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今後の国会運営を左右する民主党の岡田克也幹事長と、小沢一郎元代表との会談は、小沢氏が衆院政治倫理審査会への出席要請をあっさり拒否して終わった。岡田氏は再会談に望みをつなぐが、野党側は「民主党の時間稼ぎ、アリバイ作りだ」(自民党閣僚経験者)と態度を硬化させた。同党の石原伸晃幹事長は「会いました、ダメでしたで済むか」と批判を強めた。(榊原智)
「時間がたてば、白黒含めて分かるだろう」
小沢氏は4日夕、国会近くの個人事務所で民主党議員に、自身の潔白がいずれ証明されると強調した。
小沢氏側は岡田氏への不信感を募らせている。小沢氏周辺は「見通しがないのに小沢さんと会っても仕方ない。岡田さんは何も考えてない。都合良く利用したいだけだろ」と批判した。
菅政権は小沢氏の問題で批判を浴び続けている。財政演説に対する4日の衆院代表質問でも野党各党が招致問題を追及。小沢氏が「政倫審拒否」を表明すると、自民党の逢沢一郎、公明党の漆原良夫両国対委員長がすぐさま動いた。国会招致問題で進展がなければ、民主党が目指す平成22年度補正予算案の10日の衆院予算委員会採決に応じない認識で歩調を合わせた。
岡田氏が党職員に命じて小沢事務所に「きょう国会内でお会いしたい」と会談を要請したのは4日朝だった。午後の衆院本会議場では自ら小沢氏に歩み寄り「2時ごろ(幹事長室で)お待ちしています」と低姿勢で会談を求めた。
だが結果は同じだった。
政倫審への出席要請は迫力を欠いていた。岡田氏は小沢氏に「参院幹部も含め役員会の中心的メンバーと意思疎通しながら申し上げている」と執行部の意向を強調したが、輿(こし)石(いし)東(あずま)参院議員会長らが賛同していないことを小沢氏は知っていた。
会談後、岡田氏が輿石氏や平田健二参院幹事長らを呼び「執行部を代表して小沢さんに会った」と報告すると、参院側は「われわれの代表で行ったわけじゃないでしょ」と一(いっ)蹴(しゅう)。参院幹部からは「小沢氏が出ると言うならいいが(嫌だと言うのに)首にヒモをつけて引っ張り出せると思っているのか」との声も出た。
岡田氏は記者会見で小沢氏との会談実現を「大変ありがたいことだ。よい雰囲気だった」。菅直人首相も同日夜、首相官邸で記者団に「一歩前進」と語ったが、何も前進していないことは明らかだった。
民主党執行部内の対立は深刻だ。
「そんな方針は決まっていない。おれは最悪の場合を考えている。政界再編になったらどうするんだ」
4日午前、国会内の国会対策委員長室で、輿石氏が鉢呂吉雄国対委員長を怒鳴り上げた。小沢氏の招致実現に努力すると野党に約束した岡田氏の意向を説明する鉢呂氏。輿石氏は、小沢氏を追い込めば党が分裂する−との論法で反論した。
参院幹部の一人は4日夕、「岡田さんは幹事長個人として会ったんだろう。(執行部で)要請しろなんて決めたことはない」と言い切った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101104/stt1011042244021-n1.htm
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