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【小沢氏動画サイト出演・詳報】(7)「私が民主党を出るのはいけない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101104/plc1011040119006-n1.htm
−−小沢氏は民主党を飛び出すとかいわれるが
「民主党内でこの間もいっぱい支持してくれる人が、私、いますので。何も私が出る必要はないと思うし、それはいけないと。やっぱりこの政権を成功させるということに全力を尽くしたいと思っています。そういう意味で一人一人が、みんなね、だんだん、だんだん、若い人ほど認識しつつあるんじゃないでしょうかね。有権者と一番、接しているでしょ。一番言われるようですよ。そのためには君ら自身がしっかりしないとダメなんだと。だんだん認識がしっかりしてきている」
−−今後、どういう役割を果たすか。首相としてやる局面を待つか。違う展開を待つか
「まだ裁判なってないので、どうかわからないが、既定路線でいえば、そういった(裁判になる)可能性は高いが、僕のいっていることを理解してくれる人は大勢いますし。話聞かせろという人も全国あちこち、いろいろいますので。そういう意味でポジションがないだけに、フリーですから。全国をできるだけ求めに応じて回りたいと思っています」
−−小沢氏は起訴相当議決は不当という主張だ。政治活動を制限しなくてもいいのでは
「あ、僕はそのつもりはない。ただポジションがないですから。一兵卒ですから。ただ、私としてできることは、やっていきたいと思っています」
−−雇用の問題が好転していないが、処方はないか
「一つはね、財政の健全化か、景気かという、すぐそういう議論しますけど、それは相対立するもんじゃ僕はないと思ってんですよ。だから景気が悪いときはやっぱり、景気の拡大策を講じなくちゃならない。そのためには必要なときには、多少、国債増発しても仕方ない」
「ただ、非常に、何度もいいますけど、無駄が多いんですよ。これね、全然、これもうメディアが報道しないですけどね、仕分け、仕分けっつってますけど、仕分けもいいんですが、結局、(政府がしたのは予算の)一律カットですよ。全部。財政当局としては一律カット以外にやりようないんですよ。優先順位(は)役人の仲間同士でつけられないんですから。だから、一律カットじゃ、もうお金出てこないんですよ。必要なものはやる。必要でない物はやめるというのを、それぞれの人たち、閣僚はじめ、みんなが腹決めて、それこそまた腹決めてやれば財源は出てくる。しかし、それでも足りない場合は、もちろんやんなきゃいけないと思いますよ。僕は。財政出動を」
「それと、だけどね、雇用の問題はね、景気が悪いから雇用が少ないっちゅうこともありますけどもね、それ以上に僕は、さっきいった雇用のシステムが非常に崩壊してしまったと。日本的システムに代わる新しい雇用のシステムできたのかというと、そうでない。もうパッパカ、パッパカ切り捨てることのできる米国流のシステムになっちゃって、本当にみんなが働いてくれて会社があるんだと。だから、できる限りクビ切りはしないで、解雇しないで、みんなでがんばろうという経営者の意識がなくなってきてますよ。大企業ほど。僕は本当にけしからんと、この大企業は」
「で、中小企業の方がむしろ『長年働いてくれた。おれがみんな面倒みなきゃ』って私財を投入してまでね、一生懸命やっているところ、いっぱいありますよ。それで、そこが技術をもってるんですね。日本は。中小零細企業が。だから僕はそういうね、経営者としての心構えと、それから雇用の制度が、これはもう一度見直すべきだと。あの『小泉某』によってね、みんなめちゃくちゃにされましたけど、雇用の仕組みをもう一度やり直すということは必要だと」
−−小沢氏がトップならどこを切りつめるか
「僕は(地方向け補助金の)一括交付金(化)、一括交付金って代表選のときもいったもんだから、菅さんも、政府も一括交付金っていってますけどね。あれをね、一括交付金っちゅうのを本気にね、今度の予算で実現できたら大したもんです。去年の予算のときも交付金、交付金と僕も役人にだまされちゃったんだけど。結局、補助金なんですよね。名前だけ変えたんですよ。そうじゃなくて、地方に自由に使えるお金を出せば、それが本当にもう、今のお金の、極端にいうと半分でいいんです。自由に使えないんですから」
「例えばね、そん中でも、『いや、おまえ、いうけれども、福祉の関係は15兆円。これは全然切れないじゃないか』という議論があります。しかし、これもね、実態はみんな地方がやっているんですね。だから、僕は15兆円、もう全部地方にやっちゃえばいいんですよ。そうして、例えば今、高齢化社会で介護ってあるでしょ。介護はいろんな特養だ、なんだかんだ、かんだなんだって厚生省(現厚生労働省)の、いっぱいつくっているでしょ。それでそこに補助出している。もちろん人件費補助もあるけれど。そういう厚生省のメニューにしかお金を出さないんですよ」
「地方に任せなさい。そうすれば、自宅で介護できる人は自宅でやる。その方が本人にとっても幸せなんです。そして、その個人の家庭をサポートしてやる。補助金を出してやる。支援金だしてやる。そういうことも自治体にまかせれば、自由にできるわけです。今、厚労省にやらせたら、できないです。15兆円もお金使って、ろくなアレ、できないじゃないですか。だから、そういうことを考えると、僕は非常に無駄を省くという作業は、まだまだできると思います」
−−今のやり方だと生ぬるい?
