http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/815.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b57df836bb2b53395439588f88798d39
2010年11月06日
警視庁公安部作成のテロ関連情報の流出にせよ、今回の尖閣漁船ビデオ流出にせよ、「正義の使者」が義憤を感じて行った行為と云う見方は出来ないだろう。
では、このビデオを誰がどのような経緯で入手し、どんな目的で、この海保撮影のビデオを「ユーチューブ」に流したのか? この海保ビデオ流出と警視庁公安部作成のテロ捜査関連マル秘情報の流出は関連性があるのだろうか。
筆者の第六感は、共に米CIAの関与じゃないのかということだ。警察庁、海保、政府も必死で犯人捜しをするだろうが、おそらく犯人の尻尾を見つけることは出来ないと読んでいる。警視庁の漏洩もユーチューブも共に海外サーバー経由で行われている。個人を特定出来るデータは悉く消され、犯人が日本人かどうかさえ判らないのが事実だろう。
発信が日本の場合はネットカフェ経由の発信で、その発信者は特定出来そうで特定できない。身元不明で利用できるネットカフェは、未だに沢山残っている。海外経由に目を奪われると、如何にも日本から海外経由で、再び日本のように思うが、そもそも海外から発信した可能性もある。
正直この二つの事件の犯人を追いかけても、正体は闇の中だろう。素人義憤で行われた行為なら、身元は数日でバレル。しかし、この二つの漏洩流出劇は絶対に犯人は特定できないだろう。 こう云う事件が起きた時、米軍横田基地と米国大使館と在日米国商工会議所とCIAを疑う方が早道なのではないだろうか。
正直、隷属国が支配国を疑っても、当然何も言えない。「あんた達、なんか悪さしませんでしたか?」と聞きたいところだが、聞ける筈もない。米国諜報機関の技術を持ってすれば、ネット経由のPDF機密文書やDVDデータなど、電子化されたデータはいとも容易く略奪可能である。
このデジタル化されたブツの略奪は、アナログなブツと違い、奪われても、ブツは残るので、奪われたと持ち主が気づかないのが味噌である。 警視庁漏洩ではAPECの警備が問題になる。国際的なテロ情報を日本には簡単に知らせられないと云う認識を各国がする可能性がある。挙句に、APECで何らかの事件でも起きたものでは、もう日本の信頼は地に落ちる。
海保ビデオ流出では、海保が矢面に立たされているが、今回の問題で海保が作成したビデオだが、実際には録画時間3時間以上のデータが、発生当時の職責で考えると、前原、岡田、仙谷の手には絶対に入っている。那覇地検、福岡高検、最高検、法務省にも絶対に届いている。届いていなかったら、それはそれで職務怠慢も良いところだ。つまり、羅列した部署又は人物から流出する可能性も海保と同レベルであると云うことなのだ。
その上、もう一か所、このビデオを当然入手しているのが米軍だ。米海軍の艦船も3隻の海保巡視船とつかず離れず航行していたと云う話もあるので、米海軍の独自ビデオも存在しているに違いない。衛星から、そのすべての航跡は捕捉されているのだろう。
どちらにしても、DVDがダビングされ流出と云う線もあるが、ネット経由でデータを送信した事実があれば、その殆どを米国の諜報機関が捕捉することは容易なのだ。中国の諜報機関の能力は判らないのだが、未だ米国に比べ稚拙と考えるのが妥当だ。
つまり、この二つの問題は誰が発信したのかは、あまり重要視しても意味がないように思える。それよりも、このような情報の流出で、何処の誰が利益を得るのか考えた方がよさそうだ。警視庁の機密情報漏洩が個人を特定できないような操作がなされていることから、米国諜報機関が関わっているかどうかハッキリしない。目的が曖昧なのだ。この漏洩で政権の屋台骨が根こそぎ揺らぐことはないと思われる。根こそぎ揺らぐ時はAPECで何らかの事件が起きてしまった時だろう。
それに比べ、海保のビデオ流出は様々な立場の人々が、それなりの得をする点が面白い。まず野党が歓ぶ。特に自民党の石原幹事長は大変喜んでいた。しかし、攻める材料にはなるが、その攻めを強めて、補正予算の成立を阻む行為が、政党として都合の良い話かどうかとなると、心もとない。
