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(回答先: 耳かき店員殺害:検察側論告、弁護側最終弁論要旨(死刑は社会常識化?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 10 月 26 日 01:34:49)
この日の弁護側精神科医への応答。題目は「検察官に逆質問」したのが怪しからん、との論調だが。やり取りを見る限り、検察は「冷静な被告の計画的な犯行」というシナリオを描き、鞄に裸のナイフ2本を入れる行動を『合理的』と言いたいらしい。
精神科医は「常識」で判断してくれ、と言いたかったようだ。常識で考えて解らない人は、実際に裸ナイフを鞄に入れて警官に見せて聞いてみると良い。(実行しても責任は取りませんw)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101025/trl1010251221007-n2.htm
【耳かき殺人 裁判員求刑(4)】検察官に逆質問する精神科医に裁判長「あなたから質問しないで」 (2/4ページ)
2010.10.25 12:20
証人「はい」
《意識野の狭窄とは、思い詰め、意識の範囲が非常に狭まる状態のことだ》
検察官「意識野の狭窄はいつからですか」
証人「だんだん始まっていきます。困惑状態がベースにあって、抜けだす反応として起きていきます」
検察官「ずっと意識野の狭窄ではなくて断続的に起こるということですか」
証人「基本にあるのは、困惑状態を抜けようとする反応として意識野の狭窄があるんです。(抜けようとして)また困惑状態に陥り、徐々に強くなっていきます」
《検察官の質問に対して、証人はいらついた様子で早口で答え続ける》
《専門用語を交えながら、証人が早口で証言するため、裁判員は表情を硬くし、証人を見つめている》
検察官「重くなっていくということですか」
証人「そのように考えていただいていいと思います」
検察官「(意識野の狭窄があっても)仕事はできるのですか」
証人「一定程度はできると思いますが、(林被告が)うまくできていないのが確か6月後半…、ここは抑鬱(よくうつ)状態と関連しているのではないでしょうか」
検察官「(林被告が)ショルダーバッグの中に包丁を無造作に入れてもっていたのは意識狭窄の根拠になりますか」
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101025/trl1010251221007-n3.htm
2010.10.25 12:20
証人「合理的な思考とは思わないんですけれど。危ないじゃないですか。先生(検察官)は入れられる可能性はありますか?」
《証人は声を荒らげ、検察官に質問を投げかけるような証言をすると、若園裁判長が強い口調で割って入った》
裁判長「あなたから質問しないでください」
《検察官が黒いショルダーバッグを証言台の上に置いた》
《被告は犯行当日の8月3日、ショルダーバッグの中に、ぺティナイフと果物ナイフ、ハンマーという3つの凶器を入れていた。ぺティナイフはむき出しのまま入れていたという》
検察官「このカバンは、被告人がナイフを入れていたショルダーバッグです。この中にナイフを入れるのは合理的ですか」
証人「私は絶対入れません」
《証言台のそばまで進んできた検察官に対し、証人は声を大きくして、挑戦的な口調できっぱりと言った》
《検察官が、被告人の精神状態についての質問を続ける》
検察官「被告人の精神状態はある種のパニック状態とおっしゃっていましたね。(裁判所の依頼で鑑定した)先生は、殺害方法が合理的と言っていましたが賛成しますか」
《林被告は江尻さん方に侵入し、1階にいた鈴木さんの頭をハンマーで殴った上、首を果物ナイフで何度も刺して殺害。2階にいた江尻さんの首も別のナイフで数回刺したとされている》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
勿論、検察官も常識を理解していない筈も無い。有り合わせの凶器、家族を殺害たり逃がしたり不統一な行動、逃走せず自首同然な逮捕、など『無計画』な犯人行動を『計画的』と言い張る為、被告側を挑発して悪印象を与える手段に出たと考えられる。
今後『裁判員死刑裁判』では、こうして、
無理な検察シナリオ→被告側が反論→「誠意が無い」と被害者遺族を煽る→遺族の怒りの涙→裁判員の感情増幅、
といった『劇場型』裁判手法が繰り返されるのだろうか。
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