私たちの敵を見誤らないようにしたいと思います。
今回のデモを報道しないマスコミ、私たちの思いをなかなかくみ取ってくれない、理解しようとしない政治家、私たちの要求を情感なく門前払いする現場の行政官とその先の官僚たち…フラストレーションはたまる一方です。
ただ敵は、目先の組織の下部に所属する現場の人々ではなくて、その背後にある得体のしれない大きな力、これが我々のたたかうべき本丸なんじゃないでしょうか。

マスコミが報道してくれない、そんなのは当たり前です。守旧の勢力への戦いなんですから。
それでも、ダメモトでも、こういうデモがあるからとマスコミ側にかけあう努力とかも惜しまずやっていかなければなりません。
マスコミの、現場の編集レベルとしては、一応、スクープの抜きあいは常に考えていることです。ですから、どこどこでこういう動きがあるけど絵をとっておいたらどうですか、という問いかけを、今後はマスコミ数社に積極的にしていかなければなりません。また、我々が撮ったビデオのコピーなどもどんどん編集部あてに送ることです。
ただそれを電波（メディア）に乗せてもらえるのか、またどういう編集で乗せられるのか、は次の問題というか戦いです。しかし絵と音声を収録させること、相手に送ることは絶えずしていきたいものです。
特に現場の取材クルーなどの多くは下請けや孫請けの人たちです。現場の人たちへの八つ当たりの気持ちは避けなければなりません。
むしろ、現場や編集にいる人たちをも巻き込んでいく（味方につけていく）大きなムーブメントにして、背後の本丸の勢力を脅かし、負かしてしまうほどにしなければならないのではないでしょう。

下部の行政官に対しても、それを敵視するのではなく、味方につけていく気持ちが大切だと思います。彼らは組織の人間ですから上司にさからって勝手な行動はできません。でも気持ちを変えてもらえば、正義心に訴えることができれば、内通者がでてきます。内通は守旧勢力にとってみれば裏切り者、正しい我々の戦いの勢力にとってみれば、つよい味方・協力者です。

われわれの戦いは、現在おもてだった強力なリーダーシップがありません。だから強いという側面もあります。
しかしこれは守旧勢力にしてみれば赤子の手をひねるほどのたわいのない相手でもあります。百戦錬磨の権謀術数にたけたプロの「殺し屋」たちばかりです。今回のデモの中の隊列には守旧権力の犬もたくさん泳いでいたでしょう。ある程度、勢力が増してきたら、敵はこれを内部崩壊させる手立てはいくらでももっているでしょう。そういった勢力との闘いがこれから待っているということです。
しかしながら、正義を旗頭に、人の心に染みいる忍耐強い戦いをしていかなければなりません。すでに我々のたたかいは、レジスタンスの戦いなのです。
表にでられるところは出て、簡単に叩かれても、倦まずたゆまず、波状攻撃をしかけられるように、我々の勢力の地下水脈ゆたかにしていくようにしなければなりません。

デモでアピールをしていくのは確かに有効な戦術の一つでしょう。しかし一方で、現実の生活の局面局面で、陰に陽に、ひとりでも多くの同調者、シンパシーをつくっていくように、阿修羅を紹介したり自分の言葉で語ったりと、どぶ板をひっくり返すような汗をかいて地下水脈を豊かにしていかなければ、われわれの目指す「革命」は達成できません。 　

