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小沢一郎の政策を思い出してほしい
先の民主党代表選の小沢一郎の掲げた政策を思い出してほしい。
世の小沢クロ報道に馴れたひとたちも小沢氏の政策には驚いたのではなかったか。そこには、この国の進むべき方向がじつに明快に示してあった。
・昨年の政権交代の約束をしっかり履行する
・財政再建の前に行政のムダの徹底削減・脱官僚
・特別会計の全面的組み替え
・従来の対米従属路線から自立路線への変更
・沖縄普天間問題は両者納得のゆく再交渉を
これに対して、菅候補が掲げた政策はなんと中身の無いものに見えたことか。
わかる人ならその差は歴然だった。
外国からみたら、それは歴然を通り過ぎて滑稽でさえあっただろう。
滑稽であるゆえに、いまとても恥ずかしくてたまらない。日本人はあの太平洋戦争を始めた頃と全く同じ、進歩もしておらず、勇気も無いことを世界に示してしまった。
さて、
菅総理となってひと月が過ぎ、中身の無さがますます露になってきた。
なかには、何を思いついたのか、他国をいたずらに刺激する大臣も出てくる始末。いったい他国を非難することで何を得ようというのか。
よくみると、
小沢氏の掲げた政策からみたら、ことごとく後退しているではないか。
それも、表面的には小沢氏の論と似たような空気を漂わせつつ、中身はその真反対という狡猾さで。
政策だけではない、
残念ながら、菅総理以下多くの閣僚には、国民の苦しみを真に理解した者がまとう、人間の深みが、さっぱり感じられない。そこにあるのは雇用やオーブン化など薄っぺらな抽象的言辞ばかり。どうにも肝の座ったところが無いばかりか、やることなすこと以前の自民党政権にソックリになってきた。
あのとき、日本人はこの国に巣食う官僚主義に敗北してしまった。その証しがいままさに繰り広げられている現実なのである。
思い出していただきたい。
いまの現実は、あのとき小沢一郎の代表選敗退を喜んだあなた達が選んだ道なのだということを。
ふくろう ( 2010/10/28 14:14 )
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=98414
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