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http://civilopinions.main.jp/2010/10/post_13.html
「10/19存在しない審査員で架空議決をした」「10/26検察審査会に乗り込んだ。疑惑だらけだ」と立て続けにブログに書いた。
ともに大きな反響があった。
検察審査会当事者と司法関係者の発言・挙動はおかしすぎる。大勢の方が真相を知りたがっている。
が、まさか司法に携わる公務員が呆れた犯罪行為をするはずがない、と考える方もおられる。
そこで、一市民Tの推論の中で、大事なポイントをもう一度詳しく説明したい。
検察と検察審査会とが描いた完全犯罪のストーリーと、検察審査会事務局が犯した大失策をお伝えすれば、理解を深めて頂けると思う。
<検察・検察審査会事務局がもくろんだ小沢獲りの完全犯罪ストーリー>
手立て1
第5検察審査会事務局は、09年11月100人の群から6人、10年2月100人の群から5人の審査員選出に際し、小沢嫌いの11人を作為的に選んだ。
手立て2
検察は、正体不明の市民団体等を焚きつけ、小沢氏を不起訴処分とした検察を告発させた。そして、第5検察審査会宛に申し立て書を出させた。(複数の申し立て書が出されたそうだ)
手立て3
第5検察審査会事務局は、検察の意を受けて動く米沢弁護士を審査補助員に選んだ。
(上記の手立てを実行した結果、11人全員「起訴相当」の議決を下した)
手立て4
10年5月は、審査員6人の選出を行わない。
2月就任の審査員には、「後任の審査補助員が決まらないので、審査会はしばらくない。」と伝える。(5〜7月はおそらく一回も開いてないと思う)
「後任の審査補助員が決まらないので、議決は10月になる。新しい審査員で審査することになる。」とメディアにリーク。
手立て5
10年8月は、審査員5人の選出を行わない。
(これで幽霊審査会が出来上がる)
手立て6
10月に、架空の議決をして発表する。
事務局と審査補助員が議決文を創作し、公表する。
<世の中、悪いことをし続けるとどこかでボロを出す>
官僚、検察、メディアは、なんとしても小沢氏を失脚させたかったのだろう。
検察審査会事務局は、彼らの意図を汲んで、騙し、違法という大胆な禁じ手を使った。
検察審査会事務局は、「菅政権、官僚、検察、メディアという強い味方が付いている」「国民も信用している」「自分達には調査や捜査が及ばない」「絶対にばれることがない」と確信し、世紀の大犯罪を実行したと思う。
しかし、世の中、あまりに悪いこと、あまりに極端なことをすると必ずどこかでボロを出すものだ。「蟻の一穴」があるのだ。「天網恢恢、疎にして漏らさず」だ。
今回の検察審査会事務局もやっぱりボロを出した。彼らは、二つの大失策を犯した。
以下にそれを紹介する。
<大失策その1: 代表選の前に議決するストーリーに変更したこと>
菅政権の失政で、代表選が行われることになった。
菅政権サイド(仙石大臣?)は、「小沢氏勝利の場合に備え、小沢氏へのレッドカードがほしい。強制起訴議決を用意しておいてほしい」と頼んだのだろう。
検察審査会事務局は頼みを断りきれず、議決文を用意して待ったが、幸か不幸か、レッドカードは使わなくて済んだ。
しかし、議決を9月14日付にしてしまったため、早く公表しなければならない。また、10月議決予定より早く議決してしまった言い訳が必要になってしまった。
そこで、検察審査会関係者は、以下のような嘘情報を読売新聞等にリークした。
この記事をもう一度よく読んでほしい。
10月6日読売新聞記事
『 東京第5検察審査会が小沢氏を「起訴すべきだ」と議決するまでの経緯が、審査会関係者の話で明らかになった。
関係者によると、11人の審査員たちは、お盆休みのある8月中は隔週でしか集まれなかったが、9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った。
