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ロシアのメドベージェフ大統領が、今朝の9時17分(現地時間10時17分)、国後島を訪問した。ソ連時代を通じて、ロシアの最高指導者が訪問したのは初めてだ。昨夕、私のところには、明日の日本時間10時(現地時間11時)に国後島を訪問すると港湾庁関係者からの情報として既に入っていた。
メドベージェフ大統領が北方四島を訪問するという話は以前から出ていたものである。
この間、モスクワの日本大使館、外務省はどんな情報を得て、また、政府はロシアに対してどういう動きをしていたのか。全く見えてこない。
午前の予算委員会でも、菅総理は「北方領土は我が国の固有の領土であるという立場を一貫して取っているので、その地域に大統領が来たというのは大変遺憾なことだ」と述べている。前原外相は「事実確認はまだしていない。日本の原則的立場と全く相容れず、我が国国民の感情を傷つけるものだ」と言っている。まるで他人事(ひとごと)みたいな話だ。
10月26日付のロシアの国営ラジオ「ロシアの声」(旧モスクワ放送)の日本語放送は、既にロシア政府としてのシグナルを日本政府に向けて発信している。こうした情報を、外務省はどう受け止めていたのか。
ここで大事なことは、ロシアに厳重抗議をするとか、あるいは日本のモスクワ大使の召還だとか、強硬な姿勢を取らないことである。
日ロ両国の最高首脳は、「北方四島は日ロの係争地域であり、未解決の地域である」と認めているのだ。過去の全ての約束、条約、宣言、声明等に基づいて、話し合いで解決することになっている。ここは大人の対応をすることだ。
こういう事態になると、よく居丈高に強硬論を言う人がいるが、それは逆に国益を損なう話である。
今も私のところには、古釜布のロシア正教前で、メドベージェフ大統領の隣にホロシャビン・サハリン州知事がいて、現地のテレビ局のインタビューに答えているという情報も入っている。
とにかくここは腹を据えて、新たな戦略・戦術を考えるしかない。
15時のNHKニュースは先ほど私がムネオ日記(13:00更新)で触れた、ロシア正教前でのインタビューの映像が出ていた。
正しい情報だったわけだが、日本外務省・ユジノサハリンスク総領事館はどんな仕事をしていたのか。前原外相はベールイロシア大使に抗議するよりも外務省欧州局長に対してどんな情報を収集し、いかなる仕事をしていたか検証すべきである。
メドベージェフ大統領の国後島訪問を機に、日本としては領土問題解決に向けて横浜APECで十分時間をとって、平和条約交渉の話し合いをしましょうと、前向きのメッセージを今日中に出すべきである。
今、北方四島は残念ながらロシアに実効支配されている。
その島に「行くな、やめろ」と言っても日本の権限はおよばない。領土・国境制定・国家主権に関して解決できるのは日ロ両国の最高首脳の決断しかない。
冷静に先を読んで大人のゲームをしていく事をおすすめしたい。
メドベージェフ大統領の国後島訪問でテレビ・新聞の取材が多数きたがムネオ日記に出ている事を話させていただいた。
昨夕、退院する。今後の予定は11月10日に切除後の病理組織の結果説明を受ける。わかりやすく言うと食道がんの転移の可能性があるかないかである。
その結果によって次の対応を考える事にする。
ここはお医者さんに任せるしかない。
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