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モスクワの赤の広場で、「ブレジネフ書記長はバカだ」と叫んだ酔っぱらいが、警官に逮捕された。「何の罪だ」と聞く酔っぱらいに、警官が答える。「国家機密漏洩(ろうえい)罪」。旧ソ連時代の代表的な小話だ。
▼独裁国家でも社会主義国家でもない日本で今、ふたつの機密漏洩事件が大きな波紋を広げている。ひとつは、警視庁公安部外事3課が作成したとみられる国際テロに関する資料の流出だ。個人情報をさらされた外国人やその配偶者が、怒りの声を上げている。
▼捜査協力者にいたっては、生命の危険さえ懸念される。海外の情報機関から信用を失えば、日本は孤立したまま、テロとの戦いを強いられる。まさに国家の危機に直結する事件だ。
▼一方、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像流出は、大きく性質を異にする。これまで別のビデオ映像を見た少数の国会議員の発言だけで、内容を想像するしかなかった。事件のおかげで国民は、中国の漁船が意図的に海上保安庁の巡視船に体当たりしたことを、自分の目で確かめることができた。
▼何度も言ってきたように、最初から公開して、中国側の不当を国際社会に訴えるべきだった。ところが、政府・与党側の発言を聞いていると、ビデオ映像流出犯の方が悪質とみているかのようだ。「クーデター」と表現した鳩山前首相は論外にしても、仙谷官房長官が機密保全に関する罰則強化に言及したのは、聞き捨てならない。事件を奇貨として情報統制に乗り出そうというのか。
▼ひょっとして、事件に神経質になっているのは、別の国家機密が漏洩したからかもしれない。映像を見ていると、「民主党政権はバカだ」との叫び声が聞こえてくるようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101109/erp1011090315002-n1.htm
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