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昨日のブログ記事は、検察会議座長に千葉前法務大臣を起用することに対して今までの行動実績から不満であることを述べた。個人的な思いと考えていたが、日弁連の宇都宮会長から重大な懸念があるとの報道があった。
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検察検討会議座長に千葉前法相、日弁連が懸念 読売新聞 10月23日(土)0時59分配信
柳田法相は22日、大阪地検特捜部の証拠品改ざん・犯人隠避事件を受けて設置する第三者機関「検察の在り方検討会議」の座長に、前法相で弁護士の千葉景子氏(62)を起用すると発表した。法相は記者会見で「検察に厳しい考えを持っていることが基準。相当厳しくやっていただけるだろう」と期待感を示した。他の人選は今後、法務省政務三役と千葉氏で進める。一方、千葉氏の起用について、日本弁護士連合会は同日、無罪となった厚生労働省元局長・村木厚子さんの公判継続中に現職の法相だったとして、「第三者性が確保されるかどうか、重大な懸念がある」などとする会長声明を出した。千葉氏は1981年に弁護士登録。86年参院選で社会党から初当選し、2009年9月に法相に就任。今年7月の参院選で落選したが、9月まで民間人として法相を務めた。最終更新:10月23日(土)0時59分*****
日弁連会長がこのような懸念を言う事自体、尋常ではない。昨日のブログでは、千葉氏の実績の観点から実行力がないと述べたが、日弁連が述べたことを読んでいて、考えが甘いことを思い知らされた。まだ見方が甘かった。上記の郵便不正事件の村木氏裁判における改竄事件は、偶々内部の心ある同僚検事らの内々の話しが外に漏れて発覚したことと、裁判所のチェックも効いたことによる。
検察側はこのような改竄を知っておきながら、村木氏を有罪にする公判を続けていた。行政機関である検察庁を監督していたのは法務省である。そのトップは当時千葉大臣であった。当然最終的な全責任は千葉大臣にある。今回、検察を考える検討会では、検察庁の組織の在り方、その問題点などは当然議論されるが、司法の行政機関のトップとしての千葉大臣がその時どのような報告を受け、どのような行動を取ったのか、また法務省がどのような対応をしたのか、司法省の組織問題、課題も議論されなければならない。当然その責任問題にも話が及ぶかもしれない。
しかし、その会議を取り仕切る座長の千葉氏がその場にいたら、上記の事件の対応、課題、責任、司法省としての対応、問題などは、当然議論しずらいし、厳しい議論も出来ないだろう。むしろ、座長として、決してそういう議論に持っていくことはしないだろう。自分の責任なるような雰囲気、会議の流れにはしない。柳田大臣も法務省に火の粉がこないように千葉前大臣を当てたということが真相と思える。
結局、検察庁自体の狭い議論でお茶が濁される恐れがある。検察、法務省やその人事体制などの広い議論をする千歳一隅の機会を千葉氏がいることによって出来ない恐れが十分考えられる。逆に千葉氏を参考人として会議に出てもらわなければならないかもしれない。今回の一連の事件、不祥事に関する行政機関の最高責任者が当事者では話にならない。
民主党も、鳩山・小沢氏の昔の民主党ではなくなってしまった。こういう人権に絡む問題に一番敏感であったはずの民主党も菅内閣になって別物になってしまった。それはそうだろう、小沢氏の検察審査会のデタラメさを分かっていながら、声すらもあげない反小沢グループの議員は地に堕ちている。民主党もこのようなことをやっていてはおしまいである。
小沢さんが離党しないというので仕方なしに民主党の小沢さんを支持しているが、心ある民主党支持者の心は離れている。党内に第二野党がいるようなものである。24日の北海道の補欠選挙では、その結果が現れるであろう。特に代表選挙における議員の行動はそれぞれ見てしまった。次の総選挙が楽しみである。今日24日、上記の検察、検察審査会の不当性、違法性に抗議してデモが行われる予定である。以下のサイトを参照下さい。小沢一郎に日本を託す会ブログhttp://ichirokai.cocolog-nifty.com/blog/
自然発生的にこのような形でデモが組織されるのは、正に心ある人の中に醸成されていた個々の声なき声が、実際のまとまった声として世の中に生まれ出てきたからである。これからが本当の静かなる闘いである。
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