあ、最近はそれを理解している人が増えてきたと思うのだけどね。
その研究の中心だったのは銀行だった。
なんせ、それ以前も以後も、とにかく銀行には痛い目に遭わされたからだ。
で、銀行から金融政策に興味が広がり、それがいつしか政治や国際金融資本にまで至って、初めて世界というものの姿が見えたというわけだ。
そうしてわかったことは、要するに、この世の中のすべてはカネというもので動いているということ、しかし、そのカネというものは、いくらでも価値の操作ができるものだということだ。
冷静に考えると、ものすごくバカバカしい。
要するに、みんなカネというものの奴隷になっているわけだ。
カネにしがみついていても、そのカネ自体が紙くずにされてしまうことがあるというのにさ。
その逆に、世の中にはカネなんかいらないって人がいるらしいが、それも大ウソだと思うね。
まあ、なかには自給自足でどうにでもなるという幸せな人たちもいるのだろうが、ぶっちゃけ、多くの人はそういう偽善を口にしているだけだろう。
そうでなければ「政治とカネ」とか「公務員の優遇」とか「天下り」なんてものに引っかかることはないと思うんだけどねえ。
なにやらカネにがめついイメージの人を嫌悪するのは、同じようにカネに対する愛憎を持っていることの表われだと思うけどね。
「愛情」の反対語は「憎悪」ではなくて「無関心」だからな。
べつに悪いことじゃない。
素直になればいいんだと思う。
貨幣社会である以上、みんなカネは欲しいに決まってる。
そのカネを愛して憎むのも当たり前のことで、それを手にしている人を妬むのも当然のことなのだ。
で、カネというものの正体が上述したようないいかげんなものであっても、実は貨幣社会の終焉というのは、一般庶民にとって最悪なシナリオなのだ。
なぜかといえば、食糧、水、エネルギーという、人間が生きていくのに欠かせないものの大半が、ごく一部の人間たちによって握られているからだ。
むしろ、全体主義社会の完成のため、つまり、いわゆるニューワールドオーダーの完成のために、連中が一度この貨幣システムってヤツをぶち壊す、もしくは、徹底的に危機に追い込む可能性が非常に高いのだ。
つまり、我々は、うまくカネとつき合っていけるようにするために、カネを操っている連中に圧力を加えていくしかない。
さもなければ、我々自身が生きていくための三大要素を自活できるようにして、カネなんかいらねえと心の底から言える状態を作るしかない。
ハッキリ言うが、このふたつのどちらか、もしくは両方を実践すること以外に、全体主義者からの隷属から逃れる方法はない、それが現実なのだ。
異論は認めん…と、言いたいところだが、とりあえず考えてみてくれ。
ほかに優れた方法があるというなら、ぜひとも聞かせてもらいたい。
ちなみに、後者についていろいろ行動しているのが、飯山一郎先生であって、その丁稚というか下請けというか関連企業がおいらたちなわけだ。
乳酸菌による農業、水質改善、生ゴミ処理等の相談はいつでも受けつけている。
以上、宣伝(笑)、話がそれた。
で、問題なのは前者のほうだ。
どのようにしてカネとつき合うか、ということである。
そのへんについてのおいらの意見はもういやってほど書いたからいいだろう。
とにかく、カネの価値を下げなきゃならないが、高止まりさせたい連中がまったく有効な手段をとる気がないので、徹底的に圧力をかけていかなければならない。
で、そこにはいろんな障害がある。
前にも暴言ぎみに書いたが、所詮、プロパガンダでしかないのに、変な正義感を振りかざして、わざわざ自分の首を締めるような庶民が多い。
実はこれが最大の問題なのだ。
その例を挙げれば「財政がやばい(財源がない)」「バラマキはよくない」「ムダを削れ」みたいなものだろう。
まあ、みんな大ウソなんだがね。
財政問題のウソについては何度も書いてきたが、そういえばある重要なことをいままで書いてなかったかもしれない(うろ覚え)。
それは、国家の借金を考えるとき「危険な借金」と「問題ない借金」の2種類があることを認識しなければならないということだ。
ちなみに、危険な借金というのはどういうものかと言えば「外貨建て」もしくは「対外債権」さもなければその両方の状態にあるものだ。
加えて、自国通貨の信用力が下がっている状態ならより危険である。
