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2010年10月23日
此処まで来ると、菅直人民主党政権に期待する“何ものも残っていない”ことが判った。今さら、その理由を説明するまでもないだろう。(笑)
しかし、今回の検察不祥事に関する政府の第三者機関「検察の在り方検討会議」の座長に、ナナ何と! 千葉景子の起用が決まった。どうにもこうにも、あいた口がふさがらない! 一応、法知識ゼロの法務大臣柳田が発表こそしたが、決めたのは仙谷由人だろう。
臭いもの、怖いものに蓋をし続けた、失礼ながらオバサン。何が検討できると云うのか!現役時代にエルメス巻いてよちよち歩いていたオバサン弁護士に何が出来る?
しかし恥も外聞もない、不思議なオバサン弁護士だ。
普通のオバサンは、筆者もオジサンだから好感を持つが、この千葉と云うオバサン弁護士には悪意と疑念しかない。千葉景子が法務大臣として、検察行政を監督すべき立場にいたんだぞ! 歴然たる責任者なんだよ!そいつが検討会議の座長?気が狂っているとしか思えない。菅政権は狂っている!
筆者にとって、残念ながら民主党と云う政党は半分支持できない政党、否、否定すべき政党になっている。その否定度は自民党や他の野党より否定度が強いとも言える。こんなフラストレーションの塊りのような政党は嘗て見た記憶がない。
日中戦争の下地作りに勤しむ外務大臣、米軍と自衛隊制服組の考えに感銘同化している防衛大臣。権謀術策に長け、変節した元左翼で現在右翼の仙谷由人。米国と官僚大好きな幹事長、総理でいる事さえ保証されれば、後はどうでも良いと腹を括っている菅直人。
政治を官僚主導から政治主導に取り戻し(過去、日本の政治が政治主導になったのは田中角栄の時代だけかもしれない)「コンクリートから人」「国民の為の政治」「東アジア共同体構想」を原点にした民主党は完全に消えている。我々の政権交代時に選んだ小沢・鳩山の民主党はないのだ。もうこれは事実として受けとめるべき状況に至っている。 にも関わらず、政権交代時の政治理念を持つ小沢一郎、鳩山由紀夫他の民主党議員も菅・仙谷民主党と同じ政党なのである。この状況を、どのように判断すべきか、悩ましい難題である。
時間軸で考えると、来年の本予算前に菅政権が崩壊する確率は非常に高いだろう。しかし、それを確認してから動き出しても、時すでに遅しの感もある。 先の参議院選挙において、筆者は血眼になって親小沢立候補者を探し、及ばずながら応援もした。しかし、殆どが徒労だった。もう二度と同じ政党内の議員の色分けなど、バカバカしくてやっていられない。
菅民主党政権がコケテ、小沢系民主党政権が出来ても、内部に菅、仙谷、前原、岡田、枝野等々を抱える場合、常に謀反に晒される。今の菅政権が最終的に小沢一郎の首に鈴をつける蛮勇がないのと同様の政治勢力構図を見るわけである。 こんな状況を長く続けるのは得策なのだろうか?
小沢一郎への、謂われなき難癖も百も承知だが、米国と官僚が作り上げた「邪魔者排除のシステム」に無理矢理引きずり込まれているのは事実だ。天地が逆転しても法廷闘争で有罪になる可能性はないだろう。しかし、小沢一郎は政治家であり、今まさに国家の為に政治の第一線で働いて貰わなければならない存在である。小沢自身が内閣総理大臣であることが理想だが、国民主権の為の政治主導政治が出来るのであれば、強力なバックボーンである政党政治でも良いのだと思う。
一瞬、野党になる事もあるだろうが、現民主党政権を見る限り、早晩見せかけのクリーン政治は終わりを告げる。開いたか、開かなかったさえも定かではない検察審査会の議決で強制起訴の手続きに入った以上、法廷は法廷、政治は政治と完璧に割切る必要が出てきている。特に、検察の強制捜査の結果で起訴となれば、今までの政治史における慣例も考慮に値するが、今回の存在不明 幻とさえ思われる素人11人衆とボケナス弁護士の「裁判が見てみたい!」と云うミーハー的感情論でも、起訴されると云う事実は重大だ。しかし、悪法もまた法なりの原則に従うしかないが、小沢の政治活動がその事で影響を受けることは、あってはならない。
逆に言うなら、これ以上小沢一郎が民主党における一兵卒政治の枠にとらわれる必要がなくなったと云う事である。 あまり現在の国会議員の矜持と云うものはあてにはならない。先ずは民主党内で構わないのだが、「中露アジア外交を考える会」なんてのを立ち上げ、菅内閣との違いを鮮明にしたらどうなのか?「TPPを慎重に考える会」と云うのが発足したが、渡部恒三が入っていたのではメッセージ性が乏しい。(笑)
正直、こんな嫌中外交に終始する前原のような明らかなCIAメッセンジャーが我が国の外務大臣でいる事自体、国益に反するわけだ。到底、今後の世界の勢力図を見据えた外交から日々遠ざかるだけである。
陸山会への入会者も日々増えている。心を強く持って貰いたい。勿論、離党なんて馬鹿げた事をする必要はない。別れる前にすることはある。問責決議、不信任案決議に場合によると賛成に回るくらいの恫喝が必要な時期だ。その為にも、本当に核となる曖昧ではない民主党内派閥を形成すべき時だ。勿論、新党結成含みの核である。皮肉だが反菅、反仙谷、反前原を糾合すればいいのだ。小沢・鳩山中心に200人前後は集めたいものだ。筆者は法廷では弘中弁護士の「名誉毀損訴訟」に拍手を送り応援歌を歌い、国会では躍動する政権交代時の民主党そのものの再構築を眺め、舌づつみを打ちたいものである。
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