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インターネット上に流出した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像は海上保安庁撮影の「本物」と分かり、菅直人首相は国の情報管理をめぐり、一段と厳しい立場に置かれそうだ。国際テロに関する資料の漏えい問題や、対中国・ロシア関係の悪化も重なり、野党は首相の統治能力の問題と位置付けて強く批判。首相の求心力が低下するのは必至で、政府・与党内では今後の政権運営に危機感が強まっている。
「地道に実績を重ねないといけないのに、どれも中途半端で心配だ」。9月の民主党代表選で首相を支えた若手議員は7日、政権の現状についてこう述べた。
政府は、漁船衝突の様子を撮った映像の扱いについて、横浜市で13、14両日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への影響を懸念し、公開に慎重姿勢を取ってきた。今後、政府内部からの情報漏れの経緯が明確になれば、菅政権に対する信頼が大きく損なわれるのは確実だ。
民主党の枝野幸男幹事長代理は6日のBS番組で「内閣として責任がある」と指摘。国際テロ情報の流出問題を含め、党内には「同盟を結ぶ米国から重要な情報が入らなくなる」(若手議員)と懸念する声も出ている。
対中関係では、APECに合わせて来日する胡錦濤国家主席との首脳会談の見通しは立っていない。対ロ関係もメドベージェフ大統領の北方領土訪問できしみが生じ、菅政権の足元を見透かされたような新たな懸案が次々と生まれている。野党側からは「ガバナンス(統治)以前に政権の体を成していない」(江田憲司みんなの党幹事長)と政権批判が強まるばかりだ。
一方、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加に首相は積極姿勢を示してきたが、与党内には根強い抵抗があり、情報収集のために「関係国との協議を開始する」ことでひとまず落ち着いた。参加の是非の判断は先送りされ、ここでも首相の指導力不足がのぞいた。
「来年の首相は菅さんじゃない。持たない」。政権浮揚の足掛かりが見えない中、小沢一郎元代表に近い民主党議員からはこんな声も漏れ始めた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010110700184
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