コメント
01. 2010年10月30日 00:45:09: mL26Xh6Gs2 阿修羅に投稿、コメントしている者たちが、みんな小沢氏支持と見られるのは、 嫌やなあ。
02. 2010年10月30日 00:52:13: C66kjaMpks >>01 だったら、コメントしなきゃいいんじゃない？？ 簡単なことでっしゃろ。
03. 2010年10月30日 00:59:13: I2NhJhNrYA 主催者チーム？のhanekiyoさんのツイートです。 既に週刊朝日の山口編集長が来週のデモに関してリツイートしてくれていました！ 来週はAPF以外のメディアが報道してくれることを願っています！ hanekiyo 2010.10.29 10:23 後で、プレスリリース掛けるって聞いたから。今回はマスコミに情報流すよ！ RT @yhahatuma: @hanekiyo ハネキヨさん、デモ情報を日刊ゲンダイあたりに 流してもらえないのかな？
04. 2010年10月30日 01:41:09: xi2oExO8Ia 正論です。
05. 2010年10月30日 01:43:12: uvpMSHVtJA 映像を見ても途切れることのないデモで、最近こうした規模のデモを見たことは ありませんね。 次回も、どうせメディアは無視するでしょうから、できれば外国のプレスにも 事前予告を行って、彼らから世界に発信させ国内のマスメディアの不思議な 動向を浮き上がらせることが大事だと思います。 この国では、新聞やTVが報じなければどんなに不合理で危機的なことでも 何もなかったことになる国のようです。 そうしたことを知らせる意味でも、多くの外国の特派員の興味を引くことが 大事ではないかと思います。
06. 2010年10月30日 04:30:22: dpqa46ZkfQ 　日頃阿修羅等のネット情報を適当にピックアップして、プリントをネットに無縁の知り合いたちに渡している者だが、1024デモに一言でも触れたブログの少なさに驚いている。 　写真を出来るだけ沢山集めて、プリントしてみた。sobaさんの【雑談日記】が21枚の写真で、デモの初めから仕舞いまでを時間を追って、参加している猫や女の子、カワセミに到るまでを紹介しているのが分かり易かった。70分間のUstreamを見れば、一目瞭然だが、Ustreamから写真を取り出す手法を知らないのが残念だ。 　マスゴミにドップリ浸かっている人々・ネットに無縁の人々に、いかにネット情報を広めるかがますます重要になってくる。1024デモの経験は、多くの教訓を残した。
07. 2010年10月30日 08:15:48: 8Jsl3irv1A よくぞ言ってくれました！ これこそ今後の戦略の要として心するべきことです。 私も以前から「マスコミも検察も十把ひとからげに敵視するべきではない」 との意見をもっていましたが、なかなかうまくまとまらずに悶々としておりました。 敵は内部から崩せ。これが一番効率の良い戦い方です。
08. 2010年10月30日 08:56:00: IgQ0WMLxRU 大手マスコミや検察の職員の方は、今のような理不尽な行為を続けていると、ある日突然組織自体が消えてしまうのでは？、という杞憂はもたれないのでしょうか。皆さん学業に優れた方ばかりのようなので、このことに気づいておられる方も多いと思います。早く内部から声をあげないと、自分自身の生活基盤さえも奪われるのではないでしょうか。老婆心ながら....
09. Nico 2010年10月30日 11:19:32: YXSXgaBkuk2IA : 7gUXrsDP7c 11月5日のマスコミ糾弾デモの英語版案内を作り、ブログにアップしました。リンクフリーですので、ご自由にご利用いただき、情報拡散にご協力ください。主催者の方から外国プレスに取材を要請することを主催者様にツイッターで提案しました。皆さまもぜひ外国プレスにメールを送ったり電話したりして、デモの情報をお伝えいただけたらと希望いたします。 http://nicoasia.wordpress.com/2010/10/29/calling-for-massive-demonstration-to-protest-against-media-bias-in-tokyo-on-05-november-2010-fri/ なお日本語でも前回同様デモ情報をアップしております。 Nico http://nicoasia.wordpress.com/ ツイッター：　HiroNicoK [削除理由]：２重投稿
10. 2010年10月30日 12:37:09: KzStrAOB2o 敵も一枚岩ではない。組織を構成しているのは一人一人の人間です。敵の中に味方もいれば、味方の仲に敵もいる。誰が、どの組織が、どの集団が、何処の国が敵なのかではなく、何が敵で何が味方なのかをいつも思考している事が必要でしょう。朝日新聞の［市民＝正義」の論調に対して鳥越氏が「これはとんでもない考え方ですよ。犯罪者だって市民、市民にはいい市民もいれば悪い市民もいる、これが現実なんです。」と言っている。朝日はレッテル作りの達人で、「市民＝正義」を作りそれと相対させて「小沢＝悪」をねつ造し、検察審査会を正当化する。「政治とかね」という馬鹿の一つ覚えのようなレッテルで、国会は振り回され、テレビと新聞に洗脳された市民は、まるで学校のボスガキのいじめに同調し囃し立てるがごとくである。まさに敵は市民の中にいる訳です。しかし、敵は誰ではなく、何かなのだから、今は敵である人間も味方になる可能性がある。そういうものでしょう。敵は内部から崩壊させる、これが最も強力な戦略でしょう、というより、平和的な革命の戦略はそれしかない。ですが、まさに、敵もこの戦略を取っているのだと思います。それで、かなり成功してしまったのが今日の日本です。だから、その社会に挑むのが我々のレジスタンスでしょう。24日のデモも来る５日のデモも、そしてブログや阿修羅の投稿やコメントとも、その具体的実践だと私は考えています。なぜなら、声をあげ行動する一般市民が増えれば増えるほどそれは味方の力となって行くから。投稿されたざわんさんに全面的に賛成です。

