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「予想外の発言」と地元側に驚きが起きた。馬淵澄夫国土交通大臣が6日、就任後初めて八ツ場ダムの地元の長野原町を訪れ、大沢正明知事、高山欣也町長らと会談した。国交相はダムの必要性の検証について「一切の予断を持たずにやる」と述べ、「中止ありき」をにじませていた前原誠司前国交相(現外相)の発言を修正した。結論を出す時期についても「来年秋」と明言したことで、途絶えている国交相と住民の意見交換会が再開される機運が出てきた。ただ、住民には複雑な思いが交錯し、慎重な見方をする人も多い。
国交相の現地訪問は今年1月の前原氏以来で、馬淵氏は国交副大臣時代を含めて3度目。三井辨(わき)雄副大臣、津川祥吾政務官が同行した。
会談は町山村開発センターで約1時間行われた。先月25日には同じ場所で、事業費を負担している6都県知事がダムの2015年度までの完成を求める共同声明を発表したばかり。
大沢知事や高山町長が「中止の方向性は変わらないが、予断を持たず検証する」との前原発言を引き合いに、(1)検証の道筋を一刻も早く示してもらいたい(2)検証がアリバイのためでないと確認してほしい、などと迫った。
メモを取りながら、硬い表情で質問を聞いていた国交相が立ち上がった。
検証結果を出す時期について「平成24年度予算案に反映できる時期までに結論を得ると約束したい」と述べ、来年秋までに結論を出す考えを明らかにし、さらに「『中止の方向性』には言及しない」と断言した。
「予想外の発言」(高山町長)に、大沢知事らが再び立ち、「二つの約束」の真意を確かめた。
これに対し、国交相は改めて、来年秋を目標に検証の結論を出すことを明らかにし、検証にあたっては「『中止の方向性』という言葉は封印している。一切の予断を持たないことだ」と明言した。
前原氏は今年1月の住民との意見交換会で、「再検証はするが、皆さんのお気持ちに応えられない可能性もある」と、「中止ありき」方針をにじませ、これが意見交換会が途絶える原因になっていた。
会談後、大沢知事は「非常に前向きな発言をいただき感謝している。下流1都4県の知事にも適時適切に説明していきたい。私としては、負担金留保を解除してもいいと考えている」などと話した。6都県の負担金留保問題も解決に向けて動き出しそうだ。
高山町長は「地元住民は『白紙でないと会わない』といってきたが、大臣に『再検証に一切の予断は持たない』と言ってもらったので、『白紙』に戻ったと受け止めている」と話し、国交相から意見交換会の要請文が届き次第、住民に諮る考えを示した。(石田裕貴夫、木下こゆる)
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