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いかに中国人船長の行為が悪質で、逮捕に踏み切った日本政府の判断が適切だったか。ビデオ映像は、その明確な裏付けになるのではないか。
尖閣諸島沖の漁船衝突事件の状況を海上保安庁が記録したビデオ映像が、衆参両院の予算委員会理事らに秘密会形式で公開された。
出席者によると、約7分間の映像には、中国人船長の操舵(そうだ)する漁船が左旋回した後、海保の巡視船「よなくに」の船尾に衝突した場面と、巡視船「みずき」と並走しながら右舷に衝突する場面が克明に記録されていた。
中井洽衆院予算委員長は「中国漁船がぶつかってきた状況が確認できた」と語った。他の出席者も「意図的な衝突だったことが手に取るようにわかる」「公務執行妨害は明らか」と口をそろえる。
しかし、予算委理事だけへの限定公開では、一般国民は伝聞の形でしか知る術(すべ)がない。やはり、ビデオ映像の一般公開は必要だ。
政府・民主党は、捜査資料であることを理由に一般公開に難色を示している。だが、船長の釈放で捜査は事実上、終結している。衝突事件で悪化した日中関係がさらに険悪化することへの懸念が、公開に否定的な真の理由だろう。
その中国では、今回の衝突事件について、メディアは「巡視船が漁船に追突した」と事実を曲げて報道している。
中国当局が国内の反発を恐れて正式な日中首脳会談を拒否するほど、「反日」世論がエスカレートしたのは、肝心な事実関係がきちんと伝わっていないことも影響していよう。
映像を公開すれば、国際社会に日本の正当性をアピールできる。それは中国に、このままでは国際的に孤立しかねない、との危機感を抱かせ、反日世論の沈静化を促す“圧力”になろう。
政府・民主党は、映像の一般公開をためらうべきではない。
今回、国会に提出された映像は2度の衝突シーンとその前後を無編集で取り出したものである。
政府・民主党は、海保が撮影した全映像を提出しなかった理由として、停船や身柄の確保など海保の捜査手法を秘匿する必要があることを強調している。この点は一理あるだろう。
ただ、中国が事実を直視せず、「日本側が都合の良い場面だけを抜き出した」「捏造(ねつぞう)された映像だ」と中傷する可能性も否定できない。その時は、すべての映像の公表も選択肢の一つではないか。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101101-OYT1T01158.htm
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