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「鳩山政権崩壊の経緯を教訓に−日本が独立国になる為に:小野 昌弘氏」 世界経済のゆくえ
小野 昌弘氏のツイートより。
BBCに「沖縄の基地の負荷に対して怒りがふつふつと沸き上がっている」という長い特集記事。
この怒りの「沸き方」は、シチューをくつくつ煮るのと同じ語(simmer)です。
沸騰寸前で根強く続く怒りを形容しています。
長いので要点だけつぶやきます http://bbc.in/aagqBD
BBC沖縄特集より)沖縄における米軍基地の現状。
26,500人の米軍、30以上の基地。
日本の74%の基地が日本全土の1%以下の広さしかない島の上に集中。
沖縄人は、現状は公正ではない、と言い続けてきた。
そして今年4月にこの15年で最大規模の9万人の反対集会が開かれた。
関連記事:なぜ、あのとき、怒りがアメリカに対してではなく、鳩山に向かってしまったのでしょうか。
「沖縄人は国防上の必要性は理解するが、何故沖縄にこれほどの大きな割合の米軍基地が集中しているのか理解できない。」
「私たちは皆同じ日本人なのに、どうして、沖縄人だけが基地の負荷を耐え忍ばなければならないのかわからない、と多くのひとが考えている。」(Naoya Iju) BBC沖縄特集)
基地推進派は基地による雇用を通じた経済効果を主張。
一方の基地反対派は、飛行機の騒音と交通網の途絶、基地関連の犯罪率の高さ、土地の不足、基地による沖縄文化の浸食、補助金による依存体質、そして、基地の土地が返還されれば経済的により生産的であることなど主張。
BBC) 沖縄における基地反対運動。
第一次72年、基地の閉鎖できず。
第二次95年、アメリカ軍人による12歳少女レイプ事件を契機に。
第3次09年、鳩山首相(当時)の発言を契機に。
「それまではどの政治家も、沖縄の基地を減らすとは言わなかった。民主党は沖縄人に希望を与えた」(稲嶺市長) BBC)
その後米国の強烈な圧力の後、鳩山氏が後退。
5月に代替案をみつけられず基地移転を予定通り進めざるをえないという「悲痛な結論」そして鳩山首相退陣
(訳注。前後の記述に注意。
米圧力で沖縄の思いを初めて受け止めた日本の首相が退陣 参考 http://masahirono.seesaa.net/article/163374815.html
> 鳩山氏が..小沢氏の力を借りて..期待に劇的に答えていたら..事態は違っていた..
気持ちはよく分かりますが、
1)現実の経緯に不明な点多く仮定が挟まった話は政治的誘導に使われうるので注意すべき
2)確実にあったことを整理すれば次回に備えられうる
鳩山政権崩壊について。
私は現時点では確実にあったことを並べ考えるのが極めて重要と思います。
確実にあったこと
1)米・その支持者・マスコミの圧力
2)鳩山首相が米要求に全面屈服
3)マスコミ・ネット両方の世論が一致して鳩山首相に非難
4)鳩山氏辞任
5)基地移転計画全面賛成の菅政権誕生
失敗したといえ志を持った首相が非難され、台風直後の奇妙な静けさのような中で、菅政権が、明らかに基地移転を容認しているのにもかかわらず無難に誕生。
冷静に考えると、殆ど理解不能な経緯です。
私は、3)マスコミ・ネット両方の世論が一致して鳩山首相に非難したところ、を重大視します。
なぜなら、この経緯を教訓としない限りは、近い将来、小沢氏あるいは第2の「鳩山氏」が主導権を得ても同様のかたちで失脚し、従米政権が誕生するだろう、と深く案じるからです。
また、この問題で、日本のネット言論が(ツイッターも含めて)「ここ」に脆弱性をもつことが明らかだからです
検察問題を中心に、小沢氏の立場は、歴史的に重要な位置づけになっており、小沢氏のこの立場および力量に期待することは当然であり、大変重要なことと思います。
そして、その期待は大変強く一部で過剰なほどです。
それゆえに、この期待が、逆に働く危険性を今のうちから指摘したいです。
> 鳩山政権..は、与党になってからの言行不一致も著しく、野党時代に..要求した事を..応じる事ができなかったのも無視できない
期待に答えられなかった点はありました。
ただ、マスコミは鳩山政権の欠陥を喧伝し続けたので、言行よりも結果を見るべきと思います結果だけみても鳩山政権と菅政権との落差は大きすぎます。
厚生・福祉関係、外交、官僚制度、予算をはじめ、省庁の既定方針を覆して政策が決定されていたのでは。
議院内閣制で首相の権限が限られていてかつ党内・閣内に正反対の立場の議員が多数いる中で行ったと考えると今から思えば驚異的だと思います
小泉政権は急激な変化だったが、弱いものを守る歯止めをなくし少数団体をつぶし、省庁に丸投げし対日要求項目を履行させるのは力学上容易。
鳩山政権のように自主的外交の立場、国民の弱い方の立場に立って変革するのはいばらの道。
支えが民意にしかないのは自明。
その自覚がどれだけ我々にあったか
> 今も鳩山氏を批判する人の主たる思いは鳩山氏の実質小沢氏排除の組閣,政権運営への批難と思う
小沢氏排除の組閣への批判はよく分かります。
ただ鳩山氏の普段の言行と解離しているゆえ、排除の主体は鳩山氏と考える方が不自然だと思います
鳩山政権崩壊
1)大臣が菅政権移行前後で殆ど変わらず
2)議院内閣制の首相という役割の考慮
3)確実な事実の整理→政権交代時ぎりぎり国民派が主導権を握っていたのが基地問題中から従米派に主導権を奪われ雪崩式に菅政権に移行したと見るのが自然。
小沢ー鳩山亀裂説もマスコミ源泉であることに注意
> 日米関係は..『普通』でなきゃいけない
日本が独立国になるには日米関係の正常化(普通の国と国の関係)が必要、そのためには網の目状にめぐらされた支配ー従属構造を断ち切る必要あり。
網は一人一人のすぐ近くにまであります。
草の根からの社会改革と独立運動は裏腹です
鳩山政権崩壊の意味を理解するために、「起こりうる可能性はあったのに、実際には起こらなかった」、別のシナリオを想像してみる。
1つの可能性)
鳩山氏が米に屈辱の全面譲歩をしたとき、国民は一瞬にして真相を見抜いた。
国民の真の敵である米国およびマスコミ・官僚らへ怒りが集中、沖縄と首相の本意を支援する声が日本に満ち、各地でデモの嵐。
国際世論の非難の中、米国は強硬態度を一変、基地撤去から日米同盟廃棄・真の独立へ。
> 氏の分析通り、例え小沢さんでも、誰であっても同じ事が繰り返される。非常に危険な状態にある
> 仰る通り、けっきょくは民度に見合った政府しか持てないんですね。
> 鳩山・小沢だけに期待しても失望しか生まれない。国民が覚醒するまでは。
沖縄基地問題で鳩山氏が米に屈服したあのとき、実は国民の覚醒さえあれば日本の独立への大きな契機になりえたのではないでしょうか。
しかし国民は、鳩山氏に全てやってもらうのが当然と考え、口を開けて待っていただけ。
そして「裸踊り」に続こうというひとは現れず、自らのリーダーを自らの手で葬った
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