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政権交代から一年以上がたち、「大学生のサークル」と揶揄されてきた民主党の各グループも、かつての自民党のように派閥化してきた。会合の曜日と時間まで自民党と同じく木曜日の正午から。前原誠司外相のグループなど、旧小渕派のようにカレーライスを出すという徹底ぶり。
そんな各派を尻目に、精彩を欠くのが「民主党で最も派閥らしい派閥」のはずだった「小沢派」だ。
「強制起訴が決まった“親方”小沢一郎元代表は政治的に動けない。側近連中も『小沢さんのアタマの中は裁判のことでいっぱいだ』と諦め顔。総勢百五十人と言われた小沢派は、中堅や若手で分かれていたグループを一つに統合し、求心力を保とうと躍起になっています」(政治部デスク)
ところが、うまくは行きそうもない。小沢派の中核である三井辨雄国交副大臣らは、六月の代表選に担いだ樽床伸二前国対委員長を囲むグループ「青山会」をつくった。定例会はやはり木曜昼で、「前原派」や、野田佳彦財務相のグループなどと同じ。そのため中堅でつくる小沢派「一新会」の会合は、掛け持ちする議員のため、火曜夕方に変更した。
そこまでしたのに、一新会の会合に集まったのは、たった十六人。確認したのは「今後は月一回、当選一回生の一新会倶楽部や参院にも声をかけて大きな会合を開く」「定例会には講師を招いて勉強する」といった程度。かつての小沢氏を知る自民党関係者からは「そもそも掛け持ち議員のために会合の曜日を変えるなんて敗北主義の発想。竹下派時代の小沢さんなら、あり得ないことだ」との声が漏れるほどの弱体ぶりだ。
しかも、幹部の腰が引けている。政府の役職についた鈴木克昌総務副大臣や三井副大臣らは「いまの一新会のことはよく知らない」「国会答弁の勉強で忙しい」などと語るばかりで、小沢派の「閥務」には距離を置いている。「小沢ガールズ」も残っているのは三宅雪子衆院議員ら二、三人にとどまる。民主党幹部は「当選一回生はドライだし、恩義も感じていない。これから櫛の歯が欠けるように小沢グループは減っていくだろう」と予言する。
鳩山由紀夫前首相のグループとの「合併」も検討されているが、鳩山グループも党内野党で元気がない。小沢氏の師匠、田中角栄元首相は派閥を巨大化させて裁判闘争に臨んだものだが……。
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/101104.html
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