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始まったばかりの特別会計の仕分けに水をさすつもりはないのだが、チマチマと無駄を削っている姿に「なにか違うだろう」と思うのは私だけだろうか? 惰性で行ってきて効果に疑問がある事業や今現在も需要の多い事業などは、すべて前政権がレールを引いた事業だ。政権が変わった今その目指す方向も変わったのだから、たとえそこそこ需要がある事業であっても「政権与党の方針とは相容れない」と判断すれば「廃止」と結論付けてもなんら違反ではなかろう。それが「政権交代」の意義だったのだから。
しかるに現在の「あっちを削り、こっちを削り」している姿はかつて大蔵省主計官がやっていた仕事で、確かに今まで役人同士の折衝で決まって国民には見えなかった「予算の使い道」をオープンにしたことは賞賛する。しかし役人がやっていたことを議員や一般人がやっているだけで、依然として前政権のレールの上を走っていることには変わりはない。役人は「役人語」が通じない議員や一般人相手に困ってはいるだろうが、もともと「切り代は常に用意しておく」ものだ。つまり「ここまでは削減されてもやむを得ない」部分を始めに作っておくのだ。それにまんまと食いついてくれれば「ラッキー」と祝杯だ。
民主党は特別会計をすべて一般会計に統合する、そして国会での審議対象にして国民の目の届くところに置いておく、ぐらいの大胆な転換を図らねば「自民党と結局同じじゃねえか」になってしまう。「ワイワイ面白いだけじゃねえか」と見透かされてしまう。「仕分けが終わったら、また見えなくなるんじゃないか?」と疑惑を持たれる。今やっているのは早い話前政権の「決算書作り」だ。そんな番頭の仕事を嬉々としてやっているようでは、何時までたっても「店はもたせられない」ぞ。何年間までが修行期間なのかな?
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