9月上旬には、「起訴議決」を出す場合に義務付けられている検察官の意見聴取を行った。意見聴取では、東京地検特捜部の斎藤隆博副部長が1時間以上にわたって説明。斎藤副部長は「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに訴えたという。
審査員に法律的な助言をする審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議 に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した。
起訴議決が出たのは、民主党代表選当日の9月14日。第5審査会の定例の審査日は毎週火曜日で、この日は偶然、審査日にあたっていた。ただ、この日に議決を出すことが予定されていたわけではなく、議長役を務める審査会長が審査中に「議決を取りますか。それとも先に延ばしますか」と提案したところ、審査員らから「議論は煮詰まった」との声が上がり、議決を出すことになった。
議決の後、「こんな日になっちゃったね」と漏らす審査員もいたという。多数決の結果、起訴議決が出たのは午後3時頃。代表選で開票の結果、小沢氏の落選が決まったのは、その約30分後だった。 』
一市民Tは全文嘘だと直感した。
その理由は、全て無理筋な内容だからだ。
吉田審査補助員が就任したのが9月7日と言っているので、14日までの平日審議日は4日しかない。
元々10月末までに議決すると言っていた話だ。審査員に、急に出席をお願いしても、不審に思われるだろうし、急には集まれないだろう。
この間で、斎藤特捜副部長が1時間の説明をしたという。たった1時間で、60人の検察官が長期に亘って捜査した内容を、素人の審査員が理解できるはずがない。理解せずして、議論などできない。ましてや、捜査に問題があるので「起訴相当」などという結論には及ばない。
『審査員らから「議論は煮詰まった」との声が上がり、議決を出すことになった。』とあるが、短期間ではありえない。
では何故、審査会関係者は全文嘘の内容をリークできたのか。
その謎解きは簡単。
当事者のはずの審査員が存在しないからだ。
クレームを言ったり、嘘を追及する人がいないから、とびっきりの嘘がつけるのだ。
しかし、事務局サイドは余計なことまで言い過ぎてしまって疑惑を深めた。
「8月から、延々審議を続けていましたが、」と書けば疑われずに済んだと思うが。
長瀬第一検察審査会事務局長はこのことでも嘘を重ねた。
一市民Tが「読売新聞に書かれていることは、とても無理なスケジュールですね。」と尋ねると、彼は「(読売に書いてあるようなことは)公表していない。」と逃げを打ってきた。
新聞を利用した嘘リークをやったくせに、都合が悪くなると、「そのようなことを言った覚えがない」とは呆れる。
読売に、「検察審査会関係者とは誰のことですか?どのような裏を取っての報道ですか?」と追及すると面白い。もちろん、読売は嘘情報だと気づいていての掲載だろう。読売はとんでもないメディアだ。
「議決を代表選前に間に合わせる」などしなければ、疑いを持たれなかったのに。
検察と時の政権が、持ちつ持たれつの関係であることを匂わせている。
<大失策その2:とんでもなく若い平均年齢30.91歳を公表してしまった>
審査員が実在していれば、如何に能力が低くても、平均年齢の計算を3度も間違うことはありえない。
局員の心のうちをもう一度読んでみる。
審査員が実在しないのだから、平均年齢を出しようがない。
局員は、とんでもなく若い平均年令30.91歳を公表してしまった。
致命的な失策だ。
第1回目は34.27歳という平均年齢が出したが、若すぎるなどの疑いをもたれなかった。むしろ、若い層ほど小沢氏に反感を持っていると読んだのだろう。
1回目は、選択的とはいえ、34.27歳というのは実際に存在する平均年齢だった。確率的にはありえない年令などとは考えていなかったのだろう。
あまり頭の回らない事務局員のなせるわざということか。
