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10月24日(日)、「権力とマスコミの横暴に抵抗する国民の会」が、銀座で「検察・検審の横暴を許すな!」という抗議でもを行い、ツイッターでの呼びかけで1,000名が参加をした。
私はこの映像を見て、今の日本は確実に変わりつつあるなということを実感したのだが、デモ参加者は労働組合に組織された団体でもなく、いわゆる普通の一般の人たちである。それが、
「小沢さんは真っ白だ」
「小沢さんに仕事をさせろ」
「検察とマスコミの横暴を許さないぞ」
「取り調べを可視化しろ」
「マスコミは真実を伝えろ」
「記者クラブを解体せよ」とシュピレヒコールをあげながら銀座の街を練り歩き、しかも道中で参加者が街頭からの飛び入りも加わり増えていき、最後には、小沢コールで終わったというのである。
このデモは、日本の民主主義が変わろうとする歴史的な節目であって、そのことの意義を当然、マスコミは伝えないし、価値も理解できないと思うが、なんだか、とにかくこれはすごいことだなと考えた。通常、デモであれば、労働組合が主導して賃金のことや、労働者の地位を保全を訴えるというのが通常である。とくに権力側にとって逆らう内容というほどのものではない。
今回のデモは、要するに、既得権益側(検察、マスコミ、官僚政治)が行ってきたソフトな独裁政治に対して、国民側に根ざした政治、報道、司法を実現しろというのが、大枠でとらえた主張ということになる。しかも、小沢一郎という特定の政治家の地位保全を求めている。これは、外国の例でいくと、ミャンマーのアウンサン・スーチー、チベットのダライ・ラマ、タイのタクシン元首相、フィリピンの故アキノ議員を支持するデモを思わせる。
要するに、独裁政治に対して、国民側(民衆側)に立つリーダーを支持するデモというわけだ。このような特定の政治家を、「守れ」「支持する」というデモは過去あっただろうか。ちょっと私は思い浮かばない。また、このような当事者の利害関係ではなく、国のあり方について抗議するデモというのであれば、いつ以来だろう。それこそ、安保反対のデモ以来ではないか。
今回のデモは、歴史を振り返った時に、ひとつの転換点として記録される可能性がある。日本の場合、現実には、政府与党、国会、裁判所(検察)の「三権連立」に、マスコミや、その裏でない内政干渉を繰り返すアメリカ、そして官僚、財界が結託したソフトな独裁政治が行われているわけだが、いよいよその構図が、「国民の生活が一番」を標榜した政権交代も、彼ら本当の権力に対して逆らった鳩山、小沢がつぶされて、またインターネットが普及したことで、いよいよ明るみになってきたな、という流れがある。
権力の横暴に対して、
「国民に政治を取り戻そうとする声」
「真実を求める声」
というのは、歴史を振り返っても最初は小さい。しかしそこから、本当のことというのはジワジワと広がり、やがて大きなうねりとなっていく。
先日の六本木で3,200人が参加した尖閣デモについても、マスコミはほとんど報道をせず、中国側で行われている反日デモを、おおげさに伝え続けている。しかし、この中国側のデモの原因は、朝日など一部新聞が伝えるとおり、日本で行われた尖閣デモに対しての対抗措置として行われたものである。それを、「若手が参加しているのは反日教育が原因だ」「中国側では若者の就職難が社会不満の背景にある」など、論点をずらして、世論を誘導しようとしている。
しかし、当のマスコミが分かっているのかどうか知らないが、なにもデモというのは、これまで外国のことであったかもしれないが、いまや我が国で、大きな運動となりつつあるのである。何度も同じことを書くが、すでにインターネット広告費は、新聞を抜き、テレビについで二番目の広告マーケットとなっている。これは、宣伝費にシビアな企業が、マーケティングに効果的な媒体として、インターネットを、「二番目に有力な媒体」と位置づけたという意味でもある。
つまり、既得権益側が、マスコミを使って世論コントロールをしようとしても、もはや無理なのだ。中国や、世界各国の独裁的な国でも、結局は、インターネットによる情報網を制限しきれていない現実を踏まえ、これは中世の「活版印刷の発明」と同じぐらいの文明を変えてしまうことだと、そこを認識することが重要。
既得権益側はこの時代の変化を認識し、マスコミが捏造する「世論調査」などでお茶を濁すのではなく、きちんと国民の声に耳を傾けて、いったい今、何を国民は怒っているのか、求めているのかということを知るべきである。一部の既得権益層がいつまでも利益誘導社会を続けるのであれば、それは東欧革命の時のように、国民の激しい怒りをかい、いずれ、体制の崩壊へとつながっていくことだろ。それも、これまで「ソフトな独裁政治」であったからこそ、「ソフトな市民革命」という形で変わっていくのだう。
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