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ムネオ日記2010年11月2日(火)
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/613.html
投稿者 とよちゃん 日時 2010 年 11 月 03 日 00:45:00: wrsn9s/h1huWU
 

新聞・テレビ・メディアは、昨日のロシア メドベージェフ大統領の国後島訪問の話題、ニュースで持ちきりである。
 不思議でならないのは、日本のモスクワ大使館・ユジノサハリンスク総領事館はどんな情報を外務本省にあげていたのか。

 『10月28日、在モスクワ日本大使館で記者会見した河野雅治駐露大使に記者団から「メドベージェフ大統領が11月早々に北方領土を訪問するとの情報がある」との質問が集中した。
 大使は「噂はあるが、具体的な計画があるとは承知していない。準備している話はない」と語った。大統領が国後島を訪問する4日前のことである。(産経新聞2日3面)』

 佐藤優さんも

 『日本外務省は「メドベージェフ大統領の北方領土訪問はない」と分析を誤った』

 と、同じく産経新聞で述べている。
 外務官僚の不作為が大きく国益を損ねている事は事実である。
 情報戦に初めから負けていたのでは話にならない。
 メドベージェフ大統領の国後島訪問をうけ、面白い事に菅首相はじめ野党のコメントも「遺憾だ」と言う表現で一致している事だ。

 「菅首相は1日午前の衆院予算委員会集中審議で「(北方領土は)我が国の領土であるという立場をずっと一貫して取っているので、その地域に大統領が来られたというのは大変遺憾なことだ」と、述べた。
 外相も「日本の原則的立場と全く相いれず我が国、国民の感情を傷つけるもので極めて遺憾だ」と強調した。(読売新聞1日夕刊1面)

 『自民党の石破政調会長は1日「極めて遺憾だ。今後の日露関係にいい影響を与えない」と記者団に語った。
 公明党の山口代表は国会内で記者団に対し「極めて遺憾で政府として厳重に抗議すべきだ」と求めた。
 社民党の福島党首は「極めて遺憾だ。政府は北方四島の返還が進捗(しんちょく)するよう努力してほしい」と述べた』(読売新聞1日夕刊2面)

 遺憾という言葉が与野党これほど使われた事はめずらしい。合せて臨場感・切迫感のない他人事(ひとごと)・評論家的いい方ではないか。
 北方領土問題解決に向けてどうしたらよいのか。小泉政権以後の不作為はなかったか。この空白の10年はどうしてか。大統領の訪問をきに、どうしたら解決につながるのか、前向きな話が出てこない。
 唯一、福島党首が「政府は北方四島の返還が進捗(しんちょく)するよう努力してほしい」と話している事が救いである。
 こうした時、強硬論を言うのは簡単だがそれで問題解決、先につながるのか。よくよく冷静に考えて頂きたい。
 外交の場合、責任ある政治は運動をしているのではなく、交渉し結果を出さなくてはいけないのだ。日本の主張だけをして通るのはよい外交ではない。
 外交には相手がある。お互いの名誉と尊厳がかかっている。この上で戦略・戦術をよくよく考えて進めていくしかないのである。
 無責任に対抗措置をとるとか、経済面を含めた厳しい対応をすべきとか、横浜APEC(アジア太平洋経済協力首脳会議)で日ロ首脳会談をするべきでないとか、さもさもの様に強く出る事が愛国者で、日本の声を代表するかのごとく振舞う人がいるが、それで何か成果があるのかとお尋ねしたい。
 ロシアは日本の経済力を今や期待していない。日本の応用技術には大きな関心と協力は期待している。首脳会談を拒否してもロシアは何も痛くも痒くもない。逆に話し合いの機会を無くすことは日本にとって不利益になる。現実を直視しなければいけない。空想的解決を何億回言っても、島は1ミリも近づいてこない。離れていくだけである。現実的解決に向け今、何をしなければいけないのか。菅首相はよく考えるべきであり、言葉の遊びをしている余裕はない。
 日本として2012年のロシア ウラジオストックAPECに最大限の努力はします。経済の近代化イノベーション化に世界一の日本の応用技術を活かす用意があります。ロシアと日本の協力が世界に貢献するのです。両国最高首脳が確認している未解決の係争地域である北方領土をメドベージェフ大統領と私で歴史の1ページを作りたい。その為には日ロ関係に造詣の深い鳩山前首相を私の代理として派遣します。鳩山前首相の発言は私の発言です。是非とも大統領ここは現実的解決に向けてお互い腹を割って話し合いましょうと、日本がカードを切って行くべきである。
 北方領土ビジネスの第一人者と言われる、袴田茂樹青山学院大学教授は

「アジア太平洋経済協力会議(APEC)で首脳会談を拒否するくらい、強い姿勢を示さなければ日本は北方領土問題をあきらめたと思われかねない」(読売新聞1日夕刊2面)

とコメントしているが、「首脳会談を拒否して困るのは日本ではないのか。ここでも身勝手な自分の生き残りしか考えない不届き者がいる」と正論を言ってくる人がいる。
 世の中きちんと見る人は見ていると感じた次第である。
 

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コメント
 
01. taked4700 2010年11月03日 04:06:04: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp
かって日露戦争勝利を単に日本の軍事力によるものだと勘違いして太平洋戦争に突っ走り、結果として広島長崎への原爆投下を招いた日本軍部があったが、現在も同様に、日本の国力は今でもすごいと思い込んでいる人間たちがいるのでしょう。

日露戦争当時、ロシアは皇帝と一般民衆及び各地の貴族たちなどで争いがどんどん起きていた。また、イギリスが対ロシア対決姿勢を見せていた。1904年が日露戦争であり、1917年がロシア革命の年。


02. 2010年11月03日 09:56:05: 5jW3YPmJFs
鈴木議員の洞察に敬意を表します。
経済的危機にある米国が、日本の金を必要としていることは、TPPに関連して
郵政改革法案の見直しを迫ってきていることから明らかです。
ロシアには、膨大な天然資源があり、長期的に見て安定しています。けれども現在は十分な外貨準備高を持っているにも関わらず、短期的に外国から借りたお金(ロシアメジャー企業を含む)の返済の資金繰りがつかないのです。これを手当てできるのは中国か日本しかありません。
米国の負債に対して、日本の資金力は焼け石に水ですが、ロシアの負債に対しては十分な余力があります。
日本が注意すべきはプーチン首相(派)、メドべージェフ大統領(派)に同じように目配せしなければならないと言うことです。
マスコミは米国の意図にそい、領土問題を利用して日本国民を中国とロシアから離反させようとしています。さらにTPPに参加すれば、産業の空洞化が防げると虚偽の報道をしています。カナダ、米国、メキシコで合意された北米自由貿易協定(NAFTA)は、米国の産業の空洞化を一層推進したのです。

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