彼は、多くの抗議を受けて慌ててしまった。37歳の人を足し忘れたなど、辻褄あわない報告をしてしまい、自らをさらに深みに入ってしまった。
その後のどたばた振りは、10月19日のブログに書いた通りだ。
事務局員は「審査員は架空だ」と思わせてしまう大失策をしでかした。
そもそも最初から、選管が選んだ200人の名簿から、11人の年令を取り出し、50歳前後の平均年齢を提示していれば、疑いをもたれなかったと思う。
<なんとしても真実が知りたい。事実を明かすべきだ>
とにかく、審査員の選出、議決の経緯には疑惑がありすぎだ。
一市民Tは自分の推論に間違いないと確信している。この推論でしか説明がつかないことばかりが発生しているからだ。
しかし、現在のところその証拠を掴めていない。
違法でない審査員選出と、違法でない審議で議決されて、初めて強制起訴ができるはずだ。
とにかく、強制起訴が有効かどうかで争ってほしい。
選挙管理員の選出名簿、事務局内での審査員の選出方法、選出時の立会い者の証言、審査員名簿調べ、会議録、審査会開催日時、日当支払簿と審査員との照合など簡単な調査で、疑惑が解明できる。
まったくおかしな話だが、法務大臣、刑事部長、当事者は、情報公開請求を拒んでいる。
なんと情けない人達だろう。
彼らは、検察、検察審査会事務局とグルだといわれてもしょうがない。
民主党議員、小沢事務所はありとあらゆる手段でそれらの開示を要求し、確認してほしい。
法務大臣、刑事部長、当事者は、本当のことを言わないと思う。現在の権力者達はそれを言わさないよう圧力をかけるだろう。
真実が明らかになれば、世の中がひっくり返ってしまうからだ。
国民も、審査や裁判には税金を使われるのであるから、上記の事実を知る権利がある。
一市民Tも多くの有志の方と一緒に、何度も、検察審査会に出かけて確認しようと思う。うやむやにしておく問題ではない。
一市民Tが期待しているのは、同室で、真面目に仕事をされている検察審査会局員の方の内部告発だ。
正常な世の中に戻すため、ぜひ事実を公表していただきたいと願う次第だ。
(南青山コメント)
いまは本当に21世紀の日本なのだろうか。
情報が隅々まで行き渡り、かつてないほどの自由と平等が謳歌されている社会なのか。
阿修羅でも何度も取り上げられ、議論されてきたことだが、この第5検察審査会議決ほど奇妙で不可解な政治的事案はない。
まるで戦前か戦中、あるいは敗戦直後のアメリカ軍に占領された時代の日本の出来事のようだ。
松本清張が生きていたら、日本の黒い霧平成編で仰々しく取り上げただろう。
紹介したブログで詳述されているように、これまででてきた情報や経緯、証言を見れば見るほど疑念は強くなり、疑惑は深まるばかりだ。
<なんとしても真実が知りたい。事実を明かすべきだ>
とはまことにその通りで、日本国民としてこの第5検察審査会議決の詳細について知る権利があるはずだ。
これまで帝銀事件や下山事件など、敗戦直後、米軍占領下の日本で不可解な事件が続発したことに対して、時代の歪みのせいかと歴史の一ページを繙くような気持ちで、当時の記録をまとめたドキュメンタリなどを読んでいたが、まさか目の前で同様の、しかも下山事件などと同じくらい見え見えの謀略事件が起きるとは想像もしなかった。
さらにいえば、見え見えであるにもかかわらず、そして税金で賄われ、法律的に整備された環境で行われたにもかかわらず、その概要を知ることも、些細な情報を開示させることもこれまでできていないのである。
これでは、軍部や特高警察、あるいはアメリカ占領軍によって情報がゆがめられた、かの時代と同じではないか。
ともかく、ブログ記事にもある通り、なんとしても真実を明らかにし、数多くの疑惑を解明すべきである。
おそらく、驚くべきというか、ほとんど子供だましレベルの、笑うしかできないような事実が明らかになるのではないか。
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