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2010/11/05(Fri)
中国「書行無常」
昨日の夜遅く、上海、北京を経由し、東京に帰って来た。
週刊「プレイボーイ」の巻末グラビアで連載中の「書行無常」の中国版である。
本場に乗り込んでの書とあっていささか身を引き締めての旅となったが、その初回に万国博覧会最終日の中国館前で日本語の書を掲げるという実に難題な企画。
その書に何と書いたかは15日くらいに出るらしい本誌を見ていただきたいが、折しも、反日デモが各地で吹き荒れ、その決行日、日本大使館は日本人へ「最近の日中関係の動きに係る注意喚起」として中国国内で不用意な動きはせぬようにとコメントを発表。
前日の下見で綿密な計画を練る。だが当日、書を引っさげ、車が万博会場に近づくと30メートルおきに蝋人形のように無表情な公安と武装警察が突っ立っている。
「…これはヤバイ」。
この日、温家宝首相以下、政府の重鎮が参列し“万博終了宣言”をするため厳戒態勢がしかれているのだ。
書を掲げる場所として前日にチェックしておいた、エアポケットのように警戒のゆるい1ヶ所の出口付近に行く。入り口付近は警戒万端、だが出口は妙にザワザワとゆるーい。
決行!
昨日私が帰って来たことは、収監されなかったことを表しているのだが、今考えるとなかなかの冷や汗ものではあった。
さて中国での書行を5テーマ決行して(日本でやっているのと同じように、街中でいきなり書を書くわけだから、非常にリスキーだった)無事大きなトラブルもなく帰国すると、尖閣列島のビデオ流出問題が起きていた。
ユーチューブを見る。
衝突の瞬間を何度も繰り返し見たが「みずき」との衝突シーンに関しては中国漁船が取り舵(左旋回)いっぱい切っているように見えるし、巡視艇みずきが面舵(右旋回)いっぱい切っているようにも見える。
こういった場合航跡が唯一の判断材料となるが、直後に「みずき」はエンジンんを全開しもくもくと黒煙を吐いているので、黒煙に隠れて航跡が見えず、中国漁船の方も船尾に航跡が隠れている。
だが巡視艇「よなくに」との衝突シーンに関しては日本側に分が悪いと言える。
「よなくに」の航跡ははっきりと見え、約90度に近い取り舵を切っている。あきらかに中国漁船の進路を塞ぐ形となっている。
このシーンを見ると中国漁船が減速し、面舵をいっぱいに切れば衝突を免れるはずだが、そういった回避策を取らず、やや減速したまま直進して「よなくに」の船尾に衝突しているのは、中国漁船の方も感情的になっていることを伺わせる。
要するに双方に衝突の原因があると見る。
余談だがこのビデオを見て幾人かの”専門家”という人がニュートラルでない偏った分析をしているが、海難事故に詳しいというK弁護士という人の発言が、こういった専門家というもののレベルを伺わせて興味深い。
中国漁船が「アクセルを踏みこむ、ハンドルを左に切って、わざわざ衝突するように針路を変えたといえる」
船は車じゃないからアクセルなんかついていない。
スロットルレバーを上げるという言い方が正解。
それも右手主動であり、足で踏み込むようなスロットルはこの世に存在しない。
それから船の舵を切るのはハンドルではなくステアリング。
民主党政治と同じように、こういったエマージェンシーな事象を分析する自称専門家の見解も軟弱。
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