「いや、財務省がね、みんな(旧)大蔵(省)、財務(省)が悪いといいますけどね、彼らだってね、今まで通りでいいと思っていないですよ。さっき言った話ですよ。だけども、ここは役人の方から『こんなのやめて、こうやった方がいいじゃないですか』とか言うことはできないですよ。役人の立場としては。それは政治がやらなくちゃなんない。そして青写真をちゃんとつくって、それで『これをやる』と。『結果はおれが責任を持つ』というふうにやればね。財務省だって優秀な連中、いっぱいいますから」
【小沢氏動画サイト出演・詳報】(8完)「菅さんは自分の責任で断固やったらいい」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101104/plc1011040123007-n1.htm
−−責任を持つ覚悟がないから、民主党政権はフラフラしているように見られるのか
「国民の皆さんからね。まあ、それぞれの人が腹決めて、自分の思った通り、きちんと責任持ってやりゃいいんじゃないですか。その結果の判断は国民がするんですから」
−−覚悟を持ってやっていく?
「あ、僕はそうですよ。はい。僕はだから何も悪いことしてませんから。何もやましいことないですから。ただ今の制度上ね、検審(検察審査会)でもう1度公判でやれっちゅう話になっちゃいましたから、やりますけれども、政治活動を続けていきたいと思っております」
−−小沢さんの国家ビジョンとはどんなものか
「僕が言ってんのは自立と共生という理念なんですけどね。一番はまずは日本人に必要なのは自立。ちゅうのは自分自身の価値判断を持ち、自分自身で意見を持ち、そして自分の責任で行動するという日本に、僕は、なるべきだと。自立した日本人の集合体が自立した国家なんです。日本なんです。それがまず第一だし。日本人としては」
「それから国家の理念としては共生。これは国内でも人々の、国民同士の共生、仲良くするっちゅうこともありますが、他国民、諸国民との共生。すなわち、平和の問題。それから、もうひとつは自然との共生。これは環境の問題。だから、僕は個人個人の日本人には自立を求めているし、そして自立した個人が国家を構成すると。そして日本は他の国と、他の民族との共生と自然との共生。環境と平和と。これを僕はね、21世紀のね、このあるべき姿としてね、日本が発進できるような国になりたいと。そうあるべきだと、そう思ってんですよ」
「日本人ぐらい偏見もない、宗教的の壁も何もない、あるいは文化的な壁もないでしょ。何でも取り入れて、全部、自分のものにしちゃうでしょ。だから、ものすごく共生の理念に日本人っちゅうのは、性格的に、あるいはDNA的にあってんじゃないかと思ってんですよ。だけど、それを発信できる、21世紀の社会、国家というもんはこういうもんだという発信(を)できる日本になるべきじゃないかなと思ってんです」
−−岡田幹事長が企業・団体献金を認めることにした。これはどういうことか
「うーん、ま、もう政治資金の関係ではね、ちょっとわかりません。彼の真意は」
−−今の菅政権をどう思うか
「だけど、それは代表選挙で菅さんを選んだんだし、そのときは世論調査なるものは7割だかあったでしょ。まあー、それはやっぱり、総理は党内手続きで選ばれるんですけど、結局に背景にあるのは、国民が選ぶんですから。この間、7割支持したのが、すぐ半分なっちゃうっつうのも、僕はね、おかしいと思うんですよね。国民もね。もっと国民がしっかりしなきゃダメですよ。国民、しっかりしないと、政治家もしっかりしないですよ」
−−そういう意味では菅直人首相に小沢さんが何か言ってもいいのでは
「だから菅さんは自分がこうだと思うことを、首相はもう万能ですから、思うことをきちっと主張して、自分の責任で断固やったらいいんじゃないんですかね。僕が菅さんと、いつか話したときもいったんですよね。『総理大臣なんだから、好きなようにしたらいいんじゃないの』と。『その代わり責任をとって、国民があとはどう考えるかは別の問題』」
−−小沢さんは後継者を育成しなかったのが欠点といわれる。人材育成の考えを
「僕もだんだんこの年になりまして、本当に後継者を、次の世代を担う本物のね、政治家を育てたいと。あるいは政治の分野じゃなくたっていいんですけど、本物の若者を育てたい。そう思ってます。それで政治家でも、むしろ若い人たちに私は非常に期待してます。自分が直接選挙戦を手がけたということもありますけれども、しかし、政権をとるっちゅうことは、多くの候補者が多くの人たちにもまれて当選してきたわけだから、こっからその意味で、風ももちろんあるんだけども、風だけでないものを政権党の議員として、今、現実を眺めながら、感じつつあるんじゃないかと」
−−沖縄県知事選では民主党は政権党なのに候補をたてない。最近の選挙事情をどうみるか
「僕は候補者を立て過ぎるっつって怒られたんですけど。やっぱり政権党であれ、野党の自民党であれ、もう自民党も今や立てらんなくなってきましたけど、それでもまあまあ、地域に根はってますからね、立ててきます。やっぱり本当に議会制民主主義を成熟させる、定着させるためには、政権与党としてきちんと、せめて県知事レベルくらいまでは立てていく方針が、僕は正しいと信じてます」
−−沖縄は米軍普天間飛行場をかかえている。民主党の考え方を見せなきゃいけない選挙だ
「そうですね。まあ、本当はおっしゃる通りにすべきのように思いますね。私も」
−−岡田氏に電話してアドバイスもいいのでは
「とても、とても僕の意見なんか入れられませんよ」
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