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民主党の三宅雪子衆院議員(45)が2日未明、東京都港区の自宅マンション4階から転落する直前にツイッターに書き込んだ内容をめぐって、地元の群馬県議らの間で波紋が広がっている。ツイッターには翌3日に石川貴夫県議(32)のパーティーに出席すると記載。だが、県議側は「出席を控えていただくよう伝えていた」といい、真意を測りかねている。
群馬4区の支部長を務める三宅議員は石川県議の高崎市選挙区を管轄。
三宅議員は2日午前1時11分、ツイッターに「石川県議のパーティーの主賓のたも(め?)、スピーチ原稿の作成をしています」と書き込んだ。その約1時間後の同2時14分、119番があり、病院に搬送された。
しかし、石川県議の後援会幹部は「あるトラブルがあってパーティーへの出席をお控えいただくよう石川が直接、三宅議員に伝えている。スピーチ?呼んでいないのに頼むわけがない。石川も困惑している」と話した。
トラブルとは、「石川県議が来春の統一地方選用のポスターに三宅議員の写真を掲載するのを拒んだ」(三宅議員の秘書)というもの。三宅議員から「私の写真を使って」と依頼されたのは9月下旬ごろ。しかし、その時点ですでに前原誠司外相の写真を使ったポスターを発注済み。石川県議は「今後、追加分で作りますと言った。拒んでいません」としている。
三宅議員はこの事態を重く受け止めたようで、同幹部によると、10月16日に石川県議を都内の事務所に呼び出し「ポスターの件を釈明してわびなさい。釈明次第では党の公認を取り消す」と一喝した。県議選の公認は支部が県連に申請し、県連が協議して決定するもので、支部長の裁量は大きい。現在、公認は取り消されていない。
三宅議員の秘書は「確かにそういうやりとりがあったのは事実」と認めた上で、「三宅の写真を使うと票が減ると言われた。気にする必要はないと伝えたが、相当ナーバスになっていたようだ」と説明。ツイッターへの書き込みについては「支部長として意地でも行ってやろうという意思表示だったのでは」と胸中を代弁した。
三宅議員をめぐっては、今春ごろから選挙区の高崎市内を1人で飲み歩く姿が何度も目撃されているほか、口蹄疫対策会議に遅れるなど、遅刻が多いことも問題視されている。民主党県連関係者は「奇行が多いので変なことが起こるんじゃないかと噂していた」と話した。
群馬県高崎市内に張り出されている石川貴夫・県議会議員のポスターは前原誠司外相と一緒に写っている
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