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2010年11月3日
なにをしたいのかハッキリしすぎなわけだが…
現在の政治状況についての話なんだがね、まだわかってない人多いのかな。
TPP推進にしても、外交かき乱しにしても、事業仕分けショーにしても、みんな目的はひとつなんだがね。
庶民を疲弊させ、外に敵を作って目をそらし、経済をさらに疲弊させ、ひどい場合には戦争にまで持ち込んで、より一層社会をメチャクチャにして、人間を奴隷化するという流れができ上がってるのだ。
単なる失政とかそんなレベルの話ではない。
あの連中は「わざと」そういうことをやっている。
しかも、それは菅内閣だけの話なんぞではなく、野党、マスコミ、官僚、財界などがみんな一緒になってそれをやっている。
おいらに限らず多くの人がそのへんを指摘しているわけだけど、どうしても洗脳って解けないもんだねえ…。
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さて、ここ最近、何度か書いたのだが、おいらのこのブログは、すでに書くべきことを全部書いてしまって、いまさらなにを書けばいいんだろう…という状態になっている。
あたくしがこのブログで書いているのは、現在の政治状況がどうこうって話じゃないし、いわゆる国際情勢分析のようなものでもない。
おいらが主眼に置いているのは、他人に騙されない考え方というヤツだ。
このブログを片っぱしから読んでいる人なら知っているだろうが、おいらは正直、まっとうな人間なんぞではないし、学もないし、むしろ社会の外れ者の類に入るろくでなしだ。
コメント書いてくれる人が「社長」という敬称(?)で呼んでくれているわけだが、会社さえ作れば実態がどうだろうと社長になれるのだから、そんなものになんの価値もない。
で、このブログ、過去と現在でぜんぜん意見が違ってることもあるし、矛盾も間違いも多数ある。
そんなもんだ。
完璧な人間なんていないってのはもちろん当たり前のことだが、おいらなんぞはその完璧さからやたら遠いところにいるヤツなわけさ。
よって、こんなとんでもないヤツの言うことをそのまま受け入れるのもやめたほうがいい。
何度も書いてきたことだが、所詮、文章にしろ表現物にしろ、他人の目の触れるように作られているものなんてのは、よほど狂った天才がつくり出したような例外を除けば、みんな主観によって発信者もしくはそのパトロンの都合のいいものになっている。
ただし、それと同じように、他人の言動も見てもらいたいと思うわけだ。
日本人ってのは、なにやら肩書きがついている人とか、大手企業などの権威に弱いわけだが、そんな連中が言っていることだって、所詮は本人もしくはその裏にいる連中の主観で作り出されたものなのだ。
たとえば、いま話題になっているTPPの話。
これについて、メリットとデメリットのような話をマスコミがさんざんやっているわけだが、多くの人はそれらの意見がごくごく一部の人の意見であることに気づいていない。
日本という国家全体の問題なのだが、なにやら取り上げるのは、TPPを歓迎する農家、歓迎しない農家みたいな個人の発言ばかりだ。
これは、国家を幹として考えれば、枝葉も枝葉の部分の論議なのだ。
ちょっと考えてみればわかる。
TPPによって利益を得ることができるのは、関税をとっぱらって得をする人間たち、つまりは直接・間接を問わず、輸出入がらみの商売を行っている人間だ。
つまり、条約締結国全体をマーケットとして考えて商売することが得になるわけである。
そうなるとどのようなことが起こるかと言えば、わかりやすいのがアフリカやら南米でやられてきたことだ。
その国にとって必要なものを作るよりも、海外のマーケットにおいて高額で売れるものを生産したほうがいいということになる。
それで代替燃料やコーヒーなどの栽培が広がり、食糧生産が落ち込み、飢餓などの問題が深刻化したのはあまりにも有名な話だ。
国民のためよりも、マーケットのため…という流れになるのは目に見えている。
これが弱肉強食であり、富める国がさらに富む…というのも実は浅はかな考えだ。
なぜなら、そのような競争の激化によって、先進国のような人件費の高い国の産業が疲弊することになるからだ。
つまり、国家という単位で見ると、どこにも勝者が見当たらないわけさ。
勝つのは誰って…そりゃ、国際金融資本とその取り巻き以外に誰がいる?
