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F35軸に12年度予算化へ 次期戦闘機で防衛省(共同47ニュース)−どういう都合でしょうか
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/153.html
投稿者 一隅より 日時 2010 年 11 月 09 日 02:13:14: PnbUj1IYwR18o
 

F35軸に12年度予算化へ 次期戦闘機で防衛省(共同47ニュース 2010/11/08 02:02)
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110701000412.html

 防衛省は航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)について、次世代戦闘機F35を軸に2012年度予算の概算要求で調達経費を計上する方針を固めた。年明けに機種選定委員会を開いて調整を本格化させる。これに伴い、選定までの穴埋めとして検討していた現有戦闘機F2の追加調達を断念した。複数の防衛省、自衛隊関係者が7日、明らかにした。

 FX選定で防衛省は当初、F35開発の遅れや価格の高騰を受け、暫定措置としてF2の追加調達や現有の主力戦闘機F15の改修継続で対処する方向だった。だが軍事的にも台頭する中国に対して航空優勢を確保するため、レーダーに捕捉されにくいステルス性と超音速巡航能力を特徴とするF35など第5世代機導入の早急な決定が必要との判断に傾いた。40機弱の導入を想定している。

 中国はF15に匹敵する「殲11」など第4世代戦闘機を量産し、第5世代戦闘機の開発も目指している。このため、性能が比較的劣るF2の追加調達は抑止力や経費面で得策ではないとの分析も第5世代機経費計上の方針を後押しした。
(引用おわり)


はて、もともとF15(第3次FX)に続く、第4次FX(次期主力戦闘機)選定のはなしだったはず。
だから、F15後継とされる米空軍主力機F22がもっとも望ましいのではなかったか。

F22は輸出しないとのアメリカの方針のゆえとはいえ、では代わりにF35というわけにいくのですか。
F35とはF16の後継機、つまり本来、自衛隊でいえばF1、F2(F16改良機)に続く支援戦闘機の系列に属すのではないですか。

たしかに、防衛省では、要撃と支援の区別を廃止し全機種を「多用途戦闘機」とする方針で、平成17年に改定された防衛大綱からは要撃機と支援戦闘機の区分を廃止した、とはいう。

しかし、他方でアメリカがハイ・ロー・ミックス構想を打ち出している以上、やはりそこに何らかの差異はあるのであって、しかもアメリカが「ロー」と位置づけている機種を日本には「ハイ」として売り込み、運用させるとは?
それとも、航空自衛隊の役割は、これをもってさらに一段と、米軍の有事支援に組み込まれるということか。防衛省の、要撃と支援の区別廃止もこれを見越してのことか。

そうすると、ヨーロッパのユーロ何とかいうのも候補、なんていうのは、もともと当て馬にしか過ぎなかったのですね。

なお投稿者は、日本の軍備増強を望むわけでも、最新最強の兵器が欲しいなどと思っているわけでもありませんが、ただ、うまい刺身が食べたくて包丁を買いに行ったら、売ってもらえずに、代わりに向こうの都合で果物ナイフを買わされて帰ってくるようなのは、どうにも無駄づかいだと思うものですから。


※ハイ・ロー・ミックスとは
 ベトナム戦争時におけるアメリカで生まれた構想。限られた予算内で、高性能で価格の高い戦闘機(当時はF-15)に加えて、性能は劣るものの安価な戦闘機(当時はF-16)を組み合わせる。現在のアメリカ空軍でも、ハイ(F-22)とロー(F-35)で用いられている。
             ハイ  ロー
 アメリカ      F-22   F-35
 日本(アメリカの提案) F-35   F-15FX
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fighter_x/ より)
 

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コメント
 
01. 2010年11月09日 05:58:14: JG7J6MCr25
F22は生産コストと維持費があまりにも高額なためアメリカでも生産中止・配備縮小になっています
だから仕方なくF35になったんだと思いますよ

02. 2010年11月09日 10:26:32: KLT08CD8lU
 中国の最新鋭機に対抗するには、こんな出来損ないの「クズF35」では駄目だ。本当に、日本防衛を考えるなら、ヨーロッパの主要戦闘機である「ユーロファイター=Typhoon」を購入すべきであろう。
 まー、植民地国家の日本では無理な話だが・・。

03. 2010年11月09日 14:54:39: s9M4ZB96sA
日本もドラケンと同じことできるでしょう。ドラケンは低予算と少人数で開発されたのに。

04. 2010年11月09日 20:45:45: IuPxajJcAk
またアメリカ製なの?
i3Fighterはずっと先か・・・やれやれ。

05. 2010年11月09日 22:41:10: gdIKtYDswk
 F22ラプタ―は本国米国でも、余りの高額のため製造中止、で廉価版のF35ライトニングはといえば、プロトタイプ(実験機)のみで、いまだ生産ラインから実用機が1機もロ−ルアウトしておらず、金庫にカネがない国防総省も配備計画がナシ、議会国防予算委員会では製造中止案すら挙がっている機体である。

 膨大に膨れ上がった開発予算の回収のめどもなく、このままでは会社存立の危機さえ囁かれるベル/ボーイング社に、おしめり程度ではあるが、慈雨のごとき日本からのF35発注である。今回このF35を「カタログ発注」する防衛省だが、このF35を次期防空戦闘機としてではなく、海自護衛艦艦載機として運用する計画が透けて見える。
 
 これまでもそうであったように、国土防衛に関して、戦理的合理性で事は決して動かない。米軍産複合体と、これまた日本の防衛に関わる有象無象の輩の利権で話が進むのだ。

 だがこの話、規模の巨大な「振り込め詐欺」になりかねない危うさを抱えている。カネは払い込んだが、モノが届かない危険性が大なのだ。米国が危うい。


06. 2010年11月12日 09:05:18: 7I6FUAWxPc
F-4置換ならF-22じゃないのかというのが理想だと思うけど,
現政権化での輸出解禁は余程の環境の変化がない限り望めない.
中間選挙を終えた米議会の変化に期待を残しつつ,
それでもダメなら当面はF-35でお茶濁すしかないかなと.

今回の選考では,周辺環境の変化と日本の要求に応えうる候補が少なかった.
次々中期防辺りまでに新たな候補,例えばF-22のモンキーモデルとか,
そういったことを期待するしかないのかなと思う.


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