たぶん、これはちょっと考えてみればわかることで、追加の説明は必要ないだろう。
いまの日本の場合、とくに借金問題なんて気にする必要はないわけだ。
ただし、それを今後もキープするためには、国債を大量に保有している郵政を外資にくれてやってはならないし、国内の銀行すべてに対して金融庁がしっかり管理しなければならない。
郵政民営化を行ない、なおかつ金融庁を使って銀行を疲弊させた竹中ってのが、どれほどの売国奴なのかってのは、言うまでもないことだ。
で、国債が暴落する(金利が高騰する)とか抜かしているヤツらがいるわけだが、これはむしろいまのデフレを放置しておいたほうがよほど危険と言っておこう。
カネの量が増えなければ、銀行だけで引き受けることができなくなり、あとは日銀が引き受ける以外に方法はなくなる(日銀引き受け自体はさっさと増やせと思うが)。
その上、デフレを放置しておいたら、景気も上がらないし、税収も増えず、堂々巡りになるのは言うまでもない。
よそからカネを借りてるわけでもない状態で、プライマリーバランスの追求なんてのはアホ以外の何物でもないが、どうしてもそれに近づけるというなら、インフレに持っていくしかあるまい。
増税や緊縮財政なんてのは、借金問題という意味でも自ら首を締める行為でしかないのだ。
だいたい、海外から山のような借金をしているだけでなく、史上最大の金融緩和を行ない、FRBにいやというほど国債を引き受けさせているアメリカの財政問題について、危険視する声が小さいのはどういうわけなのか、とは思わないか。
そして、そんな状態だというのに、円売りドル買い介入をしろ、つまり、ドルを買えという声がでかいのはなぜなのか、とは思わないのだろうか。
そりゃ、ドルと円ではまったく立場が違う。
腐ってもドルはいまだに世界を商圏とする通貨だし、だからこそこんな横暴をやっても価値が保たれている。
だが、逆に言えば、ドルに力があるいまのうちに、円の国際化を図らなければならない。
要するに、円の商圏を作る政策を取らなければならないはずだ。
よって、経済の防衛という意味でも、日本は中露との関係を中心に考えなければならない時期に来ているってことだ。
そんな時期に、中露と喧嘩し、その上TPPなんぞを推進しようとして、おまけに郵政民営化などの内政干渉をただ受け入れようとしているのが現在の姿じゃないか。
あまりにもわかりやすい。
で、為替介入についてはまったく財源がどうこうって話はない。
円を安くしたけりゃ、円自体の価値を下げればいいのだから、国内にカネをまわす策を取ればいいことなのにそれをやらない。
でもって、そういう経済対策のような話が出ると、財源がどうこう、バラマキがどうこうってプロパガンダを起こし、結局お流れになるというパターンなわけだ。
結局、それらのプロパガンダが有効なのは、さっきも書いたが、カネというものを絶対的な価値観で捉えているからだ。
だから、カネをひょいひょいくれてやるようなことはいかん、ということになるわけだ。
また、農業の戸別保証制度や子ども手当などに見られる話だが、誰かにカネが流れるということに、ものすごく敏感になっている人が多い。
ひと言で表すなら、妬みだ。
妬みという意味でもっともわかりやすいのは、公務員の給料が高いとかそういう話にも関連している。
だから、削れという話になるわけだ。
それはまったく逆で、むしろ民間の待遇を公務員の水準に近づける努力をしなきゃならないし、そのためのインフレ政策、景気対策が必要だというのに、全部止められてしまうのだ。
まあ、ここまで書けば、いま庶民のなかで支持を集めている(というふうにマスコミが喧伝してる)みんなの党ってのが、どれだけ危険な存在なのかわかると思う。
もちろん、民主党の現主流派や、自民党も同じことだ。
で、しつこいけど、とくに前原には要注意だ。
こいつらを応援しているってのは、要するにデフレ、緊縮財政、増税、自由化、対米従属という路線を支持していることになるのだが、そのことに気づいてない人多いんだろね。
だから、市民目線だの庶民感覚なんてのはむしろ邪魔だと言ってるわけだ。
あー、やだやだ。
おいらはこんな連中の策に引っかかって、奴隷にされるのなんてゴメンなんでね。
殺されたってヤツらに乗せられてたまるかっての。
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