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弘中惇一郎弁護士が小沢一郎弁護団の主任弁護士に決定したようで、誠にめでたい。弘中惇一郎弁護士と言えば、僕は、今年、佐藤優氏や村上正邦氏等が主宰する「吉野勉強会」で、立ち話程度だが、ちょっと話したことがある。最近は、「村木事件」の弁護や「鈴木宗男事件」の弁護などで、頻繁にマスコミにも登場する弁護士だが、僕にとって弘中惇一郎弁護士は、いわゆる「エイズ事件」において、今は保守系言論人として活躍するジャーナリスト桜井よしこ等の出鱈目な報道によって、スケープゴートとして社会的に抹殺されようとした帝京大学副学長「安部英医師」の弁護で活躍し、無罪を勝ち取った弁護士というイメージが強い。
いずれにしろ弘中惇一郎弁護士の登場によって、迷走に迷走を重ねてきた「小沢事件」も、新しい段階に入ったと言っていい。「小沢事件」を素朴に個人事件としてとらえ、「無罪」や「不起訴」を求めるだけの「ヤメ検弁護士」的な消極的弁護ではなく、「小沢事件」を、その政治的な背後関係を含めて、つまりマスコミを中心に、政治記者、ジャーナリスト、保守・右翼系政治活動家、そして検察、官僚、「検察審査会」メンバー等を含む「政治的謀略事件」としてとらえ、単なる無罪や不起訴を求めるだけでなく、反小沢勢力に対して、もっと積極的に「法廷闘争」という名の「権力闘争」を仕掛ける弁護活動へと変化していくことになろう。
**小沢氏主任弁護人に弘中氏=村木氏事件など担当(時事通信、2010/10/20-11:12)
資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、検察審査会の起訴議決を受けた小沢一郎民主党元代表側は20日までに、強制起訴された場合の主任弁護人に、弘中惇一郎弁護士を選任する方針を決めた。弘中弁護士は、9月に無罪判決が確定した村木厚子厚生労働省元局長の弁護人を務めたほか、「ロス疑惑」事件の故三浦和義氏や、薬害エイズ事件の故安部英・元帝京大副学長らを無罪に導いた。同月に実刑が確定した鈴木宗男前衆院議員の控訴審と上告審も担当していた**
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