http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/598.html
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日本国内では尖閣での漁船衝突ビデオで騒がしい。しかし、中国から見るとナンセンスである。
日本でいくら騒ごうと殆ど意味は無い。意味があるとしたら、逆説的な海保隠蔽疑惑解明くらいである。
日本の海上保安庁の巡視船が、中国の領土主権と中国漁民の正当な権利を深刻に侵した。だから【中国外務省、ビデオ公開は「真相変えられない」(CRI)】
http://japanese.cri.cn/881/2010/11/01/142s165940.htm
日本は「清国との戦争期に、釣魚島嶼を空き巣泥棒した」というのが中国の主張だからである。
子供じみた無駄な議論に国会を浪費している日本を横目に、中国政府は着々と外交関係・経済関係の繋がりを広げている。今日のニュースに次のようなものもある。
最近日本が軍事経済同盟化を働きかけているインド。そのインドと中国が戦略的パートナーシップのシンポジウムと開いていた【周永康常務委員 中印関係進シンポで演説(CRI)】
http://japanese.cri.cn/881/2010/11/01/142s165938.htm
日本では全く報道されないが、中国政府は毎日のように世界中を駆け回って外交を行い、具体化会議を開いている。温家宝首相も100日以上を海外で過ごしている。
それも単なる儀礼外交の一回きりではなく、必ず具体的提案を行い、その後に具体化シンポジウムや担当者会議をきめ細かく、しかも短期間で行っている。
例えば、対外破産したギリシャの建て直しを中国は具体的なプランを持参して外交を行い、ギリシャ支援負担に苦しむドイツに飛んでドイツの負担軽減を話し合い、再度ギリシャに飛んで最終決定している。温家宝首相はこれを1週間で実行した。
日本や米国はやたらと「中国が台頭して脅威を増している」と牽制への賛同を取り付けたがるが、状況は少々異なると思う。中国の外交は具体的で迅速で正確であるから、受ける国は無視できない。しかもその活動を全地球規模で同時実行している。
EU各国、中東、アフリカ、南米と満遍なく経済協力の調整をしている。しかも、温家宝首相が陣頭指揮している。感謝せざるを得ない。今回のASEAN首脳会議で菅首相が中国非難めいた演説を行ったが、拍手したのはアキノ大統領だけで、ベトナムすら無表情だったという。
日本がインドやベトナムと軍事経済同盟云々を国内で議論している間に、中国はベトナムと首脳会談を2回行い、インドと冒頭の経済協力シンポジウムを行った。陣頭指揮できる温家宝首相と口先前原の違いだけでなく、背後を支える官僚の実務能力に大差が付いている。
喧嘩腰のパーフォーマンスで人気取りして次期首相を狙うの男に外相を任すなんて愚の骨頂である。このままでは、2010年下期と2011年上期の輸出は2007年の半分に激減すると思う。その穴埋めを米国は一切してくれない、出来ない、逆に輸入増加を迫ってくる。
中国政府の実務能力とスタッフの層の厚さは群を抜いており、米国すら勝てないことがハノイで歴然となった。尖閣と安保発言でクリントンは温家宝首相と中国外相の二人から叱責を受けた。胡錦濤主席の訪米根回しに、クリントンは海南島にいる中国外交総責任者と会談するために日帰り出張させられた。
中国は軍事力をちらつかせた恫喝外交で覇権を握ろうとしているのではない。前原誠司や菅直人の中国脅威論には、自らの実務能力の無さを隠すことに必死にならざるを得ないほどに地に落ちた外務省の実務能力が根本にある。‥‥‥外務省は実務能力も志しも無い、無能で品性卑しい集団である。
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