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11月1日、午前8時過ぎ、国会内で尖閣ビデオを約6分間にまとめたものが衆参予算委員会委員等に公開された。 よなくにへの衝突とみずきへの衝突を映したものが公開されたと言うが、驚いたことに、今回のビデオは、衝突された巡視船から撮影したもののようだ。つまり、漁船と巡視船が一つの画面に映っているものではなく、衝突された巡視船から漁船がぶつかってくるのを映したものだと言う。 面白いことに、このビデオで、漁船から衝突してきたのがよく分かったとビデオを見たはずの国会議員は証言している。しかし、海上で固定した目印が全くない環境のとき、二隻の船のどちらが進路変更しているか、方向を変えているか、それを一方の船からの映像だけで判断するのは難しい。 更に、今回の映像が実際に中国漁船の故意の衝突をきれいに証明するものなら、なぜ、衝突事件が起こった時点で、または、中国からクレームがついた時点で公開しなかったのかという問題が出てくる。 どちらにしても、全編公開が必要であるのに変わりはない。今後国会議員が国会質問で、尖閣ビデオの全面公開を要求しないようなら、よほど前原誠司、岡田克也コンビが重要な、そして日本の一般市民にとっては害悪になるような使命を負わされていると言うことだ。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<232>>
6分間分だけ公開された尖閣ビデオの欺瞞
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