国境などまったく関係なく、一部の勝者が、そのほか大勢の奴隷の上に君臨する構造にまた一歩近づくのさ。
TPPに限らず貿易自由化というのは、新自由主義者たちによる、全体主義社会への招待状なわけよ。
そう考えてみればわかるだろうに。
いまの政治や国際情勢の流れはみんな同じところ、つまりは新世界秩序なる究極の全体主義に向かっているわけさ。
で、そういう目的のために作られるのが戦争というものの正体だ。
金儲けも資源収奪も当然目的のひとつにあるわけだが、おいらは「新しい秩序の形成」もしくは「古い秩序の維持」が最大の目的だと思っている。
戦争というヤツには、やばい要素が3つある。
間違いなく人が死ぬこと、本来その必要のない庶民同士が憎みあうこと、そして、とくに敗戦国において誰かにとって都合のいい統制が正当化されること…この3つだ。
人口削減、分断統治、隷属化をまとめてその地域で実施でき、ついでに金儲けもできるという、画策する側にとってはおいしいことばかりのものなのだ。
言うまでもなく、そういう連中が自分で銃や刀を持って戦うわけでもなけりゃ、爆弾持って突っ込むわけでもない。
庶民に愛国法みたいな言論統制を強いておきながら、こいつらがそんなことを考えて行動しているはずもない。
で、ついで。
戦争という形でなくても、暴動とか対立とか、そういうことによって同じようなことをしようとする例も数多くある。
いちいち例を挙げる必要はないと思うが。
最近、とくに陰謀論系の論者のなかに、なにやら日本文化が矮小化されてきたとか、そういう話がかなり出てきている。
で、そういう連中によって日本が乗っ取られてうんたらかんたらってヤツだ。
詳しいことは知らんけど、そういう事実はそりゃあるだろう。
なぜなら、文化ってのは常に時の権力者が自分の都合のいいようにバックアップもしくは弾圧してきたものであり、それの集大成が歴史であり、それらを都合よく洗脳する手段が学問ってヤツだからだ。
なにもそれらの書き換えや弾圧なんてのは、中国限定の話なんぞではまったくない。
ただし、おいらはこの考えにも乗っからないことにしている。
どう考えても行き着くところは「敵探し」であって、なにやら選民思想的だし、感情的な対立を煽っているように思えてならないからだ。
だいたい、日本に限らず、自分の国やら民族だけで文化やら生活様式やらを作り、それをずっと醸成させてきたなんて話は存在しない(我々が知らない隠れた民族でもいればべつだし、まあ、そういう話は嫌いではないけど)。
日本だろうと中国だろうと、思い切り西洋などの各種文化が入り込んでるし、それでまた新しい文化となって醸成されてきたわけじゃないか。
本気でそう思っているなら、身体を張ってその文化を守るなり、再興するなり、広めるなりすればいいことで、そんな感情的な視点で、あいつらが悪い、こいつらが敵だと言っててもしょうがない。
ハッキリ言うけど、騙されてるぜ、あんたら。
マスコミに踊らされる一般庶民と同じで、本当に戦わなければならない相手から目をそらされて、戦わなくてもいい人間同士で争うように仕組まれているのだ。
で、話を戦争のほうに戻すが、連中は本気でそれを考えているかもね。
例によって、これを国家単位で考えたら絶対に見えてこない。
中国でごちゃごちゃやってるのは上海閥の連中が中心なのはわかりやすいし、ロシアでもメドベージェフなんて国際金融資本の子飼いで有名なヤツだ。
クリントンと中国の関係がさんざん囁かれているが、しつこいようだが中国は一枚岩なんぞではなく、結びついている勢力は例によってかき乱し勢力のほうだろ。
日本では菅政権はもちろんのこと、敵対しているように見せて同じような新自由主義を標榜している自民党やらみんなの党もそうだし、まともな政治家をたたき潰しに入っている検察やらマスコミやらもそうだ。
そして、民主党がまた企業献金をどうこうって話が出ているが、要するにこれだって、TPPやら消費税増税やら、そのへんの利権と結びついた話なのは言うまでもないだろ。
で、TPPの裏には、郵政民営化推進のような、内政干渉のお墨つきまで連中に与えられることになりそうだって話もある。
もう何度も書いたことだが、郵政民営化ってのは、もちろん官営はよくないなんて話ではなく、また、ただのカネ泥棒でもなく、日本の経済を完全にねじ伏せるためのものであって、全体主義社会へののろしのひとつなのだ。
このように、明らかに流れは我々にとって最悪なほうに流れてきている。
改めて言うまでもなく、まったなしなのだ。
だから、おいらは本気で主張する。
戦うしかないし、自衛するしかない。
小沢一郎先生、亀井静香先生、鈴木宗男先生などのまともな政治家を立てて、国民の声による本気のクーデターを目指さなければなるまい。
その上で、どのような社会になったとしても、庶民が対抗できるようにしなければならんのだ。
その根本は、何度も言うようだが、食糧、水、エネルギーなのだ。
毎回書いてることが同じになってきたような気がする。
果たして、こんなブログやってる意味はどこにあるのだろうか…。
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