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今週号の週刊ポストで、二つの気になる記事があった。(週刊ポスト11/5号)
二つとも特集記事ではないが、「ワイドクライマックス・シリーズ」という寄せ集め記事の中にあり、一つは下記の検察審査会についてのと、もう一つが、≪朝日「抜きすぎる美人記者」にライバル紙記者の歯ぎしり≫というもので、今回は検審の記事を取り上げてみたい。(というか、そのまま書き写し)
検察審査会「会議録公開」を阻む人たちの"不純な動機"
≪本誌がいち早く報じた、検察審査会による小沢一郎・民主党元代表「起訴相当議決」の違法性について、国会で「会議録公開」が焦点となってきた。検審の疑惑は、ざっと見てもこんなにある。
@捜査対象ではない「犯罪事実」を追加して起訴。
A捜査員選定の「くじ」をしていない(こんな若いメンバー構成が2回続く確率は、本誌 計算で0.0063%以下)
B審査員「改選」せず(なぜか2回の平均年齢が同じ)。
C会議録なし(後述)。
D補助員弁護士による誘導。
E「2回議決」せず起訴(追加事実の審査は1回のみ)。
F情報漏洩(弁護士、事務局らによる審査内容リーク)。
G補助員弁護士は正式就任していたのか(議決後も本人は「就任」報道を否定)。
H証拠を検証せず(証拠改竄検事の作った調書を無視)。
I議決書の非掲示(「議決後7日間」が規定だが、掲示されたのは20日後)。
―最後の2項目を除けば、疑惑が事実ならいずれも違法行為だ。特に@やE、Fは疑惑ですらなく「事実」である。本誌が追及してきた「くじ」の疑惑も、まともな知性の持ち主なら「誰かがメンバーを恣意的に選んだ」と考えるだろう。そんな検審の議決で法廷に立たされるならば、中国よりひどい司法制度だ。
しかし、前掲の疑惑の多くは、検審がいつ、どんな審査をしたかを明らかにすれば、決着がつくものだ。国会では、10月12日の衆院予算委員会で川内博史・代議士(民主党)が会議録の公開が可能か質した。答弁に立った法務省刑事局長は、「検察審査会の会議録を公開しないという規定はない」と明言した。
一方、運輸相、公明党副委員長などを歴任した二見伸明・元代議士は、議決のメチャクチャを知って自ら検審事務局に問い糺した経緯を明らかにし、会議録はあるのかという問いに対して検審が「ありません」と答えたことを暴露した。事実なら、検審法違反だ。
「会議録を公開すればいいのです。審査員の名前などは黒塗りでいい。今度の議決がおかしいという人も、正しいという人も、真実が明らかになるのですから公開に反対する理由はないはずです。私は公開を求め続けます」(川内代議士)
もし公開に反対する動機があるとすれば、「議決は違法だと思うが、無効にはしたくない」という歪んだ立場の人物だけだろう。「検審は裁判所が運営している。違法な組織運営を続けてきたとなれば大スキャンダルだ。政府と最高裁が結束して全力で公開を阻止し、議決は有効だと押し通すだろう」(法務省OB)すでに東京地裁は小沢氏の議決無効の訴えを門前払いした。「小沢が裁かれるなら検審は違法でもいい」という新聞、テレビを含め、この国に正義はないのか。≫
小沢一郎を「好き」とか「嫌い」を抜きにして、冷静に考えれば、この検察審査会の議決過程に疑問がわくのが普通の神経ではないのか。こんな異常な、杜撰な、酷い内容のものを、そのまま受け入れているのは、洗脳されている以外の何ものでもない。
たとえば、自分の身内が対象になっていると置き換えてみれば、すぐに気がつきそうなものだが、大多数の国民は、マスメディアの意図的情報操作により思考停止状態に陥っている。だが、それをわかっていて、あえて、この議決を利用しようとしている"悪意の塊"みたいな人間たちが、国会にも、検察を含む官僚にも、裁判所にもウヨウヨいることがよくわかる。これらのことを含め、「インナーマザー」様が次のように分析している。
≪資本と官僚とメディアの思惑が「悪人小沢」を必要としている。そしてアトム化された国民が観客としてこの娯楽ショーを支えている・・・。すべてを小沢のせいにすればスッキリと解決するのです。テレビが小沢をこき下ろし、新聞が悪人に仕立て上げ、溜飲が下がればつかの間の快楽を得られる。アイドルが転落する事件に熱狂するように、したたかな小沢をつぶして「ざまーみろ」と即時充足に浸ることで、国民が自ら真実を隠してくれるのですから支配階層にとっては好都合です。 ≫(10/25本ブログ)
小沢さんは"生贄"だというのが手に取るようにわかる。そんな政・官・報の支配階層の人間たちが、国を滅ぼし、法と秩序を破壊する「亡国の徒」であると同時に、「人の道」を踏み外し、人としての判断を見失っている"亡人の徒"となっているのだろう。ほんとうにこの国の正義は歪められ、司法レベルでは北朝鮮以下かもしれない。
≪財界と官僚とメディアの支配体制は維持されるのです。・・・資本主義の最高段階で現れる新自由主義経済によって国民をアトム化し流動化させることで利益を貪る資本の思惑と、同じく国民をアトム化してファッショ(束ねる)ことで動員しようとする国家(官僚機構)の思惑が合致しています。貨幣の原理と国家の原理が一致しているので国民の思考停止状態は好都合なのです。・・官報に属する人々は、思考する世論を一番恐れている。・国民の思考停止にあやかって商売している支配階級に「対抗」するのではなく、「思考する往還運動」を繰り返すことが一番効果的な矛盾の提起になる。・「矛盾」を可視化すれば国民の思考する往還運動が自然と立ち上がって来ます。≫とインナーマザー様が解いている。
≪見えたものに執着せずに一旦斬ってしまう≫という境地に達するには程遠いところにいるが、「矛盾を可視化」する必要性は、このブログを立ち上げる動機でもあり、非常によくわかる。今後も決してあきらめないで、矛盾をあぶり出し、社会の歪みの根本を探っていこうと思う。
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