菅政権の危機管理能力の無さが露呈し、退陣と云う線まで行くとなれば、前原が利益を得る可能性はある。小沢も利益を得るかもしれない。しかし、日本の司法に騙され続ける小沢が得る利益は間接的だ。そうなると、前原の利益は相当にある。 中国はこのビデオ流出で、損得勘定はプラスもあり、マイナスもあるので、利益を得るとは言い難い。
それでは米国はどうだろう?民主党政権の屋台骨が揺らぐことで直接的利益はないだろう。ただし、菅直人VS仙谷・前原の間には深く暗い溝がある。米国にとって、当然菅直人は邪魔だ。代表選直前まで、仙谷前原切りを考えた男である。隷米な態度も一時の空蝉のようなもの、前原とは資質が違う。前原は小泉の何倍も隷米だ。
米国にしてみれば菅総理が前原に禅譲することを望んでいるのはたしかだ。 しかし、今回のビデオの流出が前原総理の実現に貢献するものかどうか定かではないのだが、朝日新聞などは今回の流出で責任問題が噴出するのは、馬渕国交相、柳田法務相、仙谷官房長官ではないかなどと書いている。
ジャーナリスト精神で書くのなら、当時の国交相であり、外務相になってからも、中国を揺さぶり続けた前原誠司こそ責任を取るべきだろうと思うのだが、そうは思わないようだ。(笑) そう言えば、今回の海保の流出ビデオを各新聞社テレビ局が尤もらしい解説している。専門家などと云う輩を引っ張り出し、ああだこうだと解説させ、前原の行動を支持している。
あきらかに中国漁船が舵を切りぶつかってきましたとなる。この時点で、筆者は気がついた。折角ユーチューブにあれだけの画像が掲載されても、すべてを見る人はそれ程いないのだなと思った。それで折角の海保隊員の緊張感なしな会話はカットされた、腐れメディアの編集ビデオを観て、見た見たと言う。なるほど、折角の宝物情報があっても、それを見ない限り真実の情報には出遭えない。しかし、そんなものなのでしょう。それで文句だけ言うのもどうなのか?しかし、真実を伝えない腐れメディアの責任も大きいのだろう。
いずれにせよ、今回の流出問題で、腐れメディアに洗脳された国民は「中国漁船がぶつかって来た」と思い込む可能性は高い。そうなると、沖縄の米軍基地の存在は重要だとなる。海兵隊が居なければ怖くて仕方ない。 やっぱり辺野古で良いんじゃないの?
そんな世論が形成される。それで歓ぶのは、米軍であり、日米安保マフィアであり、仲井間である。気がつけば前原が大喜びってことになる。菅の存在が消えうせそうである。(笑) 困ったものですね。
正直、この流出ビデオも一部であり、本物は3時間半以上の撮影時間があったようなので、これも一部に過ぎないし、意図的編集もあるのだと思う。ただ、筆者はこの状況が違法操業である事も認めるし、法的には公務執行妨害だ。逮捕しても構わないが、逮捕した以上、粛々とすべてを司法の中で処理するべきだった。勿論、逮捕瞬間と強制送還と云う選択はあったが地検にまで連れてきて拘留延長までした以上、中途半端で投げ出すのは非難される。
ただ、あの中国漁船が、3〜4隻の巡視船に包囲され、監視されていた状況を考えると、タバコを咥えていても切迫していたのは漁船の方だろう。一匹のネズミが3,4匹の猫に囲まれ、突然逆襲噛みついた行動は、如何にも人間的だ。(笑) 中国側はそのことに論点を持っていくだろうことは明白だ。
筆者としては、この問題の発端となった前原前国交相の処分が最も筋の通った処理だと思うのだが、馬渕に矛先が向いているのは、なんとも不快である。そして、利益を享受するのが米軍、日米安保マフィア、仲井間知事、前原と云う事だ。Sengoku38とは仙谷はイイ面の皮である。(笑)
最後に、警視庁の公安情報流出では、国家公安委員長・岡崎トミへの揺さぶりと見る事も出来る。APECの警備の総責任者は岡崎と云う事になるだろう。立て続けに起きた二つの不祥事に、現時点では関連性ある証拠はないのだが、どちらも米国諜報機関なら朝飯前の仕事であることだけはたしかだ。あまり書かないでおこう。(笑)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK98掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。