11. 2010年10月30日 13:29:38: OeHGISpk1o 　とてもいい意見だと思います。 　人間、誰しも良心を持っています。しかし、金や地位などを求めたり、守ったりするのに夢中になればなるほど、野心や邪心が大きくなり、良心を覆いつくしてしまいます。 　 　敵の中にも、まだ良心が覆いつくされていない方が必ずいます。 　敵を追及することももちろん大切ですが、敵の中の良心の存在を信じ、それに訴えかけていくような心構えをもって接することも大切だと思います。 　そのような心構えが、敵の中の味方を増やすことにつながり、運動をより広く、より強くすると思います。
12. 2010年10月30日 17:47:14: 0TmzrvHKnk で、敵？ってかんたんにいってるけど、だれなの？ 教えてほしいな。 ひょっとしてみなさんひとりひとり考えている「敵」が違うんじゃないの？ >敵の中にも、まだ良心が覆いつくされていない方が必ずいます。 こういう言い方は「敵」が悪い心をもっていたり良い心をもっていたりというふうに考えている「敵」ですが、 基本的に米国の金融資本が「敵」であるとすれば悪いの良いもなく、システムとして機械的に動いているわけです。 結果的にそれが貧しい大衆に軋轢を与えている。格差社会や失業や小企業の倒産などを生み出している。 「敵」の良心なんかに期待しているなんて、わたしには驚きだが、いったいみなさんの考える「敵」ってなんなの？ よくわからんな。
13. 2010年10月30日 18:23:25: E5UBHtDlN6 　最近、思いを強くしてきたことがある。一つは、彼の田中角栄において大きな収賄事件として取り上げられた裏には、航空機輸出へのダメージをも意図せず、ひたすらに事件化して葬り去ろうとした背景に、中国政策の進展を押しとどめ、転換させる意図があったこと。今回の事件もまったくその構図に酷似していて、文芸春秋、マスコミ、精和会(安部、小泉)が率先して喧伝している。前回と大きく異なるのは中国の力の台頭や、日本国内の中国との経済などの相互依存関係に大きな変化が生じてきたことがあり、今回は互いの威信にかけ、たやすくは進行しないと思われる。 　二つ目は小沢一郎元民主党代表は、焦点の政治資金規正法の立法に深くかかわり、また、田中角栄のローキード事件の裁判にはほとんどを傍聴してきているといわれ注目される。政治資金規正法を熟知し、さらには検察、司法の運用、解釈をも経験、研究してきたことが想起される。そのうえでの事件化と、さらに今回次々と犯罪に相当しないとの事実関係が明らかにされてきていて、ミステリー小説の謎解きのように整然と進んでいる。これは何を示すのであろう。より、非常に深く仕組まれた罠のような気がする。マスコミ、評論家、コメンテーター、政治屋、一部の世論はまるで火にいる羽虫のように「政治と金」で狂乱する。もっと煽るが良い、自分の立ち位置で物を言い、行動して多くの偽証、共犯、幇助が記録されることであろう。これらは一網打尽になって来るべき公の場での審判が下るかもしれない。その意味では大いに「あいた口がふさがらない」「悪人」「疑わしきは裁判へ」など大いに語らるべきであろう。 　三つ目は、かって民主党代表であり、幹事長という立場で衆議院選挙において国民の圧倒的な支持をもらった代議士が、根拠がますます希薄化していることを持って、起訴、裁判にかける状況となってきたが、これは全く、反対派議員をいわれのない嫌疑で長期に拘束するという、最近では韓国の金大中、ミャンマーのスーチー女史の事件とまったく同様、反対派の政治勢力を弾圧する構図に良く似ている。いま、検察審査会の事務局、補助弁護士などの役割について、事実関係を明らかにする努力がなされていてるが、さらには大きなストーリを考え指揮を振っているとみられる勢力を本当に知りたいものである。(村木さんの事件でも、ストーリー捜査と言われているが、誰が何の目的でそれらのストーリーを仕組んだか現在のところまたく明らかでない。特捜検事の証拠改竄事件のみに歪曲化し、また、政府は村木さんの処遇のことのみに集中していて、本筋を避けている)　小泉選挙では刺客を立てての選挙など日本人になじみのない非情ともいえる戦術について違和感がない御仁のようで、ミステリー小説では追いつめられると味方でもお役御免として、証拠隠滅を図るなどを危惧するもので、真相の追及には相当の坦力を必要とする。
