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鳩山由紀夫前首相が「引退発言撤回」したことを取り上げて、マスメディアが批判している。このなかで、朝日新聞がもっともエキセントリックにわめいているおり、狂気じみて、かなり異常である。政治家としては言葉が軽すぎるというけれど、「君子は豹変する」ものであるということを忘れてはいないか。朝日新聞は、政治家という人種にそんなに信頼しているのか。信用しすぎる方が、バカである。
それよりも、マスメディアは、朝から晩まで、年がら年中、「政治とカネ」「政治とカネ」と、それこそ、バカの1つ覚えのように言い続け、追いかけ続けているけれど、いい加減、政治本来のテーマに切り替えてはどうか。もし、「政治とカネ」問題の本質を知りたければ、一度試しに、国政とは言わず地方選挙でもよければ、新聞社を休職して立候補してみればよい。
選挙区内の事務所費から郵送費、ビラ、ポスター印刷費、スタッフの人件費、街宣車、ガソリン代などまで、莫大の費用がかかる。当選していなければ、みな自分持ちである。これだげはない。世界各国との外交関係を築こうとすれば、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジル語、ロシア語、中国語、韓国語など堪能な私設秘書やスタッフを抱えていなければ、いざというとき、外交力を発揮できない。それも単に同時通訳できるだけでは不十分で、翻訳はもとより、原稿も書けて、各国首脳陣やそのスタッフに連絡を取れる必要がある。
現在の日本の政治家(衆院480人、参院242人)のなかで、少なくとも英語、フランス語、ロシア語、中国語が堪能な秘書、スタッフを抱えているのは、小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相、鈴木宗男元北海道・沖縄開発庁長官らごく少数にすぎない。これらは、日ごろの積み重ねが大事であり、各国首脳陣やそのスタッフらとの人脈のすべてが財産となり、外交力を発揮させることになる。
これに反して、菅直人首相や仙谷由人官房長官は、どうもこうした努力をしてこなかったようである。中国漁船衝突事件が発生したとき、中国要人らと連絡を取れなかったのである。外務省の外交官を使えばいいではないかということになるけれど、そんなまどろこしいことを行っている暇はない。即戦力として使えるのは、傍に仕えている語学堪能な私設秘書やスタッフである。
しかし、中国の温家宝首相からいろいろシグナルを送って、裏交渉しようとしたのに、菅直人首相や仙谷由人官房長官側からは、何も反応もなかったという。 つまり、朝日新聞は、政治家のあるべき姿に対して、どんなイメージを描いているのかが、さっぱりわからない。「クリーンでオープン」であれば、何もしなくても、それでよしとでも言いたいのであろうか。無策無能な政治家を理想像としているとしか思えない。
改めて言うまでもなく、鳩山前首相は、祖父・鳩山一郎元首相以来、鳩山家が築き、蓄積してきた「ロシア人脈」を持ち、ロシア側も日本の窓口を鳩山家と考えている。戦後の日本外交の最大最後の課題である「日ロ平和友好条約」を成し得るのは、鳩山前首相をおいて外にはいないのである。たとえ、鳩山前首相が「政界を引退する」と発言していたからとはいえ、むしろ「日ロ外交のために辞めないで欲しい」と慰留して然るべきだったのだ。将来、第二次、第三次の鳩山由紀夫内閣ができてもよいからである。
中国外交は、小沢一郎元代表が豊富な人脈を持ち、ロシア外交は、鳩山前首相が担う。朝日新聞が、こうした国家財産をまるでゴミ箱にでも捨てるようなことを率先して進めるべきではない。無策無能な菅直人首相や仙谷由人官房長官が、アメリカに都合のよい政権だからという理由で、持ち上げてばかりいるのは、本来の朝日新聞らしくない。
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