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れんだいこのカンテラ時評831 れんだいこ 2010/10/22 20:56
【小沢キード事件膠着打開のれんだいこ提案】
小沢キード事件の現段階を確認しておく。
2010.9.14日、民主党代表選の当日、東京第5検察審査会(検審)が「起訴議決」をしている。10.4日、なぜか公表が遅れ2週間も過ぎて後に発表された。既に4.27日に「起訴相当」議決が出されており、再度「起訴議決」が出されたことで、小沢どんは改正検察審査会法に基づき、東京地裁が指定する弁護士によって政治資金規正法違反(虚偽記入)で強制的に起訴されることになった。
10.15日、小沢弁護団は、東京第5検察審査会の起訴議決を違法無効として、国を相手に議決の取り消しや検察官役となる弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こした。10.18日、東京地裁は、「検察審査会は準司法的な機関であり、小沢氏側の主張の適否は行政訴訟ではなく刑事司法手続きの中で判断されるべきだ」として申し立てを却下した。小沢弁護団は東京高裁に即時抗告した。10.22日、東京高裁(西岡清一郎裁判長)は東京地裁決定を支持し、即時抗告を棄却する決定をした。
この間の10.21日、第二東京弁護士会が小沢氏を起訴する検察官役となる「指定弁護士」として、同会所属の大室俊三(61)、村本道夫(56)、山本健一(46)の3弁護士を東京地裁に推薦し、10.22日、東京地裁が選任した。この動きと並行して、国会の反小沢の雇われ勢力が与野党一致して、小沢どんに対する政治倫理審査会出席、証人喚問の二段構えで政治訴追せんとして策を弄している。これに対し、小沢どん側は、証人喚問や政治倫理審査会出席に関し「国会で決めた決定に従うが、事件は司法の場に移っている」として法廷での決着を目指す考えを示している。
この膠着を如何に打開すべきか。以下、れんだいこが策を授ける。
人民大衆は怒るべきである。高い税金払って養っている国会議員が本来の仕事である審議、質疑をせず、ひたすら小沢キード事件をフレームアップさせ政治遊びしている。小沢を責める者が順番に手前が責められるブザマな不祥事が相次いでいる。こうした政治遊びの裏で、国際金融資本帝国主義の対日アジェンダが粛々と進められている。景気は回復せず、と云うか国策不況を強いられ、中小零細企業の死の行進が続いている。そのうち日本が丸ごと安く売られるのではなかろうか。この道へ歩一歩誘われている気がしてならない。
人民大衆は怒らねばならないと思う。仮に60年安保闘争を領導した島―生田ラインの第一次ブントが再来したとすれば、唐牛委員長の笛の下、連日の国会包囲闘争で「政治遊び弾劾」の渦を創り出しているだろう。全共闘運動が健在なら国会解体を叫んで街頭武装闘争へ転じているかも知れない。これが、「検証学生運動」の著者れんだいこの見立てである。かっては、こういうヴィヴィッドな政治青春が有った。
もう一つ策を授けようと思う。小沢キード事件に並行して「郵政事件」、この捜査に関連して「前田、佐賀、大坪特捜検事イモヅル逮捕事件」が起こっている。この事件と小沢キード事件が妙に絡んでいる。歴史の摩訶不思議な立て合いだろう。「村木元局長逮捕起訴事件」を仕立てた大阪地検特捜部主任検事の前田検事が東京へ出張って小沢秘書を取り調べ、お得意の「検察ストーリー」で割り屋勤めしていただけではない。郵政事件で村木元局長を、小沢キード事件で小沢元民主党代表を嵌めようとしていた構図が全く一緒で同時期の流れであると云う意味で不即不離の関係になっている。
ここに真っ当な政治感覚が存在すれば、今国会が為すべきは、日共風の推定有罪論で小沢どんを政治倫理審査会責め、証人喚問責めで喧騒することではなかろう。仙石官房長官風の拙速の検事総長辞任論を説くことでもなかろう。ロッキード事件以来の検察の「法の番人の上からの法破り」を実態検証し、前代未聞の不祥事の歯止めをかけることに向かうべきであろう。つまり、検察捜査の在り方を廻る特別調査委員会の設置と審議質疑に向かうべきではなかろうか。小沢どん側は、受け身に廻るのではなく、正々堂々と検察捜査調査特別委員会の設置を求めて闘えば良い。こういう逆攻勢こそ必要な対応ではなかろうか。
この反撃にマスコミメディアがどう口をパクパクさせるのか聞いてみたい。谷垣自民党がどう出るのか見てみたい。市民主義を標榜する菅政権の舌を覗いてみたい。その対応いかんによって正義と邪悪がリトマス試験紙に掛けられ、忽ちのうちに露わになるであろう。
日共に対しては特別に申しておく。こたびの証人喚問論の論理論法で貴党の長年の患いである宮顕リンチ事件の解明の為に証人喚問に応じよ。これは党内問題では済まされない。れっきとした殺人犯を長年にわたって党の最高指導者として君臨させ、12年間にわたって国会議員にさせていた罪は大きい。君らの論理論法によれば、そういう疑いが掛けられただけで法的責任とは別の政治的道義的責任が伴う訳だろう。ならば、君らの言のままに応じたらどうだ。ウンとかスンとかヘイとか云うてみぃ。
2010.10.22日 れんだいこ拝
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