14. 2010年10月30日 18:34:22: 1FDD4oiW52 >>12 良心という言葉に代表される倫理道徳とか、階級史観のようなイデオロギー を何かの判断基準にしてしまうと、とりとめも無い水掛け論に終わる。 そうした無限連鎖をとりあえず法律で切断するというのが 民主主義的な法治国家のあり方でしょう。ここで止めるしか無いの。 今回の件は検察審査会の違法議決による強制起訴が そのまま認められ、そのまま刑事裁判になる可能性があるという 重大な憲法違反の嫌疑があるが故に、抗議も成立する。 ようは民主主義による法治国家のルールを守れってこと。 基盤が腐れば国は滅びる。
15. 2010年10月30日 20:38:34: sNdrwBpvYc ちなみに、売国奴・ダモ噛みが煽動して全国展開中の 中国挑発デモは、神風が吹いて粉砕されたようです。（笑） そういえばダモ噛みって、映画「大魔神」に出てくる悪代官そっくりなんだよねｗ 　　↓ ------------------------------------------------------------ 【神風】台風のおかげでネトウヨのデモが中止 1 ： Dr.ブラッド(大阪府)：2010/10/30(土) 15:41:04.87 ID:DxyeKXZXP ?PLT(12010) ポイント特典 10月30日（土）開催予定の 「10．30 中国の尖閣諸島侵略糾弾！全国国民統一行動 in 大阪」 は、 台風のため、中止 となりますので、ご注意ください。 後日、改めて開催予定です。 http://www.ch-sakura.jp/topix/1431.html ------------------------------------------------------------
16. 2010年11月01日 04:26:05: EFkZ0DZq0Q ざわんさんに全面的に賛成です。幾多の戦いを経験されたお方と拝察します。 「背後にある得体のしれない大きな力、これが我々のたたかうべき本丸」。「正義心に訴えることができれば、内通者がでてきます。内通は守旧勢力にとってみれば裏切り者、正しい我々の戦いの勢力にとってみれば、つよい味方・協力者です。」「どぶ板をひっくり返すような汗をかいて地下水脈を豊かにしていかなければ、われわれの目指す「革命」は達成できません。」 １０．２４に参加した私たち全員が肝に銘じるべき言葉だと思います。 ところで、「われわれの戦いは、現在おもてだった強力なリーダーシップがありません。」に一言。 小沢さんがいます。 昨年夏の「政権交代」は「革命」の出発点です。これを成功させたのは小沢さんの『どぶ板をひっくり返すような汗をかいて』進めた粘りづよい闘いであったことはだれしも認めるところです。ところがこの革命は小泉・竹中（ブッシュ・ネオコン）に育成され・増長した旧勢力の反革命によって空前の灯になっています。ＦＤねつ造までした民主党たたき・検察審査会などという思いもよらない愚劣な手段。これらは、彼らが小沢政権阻止ならなんでもありで来ていることを示しています。 １０．２４デモは、おいおい、ここまでやるのか！？もう黙っておれない！という市民の決起でした。小沢好きでない人も多く参加したことでしょう。自然発生的なレジスタンスです。これは菅・仙谷の裏切りへのレジスタンスでもあります。客観的な政治力学からいっても、小沢氏の「権力闘争」と、私たちの自然発生的なレジスタンスは互いに力を強めあう関係にあると思います。 9月14日に、小沢さんが演説で語られていた”国民ひとりひとりが自立し、互いに助け合い共生する、自立国家日本という”小沢氏の夢を、このレジスタンスは共有出来るのではないでしょうか。

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