http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/151.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51674701.html
フジテレビの感度
NHKも問題のある公共放送として英BBCの足元に及ばない。ごく稀には民放に出来ないいい番組もあるのだが。その点で、民放番組の質の悪さは国際的に定評があるらしい。国民の知的思考に蓋をかける、あるいは対立をあおる。偏狭な愛国心を振りまく。その先頭をフジテレビが走っている。財界右翼の代弁者として全く変わっていない。
今朝の8時過ぎ、テレビを点けてみると、右翼・御用学者が登場している映像が映った。他に民主党きってのタカ派の防衛族・長嶋という人物も。彼の姿を初めて知った。自民党の代表的防衛族の石破、それにおなじみの石原である。日本の右翼が勢ぞろいしているのである。テレビチャンネルを改めて確認してみると、間違いなくフジテレビだ。
財界右翼がスポンサーになっているテレビ局である。というこのテレビの素性は、フジ産経グループの幹部だった知り合いが教えてくれた。しかし、これほどの右翼をかき集めた番組を編成するテレビ局にはあきれるばかりである。
尖閣問題を突出させて中国批判
よほど中国が憎いのであろう。彼らに尖閣諸島海域で漁をする中国漁船問題を取り上げていた。出演者は自由に持論を披歴していたので、つい10分ほど見てしまった。「実行支配をすべきだ」「自衛隊を駐屯させるべきだ」と暴論をわめき散らすのである。「結局、中国や韓国(竹島)などになめられるのは軍事力の差だ。核を保有すべきだ。2年で持てる」とうそぶくのは都民の代表である。狂気の沙汰である。
日本国憲法のもとで、平和と安全を確保することが目的のはずの政治家が、隣国との対立・対決をあおっている。そうした番組編成がまかり通るこのテレビ局に愕然とするばかりである。「南京大虐殺は幻」とわめくような面々で制作される番組など、過去の民放にはなかった。過去を歪曲するような右翼が番組を占拠する事態など想定出来なかった。
財界右翼の台頭を物語っている。経済が潰れてくると、危機をあおり軍事利権で生き延びようとの財閥の思惑が透けて見えてくるのだが、民衆はここが理解できない。フジテレビの番組司会者は、続いて中国人の土地買収・不動産買い取りに怒りをみなぎらせるのである。偏狭な愛国心・民族主義そのものである。隣人を「悪しき人たち」と決めつけているのである。
思いやり予算には沈黙
なんともおかしな名前の米軍支援予算で知られる「思いやり予算」であるが、もはやそのためのお金はない。それでいて、この内閣は従来通りそっくり予算化するというのである。子供や孫たちの借金である。ひどい政治であろうか。日本人なら腹が立つ。ところが右翼の面々・防衛族から廃止論は出ない。野党からさえも?これが議会で紛糾することなどない。不思議な日本政治なのだ。
そもそも、この予算は米国の財政悪化を利用した軍事利権である。土建利権に傾倒していた金丸信という政治家というよりも政治屋が防衛庁長官に就任して実現した。「アメリカが困っているのだから日本が助けるのは当然のことだ」などという他愛ない屁理屈で予算化した。大した論争も起きなかった。健全野党不在の永田町の悪しき実績が、今も尾を引いている。政権交代しても変化が起きない。
理由は外交権を握る菅官内閣、大臣は政経塾の防衛族の前原だからである。ワシントンと連携する霞が関の言い分が貫かれるからである。それこそ無駄の最たるものである。松下政経塾内閣を露呈している。官僚と財閥・政経塾の操り人形である菅直人には手出しも出来ない分野である。これこそが亡国への総理大臣として歴史にその名を刻まれるのではないだろうか。
余談だが、この思いやり予算は、金丸利権として知られるようになる。正確には防衛族の仲間内で、というべきだろう。そのころ、長官経験の有力防衛族のベテラン秘書が「金丸はスコップで金をすくい上げている。すごい」と筆者に打ち明けてくれたものだ。金丸が、親類の竹下登を中曽根後継総理大臣にした原動力となったものだろう。「中曽根もその恩恵を受けた」と証言したのは松野頼三である。
中曽根の平和戦略研なる策略機関のことだった。93年に金丸は、東京・永田町の日本で最初の億円マンション内の事務所(俳優・長谷川一夫経営の料亭長谷川の跡地)に保管してあった金の延べ棒が捜査員によって発見された。筆者はそのことをアメリカ取材旅行中に知った。案内役の通訳がニューヨークタイムズに掲載してあった小さな記事を教えてくれたからである。現在、この利権を誰が継承しているのか。前原なのか?
日米安保は有害無益
まともな外交官であれば、日米安保はいらない。不要だ。野田英二郎の指摘の通りである。勇気ある元外交官は筆者の知る限り、小泉のイラク戦争支持に反対して辞任した天木という人物と野田の二人である。日米安保を利用することで、ワシントンのネオコンは東アジアに緊張をまき散らして軍事利権による血税収奪を続けてゆく。油断すると戦争も起きかねない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK98掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。